屋上のFRP防水ですが、カチオンの上にシーラーは必要ですか?

Q:屋上のFRP防水の工程ですが、カチオンシーラーの上にウレタンシーラーは必要ですか?
A:いつもお世話になりありがとうございます。
FRP素材屋さん馬渕です。
塗られたカチオンシーラーが当店のものでなければ申し訳ありませんが、解答はしかねます。
今回一般論として解答をいたします。
凹凸が激しい屋上などの防水では、ダイレクトにFRP防水をかけるより
カチオン系の下地調整材で平滑にしてからの方がトータルメリットが出るケースが多いです。
FRP素材屋さんですと
カチコテSPまたはカチオンシーラーで樹脂ノロを作って施工していきます。
カチコテSPであれば水と混ぜるだけなのでカンタンに樹脂ノロができます。
凹凸があまりにも激しい場合、
樹脂モルタルにします。
モルタルとノロの違いは
樹脂ノロ=水+混和剤(カチオン)+セメント
樹脂モルタル=水+混和剤(カチオン)+セメント+砂
コンクリート=水+混和剤(カチオン)+セメント+砂+砂利
という違いになります。
当然ノロよりはモルタルの方が強度が出ます。

【カチコテSP 20kg】お手軽防水下地調整剤
販売価格  5,184円
税別価格  4,800円
【シリコンシーラント用カートリッジガン 1本】詰まり止め・ノズルカッター付き
【シリコンシーラント用カートリッジガン 1本】詰まり止め・ノズルカッター付き
販売価格  671円                                                税別価格  610

つぎにウレタンシーラーですが、
きちんと含水率が適正であればシーラーをなくすケースもありますが、
ウレタンシーラーを施工したほうが良いです。
ただ、実務上はウレタンシーラーをやる場合があります。
これはノロの水分が上がってこないようにするためです。
また、セメント等のアルカリ分の”き出”を抑えることもできます。
またノロ全体を樹脂シーラーで堅めることもできます。
注意点としてはウレタンシーラーをアセトンで希釈して塗っていく方法です。
添加量としてはウレタンに対して15%以内です。
塗布量は源液ベースで0.2kg/㎡ですが、現場に応じて塗布量を変える必要があります。
※ここでは一般論として解答しています。
薄める理由としては、樹脂ノロの場合、塗布量が少なく場合によってはウレタンシーラーの粘着によってローラー施工中にノロが取れてしまうことがあるためです。

現場現場で変わってきますので、施工に関する件についてはお問い合わせください。

どうぞよろしくお願い致します。
FRP素材屋さん 馬渕 

屋上のFRP防水ですが、カチオンの上にシーラーは必要ですか?”へ2件のコメント

  1. 斉藤雄大 より:

    FRPの上に下地材を塗りたいのですがFRPに可能なカチオン等で仕様な下地材はありますか?カチオンシーラとかだと仕様を避けてと記載されてました。

  2. rpxfn670 より:

    FRPに可能なカチオン等で仕様な下地材
    というのが理解ができません。

    どのような状態か解説をいただけると解答ができると思います。

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