フレキシブルボード切削加工について
さてみなさまこんにちは
まぶちでございます。
今日はフレキシブルボードの切削加工について
長年、フレキシブルボードの切削加工はできないとされてきました。
フレキシブルボードは簡単にいうと、セメントボードです。
中臣鎌足(なかとみのかまたり。)
セメントの塊。
(いや、なかとみのかまたりなに????いる??)
加工できなかったのは、刃がすぐにダメになること、機械への影響が甚大なこと、切削粉の問題があったからです。
しかしトマト工業ではついにその壁を打ち破り、特殊なルータービットとチップソーをつかうことにより、
切削を実現しています。
◎フレキシブルボードの特性
フレキシブルボードは、セメント板であり、比重およそ1.6の超硬質ボードです。
合板の約3倍の重さというとわかりやすいとおもいます。
そのため非常に切削が難しく、かつセメントがLMガイド、ボールねじ、シリンダーなどに付着するので切削が厳しかったのですが、
それを加工しています。
巨大なブロックの塊を切削
超精密かと言われるとそうでは有りませんが、もともと素材自体が僅かに伸縮するのでそれほど大きな誤差にはならないと考えております。
どうしても工具が負けて逃げてしまうケースがあります。硬い方をさけて柔らかい方に逃げる傾向があります。
刃物はダイヤモンド工具により切削をしています。
ダイヤモンドは硬質ですが、非常に脆いという特性をもちます。
これはクッキーとグミをみるとわかりやすいのですが、クッキーはグミより硬いですが、割れやすいです。
そのため硬さ≒折れ強さではないということになります。
ダイヤモンドの刃物は、お菓子でたとえるとクッキーのような硬い刃物ですが、
刃物の角度、粉の逃げ、回転数、侵入速度などを工夫することにより加工をしているということになります。
アルミなどの切削に有孔なハイス鋼ではたった一回の切削で刃物が使えなくなります。
こちらは外周加工品
ウォータージェットで加工することもありますが、含水率が変わってしまったり、
膨張で寸法変化ができたりしてしまうためできれば切削したいところ。
最近はこの他にも
ケイ酸カルシウム板の溝加工
額縁の加工も行っております。
留め付け加工です。
ドア、額縁加工です。単純に見えますが、とても高度な加工です。
角の45°がきちんとあっていないと、ズレが出てしまいます。
高精度な加工が必要になります。
トマト工業の仕事はほぼオーダーに近く、一件一件工夫しながら加工していくような業態になります。
その分できたときはとても嬉しいのです。
こうして仕事をいただけるのがとても嬉しいです。
今日もお客さんとスタッフに感謝の毎日です。
フレキシブルボード厚み、4mm又は5mmを以下の寸法にカットして頂く事は可能でしょうか?
844mmX859mm、数量24枚です。
出来るようでしたら、お見積り願います。
いつもお世話になりありがとうございます。
カットは可能です。
トマト工業HPまたは、mabo@frpsozai.com
までメールいただければすぐにお見積りが可能です。
よろしくお願い致します。