ド田舎ロケット24
マーケティングによる製品づくり。
我々は最初、橋本くんによるアンケートを取りました。
それによると
1.清潔感
2.開放感
3.快適性
があげられ、細かいものを総合すると
1.清潔感
2.開放感
3.快適性
4.掃除のしやすさ
5.選択性
という5つの切り口で他の商品と全く違ったアプローチをしよう。
そう思いました。
ここは2人とも全く同じ目線で物事を考えていました。
全くブレることなく同じ方向を向く。
そんな感覚はいまだかつてありませんでした。
しかしこの頃から会社で欠員がでて、かつ受注量が増えてきました。
そのため私の方は現場に半分くらい入って作業をせねばならなくなりました。
ここが中小企業の辛いところです。
最も張り付いて作業していたとしてもアイデアがでるとは限らないので、バックグラウンドで頭にのこしつつ作業をしていく。
そんな日々がつづきました。
○外壁の選択
外壁はサイディング等も検討しましたが、リブのついたガルバリウム鋼板にしたいと橋本くんが言いました。
ロールフォーミングという製法でつくるガルバリウム鋼板ですが、現板の方で機能性を付与してありました。
ホワイト系は超親水性といい、水との親和性が高く、油汚れを雨で落としてくれる素材です。
ブラック系は夏場などを想定し、遮熱型ということになりました。
リブ高は高く非常に高級感がある外壁です。
コスト面を考えもう少しリブ高が低くても良いのでは。と思いましたが、実際に壁が張られていくとその高級感が際立ってきました。
ここまで変わるのか。
そう感心しました。
設計主任者の橋本くんの選択は間違ってはいない。そう確信しました。
”とんでもなくかっこいいな❢”
そういうと
橋本くんも満足げでした。
細かい問題は多々内包していましたが、とにもかくにもその全体像がはっきりと現れてきて我々の目指す方向性がはっきりと形に見えてきました。
会社のだれもがこの先確実に良い方向性にすすんでいく。
そう感じていました。
そうこのときまでは・・・