北アルプス山麓グランフォンド2018その2晴れやかな青空

◎当日

朝は14時55分おき。
起きるのが遅れれば、3人とも白馬に観光にきただけになっちゃうわけじゃあないですか。
というわけで余裕をもってアラーム攻撃。
朝起きると用意してあった着替えに秒速に着替えて用意完了。
ペンションブライトホーンさんには前日からこそっと抜け出しますよ。
とつたえていたので
そのまま外出。
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真っ暗な白馬村を車で駆け抜けていきます。
青木湖をとおり中綱湖の辺りに鹿島槍スキー場があります。
この頂上が鹿島槍スポーツビレッジ。
標高は1,000m近いんではないかな。
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前日受付時には長男のみここを登ってましたが、20分かかっったようです。
朝4時にここが封鎖されるので、なんとか間に合いました。
真っ暗闇の中徐々に人が集まってきてます。
参加人数はおよそ750人❢❢❢
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白馬の人口が8000人ですので、
約1割。
すごいですねぇ・・・
やがて開会式がはじまり大町市長の挨拶後、順番にスタートがはじまります。
我がチームセキサイ150組は2列目からスタートしていきます。
3人とも走力は全く問題ないと思います。
その後、N山さん、おかりんさん、Y子さんチーム
ここも120kmです。
120kmで山岳2400というのは、相当な強度です。
よくいく東濃のグランフォンドがこのくらいですが、3日くらい疲労が残るタイプの感じです。
さて、100kmと続きいよいよ我々の番。
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◎今回のテーマ
兄弟というものは面白いものでございます。
兄の方が圧倒的に恵まれていることが多いんですが、
どうも弟に嫉妬してしまうことがあります。

弟がちょっかいをだすと・・・・

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コラーーーーーーッツ❢❢❢

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お兄ちゃんだからといって我慢させられたり
厳しく育てられたりと。
弟が生まれたことによって父母の愛情が分散してしまう。
これなんか特にそうですよね。
で小さい弟をいじめてしまう。
そんな感じなんです。
ウチも例外ではなく、本当にいっつも喧嘩して弟が泣かされてしまうんですよね。
弟に優しくしなさい。
とは言うんですが、言ってきくならなんの苦労も無いと思います。
ということで今回は

2人で協力して

困難なグランフォンドを完走させよう。
そういう目的なんですよね。
兄弟二人仲良く完走できるのでしょうか?
◎いざスタート。
さて、前半は急激な坂があり、ここを降りねばなりません。
この急坂を安全に降りること。
これが序盤の課題です。
これが大変。
ブレーキを力いっぱい握りしめて降りていきます。
”気をつけろよー”
兄が弟にアドバイスをします。
その昔郡上の下りで脚はなし運転し、大転倒したことが体験として残っているのです。
途中なんどか止まって手を冷やし、進んでいきます。

ほうほうの体で、鹿島槍スキー場まで降りてくると、ここからは栂池公園の手前まの平坦区間が続きます。

ほぼ平坦のないこのロングライドにおいて最初のみが平坦区間といえるでしょう。
約15km平坦区間がつづきます。
◎平坦区間

最初は快調に飛ばしていきます。時速は20km/hくらいでしょうか?
飛ばしすぎると危険ということで抑えようと声をかけましたが、本人曰く行けるということで
先へ進みます。
はじめての頃は後ろから見てるとギアの変速だけで十分速くなるということが言えそうです。
ギアは7段。練習で4段が一番平地巡航で速度が出ることがわかっています。
最初出走前に77km走ったことがある!?聞かれてないです。
と答えましたが、
ハマイチの68km,洞戸往復60kmと距離だけは順調に踏んできています。
これらで、平地巡航に適したギア比をきちんと教えてあります。
まずは順調。
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下りはギアを上げて、上りはギアを下げて。
下りギア≒4速以上
平坦≒4速
上り≒1速
こういう取り決めをしました。
こんな当たり前のことですが、これができていると脚を節約できます。
それでも右側から120、150kmクラスに出る猛者たちが追い抜いていきます。

