基準塗布量に対して樹脂が多いと問題がありますか?

Q:いつもありがとうございます。
樹脂が余るので、余分に塗ろうと思います。

標準の塗布量があると思いますが、ここから外れた場合、特にたくさん樹脂を塗るとどんな不具合がありますか?

FRP樹脂
FRPの主材料とも言えるポリエステル樹脂カテゴリです。
機能性樹脂
機能を付与した様々な樹脂のカテゴリです。


A:FRP素材屋さん馬渕です。

樹脂が多いと”樹脂リッチ”と言ったりしますが、この場合の不具合点を説明いたします。

まずガラスマットと樹脂の違いですが、

ガラスマットは硬化前と硬化後でも体積は変わりません。

しかしながら樹脂は硬化後6-8%程度収縮することがあります。

従いまして、FRPに占める樹脂比率が多くなるとFRP全体の収縮も大きいということになり、反りにつながります。

ポイント1
反りにつながる。

さらに、体積収縮量が多くなりますので、製品に部分的な収縮がでます。
つまり、ヒケにつながります。
(凹状態)

ポイント2
ヒケにつながる。

また樹脂が多くのっていると内部樹脂の硬化熱の逃げ場がなくなり、
急速に温度が上がります。

そうすると変色するケースもあり、結果的にFRPの物性が出ない可能性もあります。

ポイント3
強度など、物性が低下することがある。

というわけで基本的に殆どが悪い方向性に行きます。

逆に良い方向性としては
耐アルカリ、耐紫外線などの状況下では、樹脂層が暑いほうが耐久性は高まる。

ポイント1
表層の耐久性が高くなる。

またガラスマットの凹凸が目立ちにくくなります。

ポイント2
ガラスマットの凹凸などが目立ちにくくなる。

といった可能性が考えられます。

いずれにしても全体としてはあまり良い方向性には行かないので基準を守ることを基本としてください。

どうぞよろしくお願い致します。

FRP素材屋さん馬渕
 

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