4.リバーテーブルの作り方ResinRiverTable

ResinRiverTable
いわゆるRRTの作り方ですが、進捗が遅くなり大変申し訳ありません。
外国の資料を参考にしてカスタマイズしているので
翻訳に時間がかかっております。
大変申し訳ありません。
今後すこしづつアップしていきます。
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また日中は問い合わせが多すぎるので、電話応対ができないことが多くなってきました。
電話だとクリエイティブな仕事を中断しなければならなくなりますので、
できれば一度この【FRP素材屋さんの日記】をご覧いただき、メールにて質問をいただければ大変助かります。
mabo@frpsozai.com
夜確認しておりますので、そこから返信いたします。
基本的に12時間以内には返答しておりますが、返ってこない場合再度ご連絡ください。
購入品で緊急の使用方法等あれば遠慮なく電話ください。最優先させていただいております。

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さて、前回準備が終わりました。
今度は材料の準備に入ります。
○木材の準備
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木材ですが、四方を綺麗にカットする必要があります。
マルノコでは難しいので材木屋さんか、購入された銘木店さん、木工屋さんにもちこんでカットしてください。
ここが綺麗にできていることが前提です。
○ポイント
例えば塗装工事であれば、【塗る】作業に力をいれがちですが、全く違います。
プロは前工程に力を注ぎます。マスキングであったり養生であったり。
今回のRiverTableで言えば、この前段階が大事になります。
ここは重要です。
◎木材は正確にカットすること
木材の樹皮については綺麗にはがしてください。
意匠で残すのはかまいませんが、剥離の原因になりますので、通常はきちんと剥がします。
また樹皮にはヤニ分が付いていたりします。
これを綺麗にはがし取ります。
◎なぜ綺麗にはがしたりする必要があるのか?
樹皮の意匠を残したいという意見もいただきます。
ではなぜ綺麗に剥がしたりする必要があるのか?ということですが、
木材ではなく樹皮に樹脂が密着した場合、荷重がかかると樹皮のラインでクリア樹脂が剥がれてしまうためです。
そのため木材本体に強力に接地しているということが重要なのです。
Tableの中心からサイドに向かって別れていますが、荷重によってはここが割れてしまいます。
そのため綺麗に取る事、そしてサンディングすることが重要になります。
60番くらいの荒手のペーパーでよく磨いてください。
密着という点でいきますとプライマーシーラーを塗ったらという意見もありますが、
ウレタン系のプライマーは、太陽光で激しく黄変するので適していません。
また工数はかかりますが、プライマーによる密着力よりも研磨による密着力の方がはるかに高い密着性を持ちます。
※プライマーによる密着よりも研磨による密着の方が圧倒的に性能は高くなります。
優秀な職人ほどFRPの防水工事において研磨作業に力を入れるのはこのためです。
ただし樹脂の粘性にあっていない研磨は逆効果になりますので注意してください。
水飴のような粘性の樹脂に対して、100番、240番等の細かい番手で入ると、凹凸の凹部に樹脂が入り込まずかえって接地面が少なくなってしまいます。
この場合荷重がかかると点接着のため滑ってしまうことがあります。
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樹脂の粘性にあった研磨番手を使えば、剥離方向の垂直荷重だけでなく、水平方向の荷重にも耐えられるようになります。
そのためきちんと研磨することが重要になります。
また樹体の脆弱部についてはきちんと剥ぎ取るようにしてください。
理由は先に述べたとおりです。
エッジが細かい部分等は気泡が入りやすいので、ならすようにしてください。
また研磨粉については密着を妨げます。
イメージとしては、板の上に砂をばらまいてセロテープで貼ってみてください。
下地の板には接着しません。
このように粉体は密着の敵になりますので、必ず掃除機等で除去してください。
まとめ
・板を正確にカットすること
・樹皮を剥がすこと
・研磨ペーパーを当ててよく研磨すること
・脆弱部をこそぎ落とすこと
・エッジを立たせないこと
・エアホールをつぶすこと
・粉をきちんと掃除すること
が重要になります。

 

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