FRP材同士の接合はどのようにしたら良いですか?
Q:馬渕さんご無沙汰しております。
前回の水槽はとてもうまくいきました。
ありがとうございます。
最近電話が繋がらないですね。
FRP同士の接合方法について教えて下さい。
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
ご無沙汰しております。
上手く行ってとてもうれしく思います。
多分腕が良いのでしょうね。
電話の件は申し訳ありません。
日中は電話ラッシュで、かつ専門的な部類に入るので1件1件が長時間になりがちです。
そのためご了承ください。
さて、接合方法についてですが、
1.ビスで留める方法
2.リベットで留める方法
3.ボルトで留める方法
4.接着剤で留める方法
が一般的かと思います。
1.ビス止め
まずいちばん一般的なビスで留める方法ですが、これはFRP自体にビスは効きづらいので、
下地に木下地を入れそこにビスをきかす方法が取られます。
木下地をFRPでカバリングすれば尚良いかと思います。
2.リベット止
リベットどめもFRPでは一般的です。特に重宝するのが、裏側に手が届かない部分などに接合したい場合です。
両方にリベット径より0.1-0.2mm大きめの穴を開けておき、リベットを差し入れます。
リベッターで芯を引き抜くと裏側が膨らんで抜けなくなります。
非常に強固で両材同士をきっちりと固定できます。
裏面が確認できない場所に大変効果的です。
3.ボルトで固定する方法
ボルトドメの利点は一番強固に接着できる点です。
さらに取り外しが自由にできる点があり、こうした点から非常にメリットが多い方法になります。
4.接着剤で留める方法
FRPの接着において大事な点というのは、実は接着力の問題ではなく、溶剤の揮発の問題です。
例えば木工ボンドのように水分が揮発して接着するような材の場合、木のように水分が移行する場所が必要です。
しかしFRPの場合、吸水性がないため水分の揮発が進まず、接着しません。
これは溶剤系接着剤においても言えることで、したがって2液反応硬化型が使われます。
しかし2液反応硬化型接着剤は取扱が大変です。
その為簡易的な接着であれば他のものでも代用出来る可能性が高いです。
よろしくお願い致します。
FRP素材屋さん
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