工場をアップデートせよ!!トマト工業の改善活動について調べてみた。

さてみなさまこんにちは。

 

まぶちでございますよ。

 

本当に雪が多くて大変ですね。

 

さて、そんな我々トマト工業でございますが、

最近は工場から毎日カイゼン案が上がってきます。

 

本当に嬉しく思います。

 

改善というのはアップデートと捉えています。

 

たとえばスマホ。

 

このスマホが10年前の機種は今では使えないと思います。

これだけ時代の流れが早ければ、そこについていくことができなければ我々は終わるかもしれない。

 

という危機感を持っているのです。

 

変わらなければ終わる。

 

太古の時代とんでもなく巨大で強い恐竜であっても滅んでしまいました。

 

環境の変化に対応ができなかったからです。

 

であるなら、細かく環境に対して変化、改善していければ我々はずっと生き残っていける。

 

そういう理論なのです。

 

だからこそ、自分の職場は自分で変える。

 

ということでカイゼン案がどんどん出てくるのでしょう。

 

2月だけで月間50件の改善が出てきました。

 

本来であれば、公開すべきではないのですが、

我々関市のイマオコーポレーションさんが改善案を外部に公表しているのを参考に、

我々も日本の工場の改善活動の参考になれば。と思い、公表していきたいと思います。

 

ではスタート!!

 

工場改善

 

工場というのは工場の心臓であり、エネルギーを生み出す筋肉です。

つまりもっとも重要だということです。

 

ここの改善は最も重要であり、重要視しているのです。

 

 

このカッターは従来は別途棚の上においていました。

カッターではみ出たシートを都度切り取る必要があります。

 

しかし本来は一番手元に置きたいものです。

そのため収納棚を作る・・・・

 

のではなく、強力なネオジム磁石をグルーガンで棒に取り付け、それを機械に固定しています。

 

いちいちカッターを取りに行くという動線が必要なくなります。

 

作業者とすると楽に速く加工ができるようになりますよね。

 

ほとんどコストはかかってないですが、本当に良い改善だと思います。

 

 

ボードが流れてくるときに、ローラーにあたってしまうケースがよくありました。

 

そこでこのガイド板(中央の黒い板)をかませることにより、ローラーへの干渉を防ぐ。

 

という改善です。

 

事務所でふんぞり返っている私では絶対に発見できない改善です。

現場だからこそできるとてもよい改善ですね。

 

外国人実習生の子の改善です。

 

ちなみに彼は我社でもっとも器用で、なんでもこなしてしまいます。

 

畑もつくって料理も上手なのです。

 

ダイバーフリーと叫ばれていますが、いろんな立場の人が自由に案を出し合える。

それは社長だけでなく、社員それぞれが個性を尊重しているからできることだと思います。

 

コストなんかかけなくてもできるんだ!!

というところを見せてくれる素晴らしい改善です。

 

つぎに整理系です。

ここは改善のキモですね。

 

改善のサツマイモ。

 

①探す②詰まる③迷う④異音⑤戻す。

すべて改善に繋がります。

 

サンプルボードなのですが、以前はおもちゃ箱みたいな収納で、そこからごちゃごちゃ探していました。

 

しかし探す≒無駄なので、探さない方向性を模索すると、こういったジャストサイズ収納に行き着きます。

 

これであれば、残量が見える化されているので、何が足りないかがすぐに分かります。

 

細かい点を言えば、カラーラベルがあるので、さらに識別が容易になっています。

 

動作改善の5の型

【色の呼吸】です。

 

色分けすることにより動作を楽にします。

たとえば、信号機がすべて黒で、

進、止、注

とあったら、停止線だいぶ前から立ち止まって目を凝らさないといけません。

 

しかし青赤黄になっているため、秒速で通過することができるのです。

 

判断にかかる時間と労力が改善省略されます。

 

専用治具改善

とっちらかるシートをたてて入れる棚を自作しています。

 

工具棚

 

我々は大手企業ではない、田舎の中小企業です。

 

だからこそ、知恵で大きな企業と戦っていかなければならないことをみなわかっているのだとおもいます。

 

オイルは、特にそうで、違ったものを入れたら機械が即死します。

 

そのため絶対に間違えないような工夫が必要になります。

カラーで色分けすることにより絶対に間違えない仕組みを作っております。

 

では次に事務所の改善に行きたいと思います。

 

オフィスの改善

 

 

①クラウドスキャン化

スキャンを今までプリンターで行なっていました。それを紙で出してPDF化して・・・・

しかし今はクラウドにそのままアップロードすることにより、紙を一切使わずにスキャンして送ることに成功しています。

 

②弥生販売のPCFAX化

弥生会計・販売というソフトを使っているのですが、今まで見積書を印刷して、それをFAXなりPDFメールしておりました。

しかし今は一旦メーラーを立ち上げてそのままコピーして送ることにより紙でだしたりという操作が一切なくなりました。

 

見積もり書を印刷してPDF化する時間を削減してお客様に速く見積もりを出せるようになりました。

 

③プリンター改善

送り状などを印刷するプリンターが何台もあります。

プリンターは事務所に5台もあります。そのうち3台は同じ機種なので、どこの場所かわからなくなります。

そのためプリンターに色をぬり、名前も変更しているので、ブラックプリンターとか、ブループリンターという識別で印刷をかけることができます。

 

④パソコンスペック

ITEXPERTさんの協力のもと、

パソコンはすべてSSD化しています。

モニタはワイドの27インチ大型モニタです。

 

⑤ロボット掃除機

事務所、カフェ、実習室にはロボット掃除機がおいてあり、就業期限の19時をすぎると動き出します。

つまりロボットが【これからは掃除の時間だ。かえりなさい。】と教えてくれるというわけです。

 

また床拭きロボットもあり、工場の3台とあわせて6台のロボット掃除機が動いているという計算になります。

マキタのロボット掃除機は3台あり、うち2台はジャンク品を修理して使っています。

 

営業サイドの改善

 

最後に営業サイドの改善です。

 

①Googleスプレッドシート改善

現在エクセルやワードのように、自分のCドライブに入ってしまうデータを殆ど使っておりません。

その代わりGoogleスプレッドシートなどクラウド共有型の仕組みに移行しています。

 

一部ではありますが、営業とお客様をスプレッドシートでむすび、在庫量をリアルタイムに把握する。

という動きも始まっています。

 

②自動計算シートの実装

こちらもITEXPERTさんと協力し、自動計算シート化を進めています。

営業が見積もりをするのですが、定形業務はすべて自動化を前提にすすめています。

 

③社内計算改善シート

Googleスプレッドシート、エクセルの関数などを使って自動で計算できる仕組みがすすんでいます。

こちらも担当自ら関数を駆使して制作しているのです。

 

 

 

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