奥深いシートの世界

さてみなさまこんにちは

まぶちでございますよ。

今日はシートの世界の話をしたいと思います。

昨今のシートについては大きく進化してきています。

大きく分けて2種類あります。

紙系と樹脂系です。

①紙系

普通紙23g/㎡の秤量の紙をベースとした原紙

最も安価なシート・プリント合板等に使用されます。

強化紙30g/㎡の秤量の紙をベースとした原紙

強化紙グレードでもいろんな種類があるのですが、表面の凹凸感をだしている日本グラビア工業製のシート

がとても良いです。

理由は3つ

・表面の模様に対し物理的凹凸をつける同調エンボスによりよりリアルに見えること

・表層の質感が素晴らしいこと。どちらかと言うと本来の木目よりも彩度を上げてくっきりとしあげてある印象です。

フォトショップで画像を加工したりしますが、あんなイメージです。

・コストパフォーマンス・樹脂シートと比較して圧倒的にコスト面でメリットがあります。

②樹脂系

樹脂系は大きくオレフィンシートと塩ビシートに大別されます。

オレフィンと塩ビの違いは、工場での製作レベルの話になりますが、

塩ビは温度変化に敏感です。

逆にいえば、温度をかければ自由に変形しやすいといえます。

オレフィンシートは処分がしやすいというメリットがあります。

現在は脱エンビの時代のためオレフィンシートが主流になってきています。

具体的な商品名で行きますと

オレフィンシートは

大日本印刷DNP社のサフマーレ

凸版印刷社の101エコシート

に大別されます。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20201021_095642-1024x768.jpg

日本グラビア工業社のラポールもありますが、

サフマーレ、101は機能重視

ラポールは美観重視

といった位置づけになります。

トマト工業では全種ラミネートの実績があります。

凸版社の101エコシートは質感に定評は有りましたが、DNPサフマーレと比べると

傷が若干つきやすい点がありました。

ただ、スマートナノというテクノロジーで2018年から高機能化されており

耐擦性も大幅にあがってきているようです。

順次対応品番がふえていくようです。


デメリットとしてはコストが割高になることです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 20201021_095610-1024x768.jpg

トマト工業では、

ラミネート加工(シートをボードに貼る加工)

マキ込み加工(シートを側面に巻き込む加工)

枠材加工(3次元形状にシートを巻き込む加工)
が可能になります。


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