冠山チャレンジ・サイクリングその4
●アタック開始
12時21分
冠山峠から山頂を目指します。
補給時間がもったいないので、細ポッキーとAWを飲みながら歩いていきます。
(AWいうな❢❢)
※注:AW、AngelWater
序盤はマッターホルンをみながら尾根を登ったり下ったりします。
とにかくアップダウンが多い。
本来の標高差は250m程度なのですが、アップダウンがあるため累積標高差が380mとまぁまぁな登山となります。
特に最後は、岩盤をロープを使ってよじ登る必要があり、これがこの山が人気の理由の一つとなります。
中盤に入ると、湿地がでてきて、足を沼田に取られてしまいました。
しまった。
随所に泥があります。
どうも軽量ウォーキングシューズは靴のソールが柔らかすぎるので、たわんだり変形したりするので、登山には向いてない感じがします。
くるぶしの痛みによりあまり硬いソールシューズを履けないので、この柔らかいシューズを使用しているのです。
中盤は尾根をあるくのですが、若干同じような場所をひたすら登ったり降りたり。
自然の踏み台昇降運動みたいな感じですね。
終盤に入ると、草原が姿を表し、そこから右手に反たつ壁が見えてきます。
垂直やん・・・
これが最後の上りか。
このマッターホルン北壁、
いや、もう
アイガー北壁
(いや、ただの冠山だから、バカッツ❢❢)
岩盤をよじ登る特徴的なルート、ロープを引き絞りながら上にあがっていきます。
登山家にとってはなんてことないと思いますが、
我々ド素人の普通のおっさん、
もといちょっと変なおっさん、
いやもとい、
だいぶやばいおっさんからすると、
垂直に近いです。
ロープを手にして、岩盤に貼り付くように体を上におしあげていきます。
冠山に登ろうとしたきっかけは、登山家、山野井泰史さんのノンフィクション凍を読んだからです。
それはもう、頭の中のイメージでは、スパイダーマンのように登っていくんです。
しかし私はド素人の一般ピープルです。
スパイダーというより
ヤモリのように
といえばわかりやすいでしょうか。
ロープを引き絞りながら、すべる靴で登っていきます。
岩盤地帯を超えるとすぐに頂上尾根です。
そこからついに頂上まで
ヤッター—-っ❢❢
ついに来た。
チャリで来た。
ついに頂上です。
やったーーー❢❢
吹き抜ける風が、体を冷やしてくれます。
というか寒いくらい・・・
はるか向こうに、徳山のダム湖が見えます。
あそこから来たのだと思うとともに、
本来あそこにあるべき村々からは
冠山の頂上が見えていたのかもしれないな。とも思いました。
周りに人がいたので、ヤッホーは自粛しておきました。
きた方向をパチリ。
山肌に刈り上げの跡のような道がついているのが見えます。道の終端から登ってきたことになります。
滞在時間はおよそ3分・・・・・
今度は帰りが不安になってきます。
14時には冠山峠に戻りたい。
なにしろ帰りも家まで80kmあるのですから。
しかしもう二度とこないと思うと感慨深いものがあり、冠平には行かなければならない。
そう思いました。
いま来た岩盤を急いでおり、冠平とよばれる場所に行くことにしました。
●冠平
冠山の切り立った崖の下には、冠平とよばれる、特徴的な草原があります。
これが冠山名物、冠平
笹をかきわけ、冠平に。
笹の草原を超えて冠平に到着❢❢
草原で鮭おにぎりをかじります。
もう少したつと笹が青々とするのかなぁ・・・・
福井県側にも峠道がついているのがわかります。
鮭おにぎりを急いでかじりながら、撮影をしますが
やっぱり早く来るべきだったよなぁ・・・
と反省をします。
あまり寝坊しないたちなのですが、今回は大きく反省。
帰りは転げ落ちるようにして帰ってまいりました。
というか若干転げたかも・・・
冠山に戻ってきました。
山頂の雲はすっかり取れております。
予定通り、14時少し前
どうも軽量ウォーキングシューズがダメになったっぽいですが、まぁしょうがないです。
穴が2つも空いてしまいました。
ウォーキングシューズの声が聞こえてきそうです。
マブサン、ワシ、ウォーキングシューズとばい❢
なんで、そがんこつ山とか自転車ばっかりのると❢?
なんでそんなきつかことば、せなならんと??
なんでって、そりゃ登山もひろか意味ではウォーキングばい。
人生もひろい意味ではウォーキング。
なんつってワハハ。
遠慮せんぎよか、笑うとこばい。
(あほかこのひと・・・)
マブさん、ウォーキングいうんは、きれいなアスファルトば散歩するもんやなかと?
