硬化後の樹脂の上に樹脂を重ねて塗る際 研磨はしないとダメだと思うのですが、 重ね塗り大丈夫な条件とダメな条件はざっくりどういった条件になりますか?重ね塗り 積層

Q:

硬化後の樹脂の上に樹脂を重ねて塗る際 研磨はしないとダメだと思うのですが、 重ね塗り大丈夫な条件とダメな条件はざっくりどういった条件になりますか?重ね塗り 積層


A:

研磨なしで密着する条件
1.下地がノンパラの場合(着色ノンパラ樹脂であるゲルコートも同じ。)
2.下地が弱インパラ樹脂の場合
防水樹脂がこのカテゴリです。

研磨ありで密着する条件
1.下地がインパラの場合(着色インパラ樹脂であるトップコートも同じ。)
2.下地がインパラ樹脂の場合
3.その他塗料の場合※ただし樹脂中のスチレンで溶けないもの。
4.通常のポリエステル樹脂
5.時間がたったノンパラ樹脂
※空気中のホコリ等を広い、層を形成することがありますので、それを除去する必要があります。
たとえば、セロテープを裏返して小麦粉をまぶしたら、粘着層は遮断されます。
6.通常のエポキシ樹脂
7.異なる種類のポリエステル樹脂
なしでも行ける可能性がありますが、保証ができないのであえてこのカテゴリに入ってます。

研磨しても密着しない。
1.シリコンシーリング(内部の可塑剤(柔軟剤みたいなもの)が重ね塗り層を汚染して硬化不良をおこします。)
ノンブリードタイプ変性シリコン、ウレタンシーリングを除く。
シリコンシーリング☓
変性シリコン▲
変性シリコン(ノンブリード)○
ポリウレタン○
2.水分を含むもの。
長期に渡っては密着を維持出来ないことがあります。
3.表層が脆弱なもの。
さきほどの小麦粉の例が相関でおこりえます。
また、密着層の下で層間破壊が起こります。
4.アルカリ等が強いもの。
反発して剥離することがあります。
また、アルカリ性で相関のマトリクスが破壊され、剥離することがあります。
5.樹脂中のスチレンで溶解してしまうもの。
接着層が脆弱になり、剥離します。

 

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