ド田舎ロケット11

11.製品を開発するということ


作成した図面にもとづき、工場の機械での
土台の切り出しが始まりました。

DSC_1181.jpg

製作に関しては
設計図⇒製作⇒評価⇒改善
というサイクルを回します。

製作後製品が出来上がって初めてイメージできることも多くなってきます。


橋本くんの日報
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昨日は、5月25日に貼り合わせした土台の切り出しを行いました!
自分が作成したcadデータ(坂井さんの修正が入りましたが)でNCマシーン(自動で指定したサイズで切ってくれるマシン)に打ち込み土台を加工しました。

SR(シャワールーム)の土台は全て18本で向きは同じ向きでCADは作成してありますが、
全て同じ向きだと踏んだ時に倒れやすくなるのではないか。という意見が坂井さんからありました。
ものすごく、嬉しかったです。
僕がやっていることはどっちかというと僕と社長でやるという前提でいたので
実際、あのようにご提案してくださったのでとても嬉しか ったですね。

それを踏まえ、いらない合板に本物そっくりに土台の穴を掘って床の試作品を作成しました。
土台を板にはめたら頑丈にはなりますが、念には念をするために土台の位置を交互にする必要があると思いました。
 また、土台は100mmあるのですが、そのぶん下が見えてしまうということもわかりました。土台は木製なので雨が侵入してしまうと腐ってくる恐れがあります。ゼット金具が77mm下がるので実質23mm空いてしまいます。

昨日、わかったことは
①土台位置を交互にする
②土台で23mm分空いてしまう
ということです。
月曜日はそこの部分を決めてゆきたいと思います。

【今日の成果】
・ SR床部分の図面図作成
・屋根部分図面完成
・土台の作成

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◎試作を苦にしない企業

トマト工業では、あまり知られていませんが、
試作を1マイからでもやっております。

そもそもロットという概念がない会社ですので、小口注文が多いのですが、
それを苦にしない、当たり前にしたこと。が我々の特徴です。

お客さんが申し訳なさそうに、
”一枚なんですが・・・”
と言われるのを聞くと本当にこちらに連絡がきてよかったなぁ・・・
と思います。

これこそが我々の存在意義であり中小企業の強みなのです。


このベースがあったればこそ、橋本くんの試作開発が上手く回転したのだと思います。最優先事項であること。
会社に小ロット開発の文化があること。
これが大事だと思います。

それにもう一つ大事なのは、

橋本くんと社内とのコミュニケーションです。

ここが上手く行ってないと、脚を引っ張ってやろうとまでは行かないまでも
後回しにされたりしてしまいます。

スピードが重要視される中小企業において
このスピード感の欠如こそもっとも忌むべき無駄の要素になるでしょう。



◎試作品

試作品が実際に形になる。

できて初めてわかることがあります。

完璧に脳内シミュレーションしたとしてもいつまでたっても後工程で改善が入ります。精度を高める事はできますが。

百シミュレーションは一試作にしかず。


ここでもいくつか気づきと改修点がでてきたようです。

日報に対するフィードバック
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今回の気付きは、チームワークですね。
それぞれの専門家から協力をえられたということです。

チームワークの重要性がでたのではないでしょうか。

また今回、定期モニタリングですが、前回の中間研修のフィードバックを行いました。

概ねの変更はありませんが、
平均的な成長というよりは、専門的深掘りの重要性という考え方について学びました。

確かに、短期なのでできることは限られています。
今後はあまり細かいことは詰めずにやっていきたいと思いました。

軸がぶれてはいけないので微修正はしますが、今の調子で進んでいきましょう。

す でに成功のイメージができてきています!!!
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インターン生を入れた目的は既存の社内の活性化という問題もあります。
水槽でもずっと同じ水だとよどんでしまうこともあります。


この水槽の水を絶えず流していくこと。

これがこのプロジェクトの大事な一面であるといえるでしょう。


この橋本くんがかき混ぜた水は少しづつではありますが
会社の方向性を指し示していくようです。



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