きりん が出来上がりました!!3D切削 大型造形品
皆様こんにちは~ 総務の西部です。
最近、やっと涼しくなってきましたね。
これからの紅葉が楽しみです。
大型の切削加工品
トマト工業では1品ものの大型の切削加工品の製作を得意としております。
あまりお伝えする機会がなかったのですが、
卒業制作や美術工芸品、デザイン建築、オーガニック建築用建材
を高度な切削技術で簡単に具体化できますよ。
動物や、会社、イベントのキャラクターなどを製作可能です。
かなり低コストで製作が可能なので、ぜひ営業にお問い合わせくださいね。
メールはこちら:mabo@frpsozai.com
今日は、待望の「きりん」が出来上がりましたので、そちらをお見せしたいと思います。
大人の身長くらいあります。
かわいいですね♡
後ろ姿は、こんな感じです。
実は、これ試作品のようで、本番はまた後からのようです。
一体本番はどんな感じになるんでしょうかね??
この製作には多くの工程が入っています。
若いエンジニアの知見と技術を御覧ください。
①データ
まずはデータづくり。
データは、fusion360という3Dの技術を使って設計されてます。
※後援:公益法人ソフトピアジャパンさん
本来はもっとディテールに凝ることも全然できるのですが、安定性や、切削可能性を見越して、少しデフォルメされています。
このデータは0から作ってますので、たとえばポンチ絵や手書き絵などから、
図面を作成、CADにデータを落とすことができます。
CADデータというのは点座標情報をもったデータです。
②3Dプリンタ
つぎに3Dプリンタで設計して、直立性や安定性をみています。
fusionの3DデータをSTLというポリゴン形状に落として、そこから、3Dプリンタで再現しています。
せっかくできたのに、自立できなかったりするともったいないですよね。
なので、大きく作る前に、こうして事前に試作品を小さく作って後から起こりうるエラーを回避できます。
トマト工業は3Dプリンタの活用では、日本でもトップクラスの実績があります。
設計者にきくと、こうした自然形状(オーガニック)設計ができる会社、
かつこれを切削、研磨、貼合と合わせてできる会社は殆どない。
ということです。だから高速、低コストでできるんですね。
③部品図展開
ここからは、切削用のONECNCにて、設計製図面を製作していきます。
大きい塊から削るのではなく、小さいボードから削ってつなぐ手法のため、低コストでできるのです。
※後援:NCソフト社さん
3Dデータを分割して、ボードの加工データ(NCデータ)に変換。
50mmのボードに割り当てて切削していきます。
輪切りにしたデータを最後に組み合わせて組み立てを行います。
切削は、不燃建材業界で初となる、先端点制御タイプ2を利用した高度切削です。
④プレ切削
現在完成前のプレ切削で、キリンの造形をもとに、切削加工しています。
切削は、先端点制御タイプ2という最新鋭の加工技術を駆使し、
それを同時5軸加工機で加工しています。
後援:シンクス株式会社さん
いくつかのパーツに分けて製作し、特殊な接着剤によって貼合しています。
実は、トマト工業のもつ、同時5軸加工技術、異種材設計技術と貼合技術、研磨技術が合わさってできているんですね❢
5軸が出来るようになり、こんな形も簡単に作れるようになりました。
これから、色々広がっていくことになります。
また、トマト工業にて採用された方は、実地でこれらの技術を体験習得できます。
これからが楽しみです!!
では、また紹介します!!