FRPの接着、FRP専用接着剤、フレンズアクセルグリップってどんな接着剤?

みなさまこんにちは、FRP素材屋さんです。

 

今日は新商品、ついに新商品をアップすることができて本当に嬉しく想います。

 

FRP接着剤について

いままで要望の多かったFRP接着剤がついにでました。

FRP専用接着剤【フレンズアクセルグリップ (300g)】2液タイプ FRP補修 耐水性 微弾性 高性能 変性シリコーン樹脂系

FRP専用接着剤、自社オリジナルのフレンズアクセルグリップです。

商品はこちら→

FRPと金属、プラスチック(PPなど一部を除く)、木材、カーボン製品などをくっつけるための専用接着剤です。

 

なぜ2液タイプなの?

 

で、この商品なのですが、

FRP専用接着剤【フレンズアクセルグリップ (300g)】2液タイプ FRP補修 耐水性 微弾性 高性能 変性シリコーン樹脂系

AとBの2液タイプなんです。

 

2液というと、ぐるぐるカクハンしないといけないので嫌がられるんですが、

ちょっとまってください。

 

2液には実はとんでもないメリットが含まれているんです。

 

①高性能

まず、2液混合型というのは、AとBを化学的に混合させて、ガチッと結合できます。

つまり、性能を上げるのが容易ということなんです。

化学的にガチッと硬化させることができるんですよね。

物性が高いものは2液タイプが多いのもそのためです。

 

②保存がきく。

1液タイプの接着剤は、溶剤が揮発する揮発型や、

空気中の湿気と反応する、湿気反応硬化型が多いのです。

 

しかし、揮発型だと容器内で硬化してしまうことがあったりします。

また保管方法によって使えなかったりするんですよね。

瞬間接着剤などは、少量づつしか使えませんよね。

 

一方で、湿気反応硬化型はどうか。

これは、湿気の多いところでは、勝手に硬化を初めてしまったりすることがあります。

特に使い続けて空気量が多くなってくると、内部で勝手に反応を始めてしまったりするんですよね。

よく口元がガチガチに固まって、中の方はやわらかい。

みたいなケースがありますが、こういうことです。

 

2液は手をつなぐ相手が別の部屋にあるので、保存性がいいんですよね。

 

③施工によるブレがでにくい。

2液反応硬化型は混ぜるのをちゃんとやれば、非常に品質が安定します。

湿気反応硬化型は湿度が低い冬場などは硬化不良を起こしたりするので、性能がでやすいんです。

 

なぜ2液か。

 

今回は、もう少し深ぼってみましょう。

 

FRPというのは、湿気を一切通しません。

ゆえに水槽などによく利用されるんですが、

接着後は空気の循環もありません。

 

もし1液溶剤型接着剤をここに入れてしまったら、溶剤の逃げ場がなくなり、フクレにつながったりします。

一方で、1液湿気反応硬化型については、接着後の湿気供給がないので、

いつまでたっても内部が固まらないという中華まん状態になります。

 

しかし2液反応硬化型であれば、貼合時にすでに硬化条件が揃っているので、内部から硬化ができる。

というメカニズムになります。

 

性能

 

この商品は、かなり接着性能が高いです。

といいますのは、性質が変性シリコン系であり、かつエポキシ系であることからです。

エポキシというのは硬化前後で体積がほとんど変わりません。

たとえば1液酢酸ビニル系接着剤(木工ボンド)だと、固形量が40%くらいなので、60%の溶剤(水)は消えてなくなってしまいます。

当然体積も少なくなりますよね。

 

耐水性付与

 

一般的には、2液型のほうが耐水性が高い物が多いです。

たとえば1液で水分揮発型の接着剤であれば、そこにまた外部から水が入ってきたら

ふやけてしまいますよね。

2液同士ガチッと硬化させることで、高い耐水性を付与できます。

 

耐候性など

 

耐候性というのは、光おもに紫外線への耐力を示します。

 

紫外線のパワーというのは非常に強く、これで結合が分解されることで、物質が劣化します。

学校の壁を触ると、真っ白な粉が手につきますよね。

太陽光で分解された塗料が粉になってるわけです。

 

しかし2液でガチッと硬化させることで、結合力を高めやすいのです。

 

体積がすくなくなると何が問題か。

体積が少なくなるということは、体積が縮むということで変形するということと同義です。

これは接着層両側に対し、力を与える。ということになります。

 

それはボード同士の接着であればソリにつながります。

 

また、内部に残留応力が働き続けることになります。

 

水分の問題

 

また1液酢酸ビニル系であれば

接着剤中の溶剤分が60%もどこかに飛ぶということは、材料が水分を吸収する

ということになります。

 

これがまたソリにつながったり、意図せぬ動きを与えてしまったりするのです。

 

 

変性シリコンの特性

 

変性シリコンは、シリコンを変性(改良)したものです。

硬化後伸び性を有します。

たとえば、ガッチガチのクッキーと、グミであればどちらが割れやすいか。

 

硬いのはクッキーですが、割れやすいのも圧倒的にクッキーだと想います。

 

硬さというのは脆さにもつながり、微弾性というのは、ハガレに対し非常に強く働くということが言えます。

 

以上の観点から、2液のFRP専用接着剤がいかに高性能であるかがすこしわかっていただけたのではないかと想います。

 

ぜひぜひ、アクセルグリップ、検討して見てね!!

FRP専用接着剤【フレンズアクセルグリップ (300g)】2液タイプ FRP補修 耐水性 微弾性 高性能 変性シリコーン樹脂系

フレンズアクセルグリップはこちら

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)