ちょっとそこまでティファニーでも買ってきますわ・オホホ。言うていくもんやなかと、
なんで、岩のぼると、泥の方行くと?沼田にハマると?
しかたなかたいね。こいばっかいはしかたなか。
もうカルビーのポテチが年々すくなくなるごた、しょんなか。
社会保険料が年々あがるごた、しょんなか。
わし、こがんことのために生まれてきたんやなかよ❢❢
もっと優雅な生活がしたかとばい。
銀座でお散歩がしたか。栄であるきたか。岐阜の高島屋の上でフルーツパーラーが食べたか。
なんで冠山の上で泥水すすって、山登りしよっと?ワケワカランと❢❢
マブサンと一緒やったら、そのうち泥田にはまるとばい、肥溜めにハマるとばい❢❢
バカタレ—-っつ❢❢
なんばいうよっとか❢❢
こがん景色ば、みれて幸せやなかか❢❢
太か穴のあいてばり涼しかやろっ❢❢
というようなやりとりがあり・・・・
とまぁ早い話、靴がダメになったようです・・・
(アホか❢❢)
冠山峠でも休憩できたのですが、今回とにかく時間との戦い。
さてさて、自転車の下りも安心できません。
がれ場があり、石爆弾にヒットすれば、帰れなくなる恐れもあるのです。
当然圏外です。
麓の方には道が川になってる場所や
雪渓もありました。ほぼ6月なのに雪て・・・・
徳山ダムに帰ってくるとホッとしましたよね・・・・
帰りは追い風もあり、ビューんと星のふる里ふじはしまで
足は終わるも、追い風と獲得した標高を消費することでなんとか進みます。
いつ来ても気持ちがいい道の駅ですね。
スーパーロングライドでは、ドーナツなど普段食べられないギルティな食材も食べれるのが嬉しいですよね。
揚げ物を食べると、罪悪感が半端ないんですが、こういうときはとても良い。
このセット180円はちょっと価格がバグっております。
美味しいなぁ・・・・。
ここから谷汲まで行き、そこから山県を通り田んぼの道をとおって帰ります。
体が動かないのですが、無意識でペダルを回しているような感覚です。
【こういう無意識の時に、人間って超効率的な動きをするんよね。ものの本によると・・・
どれどれ】
といってサイクルコンピューターを見ると
ペダリング効率38%❢
なんかの間違いやね、そう間違い。もう一度みてみようかな。今度がホント、さっきはウソ。
ペダリング効率37%❢❢
やっぱり、ペダリングドブ川ヌートリアやバカッ❢❢
しかし、何年かぶりにスーパーロングライドができ、そして自分の限界に挑戦することができとても幸せな一日でした。
家にもどってきたのが18時。
無事家に戻ってくることができました。
構想2年に渡る、冠山チャレンジ冒険サイクリング
CCC
無事クリアできてホッとしています❢
家に帰って
嫁さんに今日あった話をすると、
【元気おじさん(笑)】
という称号をいただきました。
そんな称号何個あってもいいですからね❢❢
また行きたいか。
言われたら秒速で
ノーセンキューですがね。
最後までご覧いただきありがとうございました。
173km獲得標高2,200m
無事ご帰宅 何よりです。
僕は冠山頂上も冠平も踏んでないのであっ晴れですね。
冠山峠から福井県側は岐阜県側のたおやかなロードに比べて
荒々しい岩肌の急傾斜ロードです。こちらから登るのはかなり
覚悟が必要だと思います。マブさん是非チャレンジして
【とてつもない元気おじさん】称号をゲットしてください。
いつかセキサイでも冠山峠ツアー出来ると良いですね。
恥ずかしながら帰ってまいりました❢❢
冠山自体セキサイメンバーから教えていただいたので、とても良かったです❢❢
元祖【セキサイの調査兵団長】ことKataokaさんから貴重なご意見をいただきました❢❢
福井県側冠山峠・・・・まさかとは思いますが、白鳥側とかから回り込むんですが・・・・(笑)御冗談ですよね・・・・??
【荒々しい】【急斜面】【かなりの覚悟】もう私のような同じく調査兵団体質だとホント
行きたくなってしまいますよね❢
冠山峠ツアー・・・・
ブルブルブル・・・(恐)です。頂上でみんなで補水できたら嬉しいですよね❢❢❢
早くいきたいなーーーーっ❢❢