速硬化タイプの硬化剤と普通の硬化剤、どのくらい硬化スピードが違うの?
Q:FRP素材屋さんへ
速硬化の硬化剤と普通の硬化剤があると思いますが、硬化速度はどのくらいちがいますか?
A:FRP素材屋さん馬渕です。
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
それぞれ温度の違いにより大きくことなります。
ただし、目安が必要かと思いますので一般的な温度でお答えします。
※一般積層用樹脂を使用
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初冬の外気温時
外気温10℃ 硬化剤2%時
春、もしくは初冬の温度ですね。
ここでは粘性がアップして使えなくなる
ゲル化までのスピードを見ます。
通常の硬化剤では約24分のところ速硬化タイプですと21分
15%スピードがアップしてます。
初冬の外気温時は約15%速度アップ。
初夏・春秋の外気温時
次に
外気温25℃ 硬化剤1%時
初夏、春秋の温度ですね。
通常の硬化剤では約14分のところ速硬化タイプですと12.5分
12%スピードがアップしてます。
初夏は、12%スピードアップ。
12分は相当速いので、実務的には 10℃以下の場合に特に効果が顕著ですね。
というわけで、実務上は15%程度硬化速度がアップするというものになります。
厳冬期の外気温時
さらに速いタイプもあり、
こちらは
10℃、硬化剤2%条件下で10.5分
約28%硬化スピードがアップします。逆に25℃になると10.5分で硬化と実務的ではないので、
完全に厳冬期タイプと言えそうです。
厳冬期は約30%スピードアップ
こちらは厳冬期実務上、30%程度硬化速度がアップするというものになります。
ラインナップ通常在庫品は通常タイプですので、もし速硬化が欲しい方がお見えでしたら
店舗までお問い合わせください。
FRP素材屋さんあんしんサポート
メール:mabo@frpsozai.com