離型剤の使い分け、ボンリース、PVA、700‐NC、FRP-NC(ヘンケル)
離型剤の使い分けとFREKOTE製品の違い
1. ボンリース、PVA等の一般的な使い分け
https://www.frpsozai.com/shopbrand/ct40/
ボンリース/固形ワックス 液体では塗りにくい複雑な形状の型に適しています。FREKOTEより安価に済むため、コストを抑えたい場合に利用されます。液体ではないため、作業性が劣る場合があります。
PVA離型剤 安価で液体のため使いやすく、離型性に優れます。特に石膏型など、離型剤が乗りにくい型に染み込ませて利用されることもあります。製品や型にカスが残留するため、後処理が必要になることがあります。
FREKOTE 700-NC、FRP-NC
価格は高いですが、高い離型性能と耐久性を持つ高性能離型剤です。
メーカー非推奨の応用例
FREKOTE 700-NCを使用した後にボンリースを重ねて塗布することで、離型具合が向上したり、ゲルコートが弾かれる問題が緩和されるといった実使用例があります。
2. FREKOTE 700-NC と FRP-NC の製品の違いと状況
FREKOTE FRP-NC(ゲルコート用)
-
メーカー推奨用途: ゲルコートを使用する製品用です。
-
相性の問題: ゲルコートを弾く問題が改良されています。
FREKOTE 700-NC
-
メーカー推奨用途: ゲルコートを使用しない製品用です。
-
相性の問題: 離型剤成分によりゲルコートを弾いてしまうことがあります。
-
実使用例: メーカー推奨外ですが、ゲルコート製品や金型への使用例もあります。
容量と製品状況
-
どちらの製品も、弊社取り扱いは 3.78 L (1ガロン) が最大容量です。
700-NCの改良版、低臭タイプの770-NCもあります。


