発泡ウレタンの硬化後の体積、比重について

Q:発泡ウレタンで、T液とR液とありますが、どのように違いますか?

A:いつもお世話になりありがとうございます。

FRP素材屋さん馬渕です。

発泡ウレタンはポリウレタン主原料と硬化剤に分かれております。

R液が主原料
ポリオールになります。

T液が硬化剤
イソシアネートになります。

○特徴○

R液
ポリオール主材
液カラー:黄色っぽい色
液比重:約1.1
粘度:500mpa

P液(T液)
イソシアネート硬化剤
液カラー:黒色っぽい色
液比重:約1.2
粘度:300mpa

○物性○

クリームタイム(作業可能時間)
約20秒

ゲルタイム
約3分

硬化時間
約5分

発泡密度
30kg/立米
(30倍発泡)

体積が30倍程度になりますので、
1kgの場合は30リットル程度と計算してください。
厳密に言えば比重が重いので、30リットル弱となります。

より厳密に計算したい場合、

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

1kg÷約1.15(液体比重平均)×30倍≒26リットル

ただし、諸条件によって体積は変わります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

温度その他諸条件で倍率は変わってきます。
条件

1.気温が低いと発泡倍率が下がる。(小さくなる)

2.撹拌量が少ないと発泡倍率が下がる。(小さくなる)

3.形状がオープンだと発泡倍率が上がる。(大きくなる)

詳しくは下記の動画を御覧ください。

になります。

1対1でよくカクハンしてください。

発泡ウレタン

お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
どうぞよろしくお願い致します。

発泡ウレタン

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発泡ウレタンの硬化後の体積、比重について”へ4件のコメント

  1. 長さ2m
    幅60センチ
    厚み15センチ
    サーフボードの型枠に流したいと思っています。
    (市販のサーフボードのホームが入らなく自分で作ってみようと思いました)
    発泡面積が750mlに対し30倍とありますがその時点のホームの重さってドラくらいになりますか?

  2. rpxfn670 より:

    お問い合わせ頂き、ありがとうございます。

    ○長さ2m幅60センチ厚み15センチの場合○
    完成比重0.038程度だとすると、
    型枠が0.18m3となり、6.84kg程度だと推察されます。

    ○0.075mlの場合○
    完成比重0.038程度だとすると、
    0.075m3となり、2.85kg程度だと推察されます。

    諸条件によって大きく異なりますので、ご理解ください。
    よろしくお願い致します。

  3. ありがとうございます。

    参考になりました。

  4. suu より:

    発泡ウレタンが硬化したのち、温度の変化によって体積はどのくらい変化するのでしょうか。
    例えば、ウレタンを型に流すときの気温が15℃で、硬化させた後0℃に近い水に晒された場合、体積はどのくらい変化しますか。
    参考値で構いませんので温度による収縮率?をご教授いただけますでしょうか。

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