同時5軸加工による製造の高度化を実現しました。
さてみなさまこんにちは。
まぶちでございますよ。
今日は、最近の工場の様子をすこし。
今月の25日にソフトピアジャパンさんの先進事例発表会があり、20名を超える来社があります。
本当に感謝です。
また、27日には関まつりにてワークショップ開催をしますので、その件も告知したいと思います。
ぜひぜひ来てみてください。
こんなような指輪を創ることができます。
関夏まつり限定企画なので
ぜひぜひ来てね‐❢❢
同時5軸加工
Fusion360で製図した3Dデータをもとに、
3次元同時5軸制御加工で切り出しています。
機械はこちら
ちなみに、説明すると建材業界の
該当国産建材機械で世界初となる、
先端点制御タイプ2および傾斜面制御
を両方つかった同時5軸加工を実現しています。
多くの建材加工機は、先端点制御タイプ1を使ってるのですが、
我々の加工機は新しい制御方式である先端点制御タイプ2と傾斜面制御を使って、
制御点をFANUCの制御機の方で論理演算を行い加工を行っています。
メリットとしては、
①工具の先端点を座標値に変換しながらリアルタイムに加工するので、切削面が非常に滑らかになる。
②先端点で制御するので、複数の機械を増やした場合の汎用性の高さを持ちます。
木工業界の風潮の中では、高度な加工は
海外機
で行う。
という風潮があるなか、それに風穴を開ける取り組みです。
私からのPJチームへの要求は
①建材国産機械としてはおそらく日本で始めての取り組みであるこのPJを成功させてほしい。
②従来、今までは先端点制御タイプ1を固定、同時ともに適用していたが、汎用性と拡張性を考慮して欲しい。
③今後だれでも使いこなせるようになるため、知見をブラックボックス化せず、共有してほしい。
という超絶ハードな要求にもかかわらず、実現してもらったことがとても嬉しく思います。
今回のケースには、特に機械メーカーシンクス社もガッツリ協業していただき、
工場内に実機をいれていただいたうえで、プロジェクトチームを結成しました。
納入からおよそ1年7ヶ月もかかりましたが、実現でき嬉しく思います。
大型同時5軸切削加工の実現
超大型の被削材の切削が可能となります。
ワークサイズは3,060mm×1,600mmです。
機械厚最大寸法は400mm厚になります。
建材加工機としてインペラの加工もでき、大型のプロペラの切削なども理論上はできるようになりました。
まさにチームとしての実施がとても嬉しく思うところです。