”頑張れよっ❢❢❢”

”頑張れっ❢❢❢”

”いいぞっ❢❢❢”

みんなが声を掛けてくれるので、ペダルもかつてないほど快調に回っています。
なかには無言で左手をグッとにぎって
頑張れよの合図をしてくれる方も。
回すぞ❢❢❢ゴールをめざして❢❢❢
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◎最初の上り区間
さて、白馬スキー場を超えると、栂池高原までの上り区間があります。
標高差50m
最初のD級山岳ですが、途中までいって足付き。
そこから乗り直してダンシング。
軽量を活かしたダンシングが一番のストロングポイントかな。
2015の大会ではここがメインだったわけですが、
現在の70kmコースではここはもはや前菜と言えるレベルになっています。
問題は後半の山岳地。
ここまでに脚を残しておくことが重要です。
獲得標高は全部で1,300mもあります。
もしここで躓くようなら、リタイヤするしかない。
そう思ってましたが、一番軽いギアをくるっくると回していく快調な滑り出し。
途中に2回ほど脚をつきましたが、気力はバッチリです。
かつて無い山岳で体力をつかって高原の上まで。
ここからは大橋を通って栂池高原まで。
標高差50mのD級山岳
 
懐かしい栂池の高原です。
巨大なスキー場の麓に宿場街がひろがっています。
ここではそばで補給。

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◎下り区間

栂池高原からは一転して下り区間に入ります。
標高を下げていく格好になります。
ここからは白馬の絶景がひろがっています。
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橋の下には棚田がひろがっています。

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天空の大橋を進んでいきます。
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雲が多く、白馬三山は見えませんでしたが、高原地特有の乾いた風がここちよいです。
気温はおよそ25-6度かな。
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白馬に降りてくると雄大な山岳が姿をあらわします。

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橋からの絶景。

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微妙に距離を取りながら平坦地を進んでいきます。

この平和な時間はやがて山岳地に入ることで一変することになるのですが・・・

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3人で喋りながら進んでいきます。
ホント男が3人よるとしょうもない話しかしませんが、
それでも大切な家族の時間がとれることに感謝しなければなりませんね。
白馬の高原地帯を抜けると左折ゾーンがあり、ここからが山岳地。

◎山岳地へ
今年は、嶺方峠の方に入っていく必要があるのです。
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その前にエイドポイントがあります。
ここでブルーベリーとバナナをいただきました。
シャリシャリのブルーベリーですっかりハイテンションに。 IMG_20180722_084056.jpg IMG_20180722_084121_1.jpg 
頭から水かぶってねというタンクとヒシャクがおいてありましたので
子供とじゃんけんで勝ったら相手に水を掛けられるというゲームでキャッキャと。
(小学生か❢❢❢)
◎本格的な山岳地
今度のエイドはちゃっちゃと済ませます。
我々の後には、70km最後のチームが控えており、回収される恐怖があるからです。
さて、栂池前の峠が小峠に見えるほどの山岳地に入っていきます。
標高差220mの峠
200mを超えるC級山岳は我々中濃でも市町村境にあるようなかなり大型の峠です。
これを自力で登っていかなければならないのです。
多分子供にとっては初の本格的な山岳でかなり面食らったと思います。
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しかし弱音は吐かない。
弱音を受け止めてくれる母親はいないからです。
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勾配がきつくなるとダンシングで。
ひとふみひとふみが確実に峠の頂上へと向かっていくことになります。
最初のエイドで、我々の後に最終の伴走車が来ているということで
余裕はありませんが、自転車を押すこともなく一歩一歩確実に頂上に向かっています。
それぞれ平坦地では喋りながら進んでいましたが、いつしか自分自身と向き合い
ペダルを回すことに集中するようになりました。
 
何個つづらをこえたでしょうか。
それでもほうほうの体でなんとか頂上まで。
ここから美麻エイドポイントまですすむことになります。
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いよいよ山麓グランフォンドも後半戦へ。
無事完走できるのでしょうか?


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