透明度を保つカラーは?
いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
今日は透明度をたもつためのカラーについてお話します。
着色と言ってもいろんなパターンがあり、ただ単に色をつけたいのか、
あるいは透明度をたもったまま色をつけたいのか?でカラーが変わってきます。
また、艶あり、マットについてもお話をしたいと思います。
顔料と染料
透明度をたもったまま色をつけたい。
宝石のような色をつけたい場合は、フレンズジュエルカラーが適しています。
なるべく透明度の高い透明系樹脂と相性が良いですね。
こちらがフレンズジュエルカラーです。
色の配合で色んなカラーが実現できます。
ただし白などはできません。
染料系≒透明度を保ったまま色がつく ジュエルカラー
一方で隠蔽型の色をつけたい場合があります。
透明ではないカラーと言えますが、こちらは顔料系トナーを入れます。
こちらは色の粒を樹脂の中に放り込むイメージです。
こうすると、透明度が下がった色付けが可能です。
こちらはポリトナーというカテゴリになります。
顔料系≒透明度が下がる着色 ポリトナー
https://www.frpsozai.com/shopbrand/ct39/
マットと艶あり
マットカラーはつや消しといえます。光沢は表層の凹凸に依存するので、表層がつるつるしている、ツヤあり。
表層が凹凸→マットカラーとなります。
マットカラーは表層に微細な凹凸をつけることで光を乱反射し、ツヤをけす方向性の塗装方法です。
そのため塗料というよりは表層の処理といったほうが正しいです。
塗料でマット感を出したい場合は、マットカラーの塗料をチョイスするという方法や表面の処理を変える、下地を凹凸にする。
といった方法になります。
よろしくお願い致します。