工場の加工・NC切削編
工場では、いままさにCNCマシニングセンター、NCルーターによる
切削加工が行われております。
最近珪藻土のバスマットが大変よく動いており、
いままでは他の業者さんがやっていたようですが、弊社に幾つか案件が舞い込んできて、
加工量が激増しています。
通常の珪藻土配合バスマットボードの他、
基材はmoissモイスバスマット、珪藻土やさしい壁バスマットなどが一般的です。
受注量が多いのですが、外注先がありません。
なぜかと申しますと、
機械が故障するからです。
まず一点は、集塵の問題。
通常加工機械には、集塵設備と呼ばれる集じん機がついており、加工しながら切削粉を吸い取っています。
それを集中的に袋なりにいれていくわけですが、
その袋が”不燃”になってしまうのです。
さてもう一つ、
機械の故障ですが、
ある一定の不燃基材(ここは企業秘密)を使用した切削ですと、
集じん機、機械のベアリング中に切削粉が舞いこみ、ベアリングを焼ききるケースが頻発します。
またNC加工機などでは、ボールねじ
というネジが切ってありますが、
通常NC機械で加工した際に、
ここに切削粉が舞いこみ、シャフト軸がへし折れたという事件も聞いております。
機械側のシャフト軸が折れれば、メーカーまで機械を持込み、解体して軸を付け替え、
NC側の再設定、ポストの再設定など大変な労力と時間とお金がかかることになります。
そのため、この辺りは、自社にて対応するケースと、予め機械側に機構を仕込んでおくケースの2パターンがあります。
トマト工業では、自社対応と機械側両方で対応しております。
それでも通常の機械よりは耐用年数を大幅に短く設定しておく必要があります。