カーボン製のブーメランをつくりたい
Q:商品がとどきました。
今回は樹脂のみ購入しましたが、貼り紙に「添加剤0.5% 硬化剤添加前に樹脂に混合」
とありますが、この添加剤は8%ナフテン酸コバルトでいいでしょうか?
それとも必要ないでしょうか? 教えて下さい。
※競技用のカーボン製ブーメランを試行錯誤しながら作り始めました。
作り方を外国の選手から教わっています。
外国の選手が 使っている樹脂はゲルコート、エポキシという表現だけで
細部はわかりません。日本で手に入るこの種の樹脂で最適のものが
ほしいのですが、アドバイスを頂き、御社から購入したいと思います。
樹脂に求めるのは収縮・反りが望ましくはゼロ、できあがりのブーメランの
表面はあとで磨いたりするのではなく、型から取りだしたときにつるつるの
状態になっている。
よろしくお願いします。
A:いつもお世話になりありがとうございます。
○硬化剤のみで大丈夫です。
おそらく手持ちのパーメックなどがあるかと思いますが、
こちらで施工できるはずです。
○カーボン用樹脂について
カーボンの成型は実は2種類あり航空機などで使用されているのが
カーボンプリプレグというエポキシ樹脂含浸カーボンを型に貼り付けて
高温で焼成養生するものです。
これですとカーボンプリプレグの冷蔵設備や高温がまなどでとんでもないコストがか かります。
ただ性能がとてもよいです。
もう一つは硬化剤を入れてカーボンシートに流して脱泡するものです。
こちらであれば対応はできると思いますが、エポキシ樹脂の種類がとても多いので
あたりをつける必要があろうかと思います。
またエポキシですとロットが必要になります。
ブーメラン等の小物ですと
大ロット購入する事で鮮度が落ちるのは望ましいこととは言えないような気もします。
となると小ロットで出荷できる樹脂ですが、
収縮のみの話でしたら、超低収縮樹脂でも大丈夫です。
ポリエステル樹脂の中では 強度も高いです。
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そのため収縮反りが少ないという条件には適していると思います。
型形状は反転できれいにでるので、型の形状がつるつるであれば理論上つるつるになるはずです。
カーボン用クリア樹脂やクリアゲルコートを塗布してから
次工程に進むという方法もあります。
どうぞよろしくお願いいたします。
FRP素材屋さん馬渕