7.北アルプス山麓グランフォンド2017 そして感動のゴール❢❢
さて皆様
北アルプス山麓グランフォンドの続き。
小川村エイドからはポカポカランドエイドへ。
ここからはマビックのタイヤ交換をしなければなりません。
制限時間が迫っているため、
子供を先発させたいのですが、なかなか首を立てにふりません。
初めてで知らない道。
きっと不安なのでしょう。
しかし、サポートの方が子供を美麻エイドまで牽いていってくれるということで
先頭を牽いてもらいました。
タイヤ交換が完了し、
遅れをとりもどすべく260wでもりこぎすると、
先発隊は、美麻エイドにすでについていました。
ここではおにぎりに味噌をつけて食べられます。
地元の野菜も新鮮でとても美味しかったです。
ホントはゆっくりしたいですが、そうもいってられません。
まだまだ先は長い。
しかし
あと40km
無限とも思えた120km山岳コースですが、あと40km
なんとかようやくですが、ゴールが見えてきました。
○パンチのある峠○
しかしここからもパンチのある峠は続きます。
ここからさらに急坂を登っていきます。
いかに体重が軽いといえども、絶対的なパワーでは遥かに見劣りします。
他の120kmの一般走者と比べると圧倒的に力の差があります。
絶対に筋肉を使わないように、ペースを抑えてペースを抑えて
という合図を繰り返します。
乳酸閾値以下で走り続けること。
これがグランフォンド完走のための必須条件です。
パワーの増減確認、ケイデンス確認、コース取り、手信号、減速、信号・・・
先導者はやることがたくさんです。
○最後の直登○
ポカポカから美麻の直登は結構な斜度です。
約300mの登り
しかし、後続からサポートの方々がついてきてくださり、
しっかりと確実にまわしていきます。
自信と成長
最初の峰方峠を超えた自信は
この大会中にも彼を大きく成長をさせたのかもしれません。
頂上につくと美麻エイドがありました。
ここでは給水がうけられます。
やさしいお姉さんに労われ、休憩もそこそこにクイックエイド。
頑張ります。手を上げてお別れ。
ここもまた標高1,000m近いです。
寒い寒い。
ここから曽山給水所までは再度150m級の登り。
150mといえば長洞峠クラス。
中濃で言えば結構な峠です。
これらの峠が次から次へと襲ってきます。
しかし後ろからは超級の四頭筋をもつサポートライダーズさんにピッタリサポートしてもらいました。
標高差はありますが、
とんでもなくいいコースですね。
土砂降りでもわかりますよ。
体力かそれとも気力か。
そしてここまできたら後は体力というよりも気力です。
2,000の標高差そして体温を奪う雨、滑る路面、
しかし応援を受けて
回して回して行きます。
○曽山給水所へ○
ついに自力で頂上へ。
曽山給水所ではバナナをいただきます。
バナナ。
主食。ウホウホ
(なんだそれ❢❢)
大分あまっているようで、おやきもありました。
パンチが・・・
しかし3時起きで高原を雨に打たれ続けて走り続けてる
アラフォーのおっさんには
おやきのパンチ力は全盛期のマイク・タイソンなみですでに喉を通らない。
共闘
このあたりでクロスバイクの方と共闘をしていきます。
最後尾というのは、精神的に来るものがあります。
後ろから追い立てられるようなそんな気持ちです。
そのため共闘できる。
見知らぬ方でしたが、これが
どれだけ心強かったか・・・・
ありがとうございます。
素晴らしい棚田が眼下にひろがります。
大雨の中、
たった2人きりのグルペッドだったのがいつの間にか、
3人に、4人に、そして5人になっています。
サポートライダーの方と、オレンジジャージのサポートの方が前と後ろを先導してくれました。
護送船団方式。
しかし、そうは言っても、自分自身のエンジンしか前にすすめるものはありません。
大会サポートカー。
断続する登りでは心拍を削られ、そして下りでは握力を削られます。
そして後半の最高峰、大峰高原エイドの手前で分岐があります。
ボロボロになった地図では標高差はわかりませんでしたが、、、、
なんとサポートの方の服に勾配の絵が書いてある(笑)
まさかこんなに役に立つとはだれもが思わなかったでしょう。
ここまでで120kmコースの山岳は終わり。
このころには長かった
今回のライドを思い出していました。
今回のライドを思い出していました。
眼前に広がる高原、山岳が眼下に広がりました・・・・
峠を超えて眼下に広がる山村を見つけたときにはホッとしました・・・
終始サポートしてくれたMAVICカー
どれだけ心強かったことか。
そしてこの高原地帯で様々なドラマがありましたが、
応援、サポート、声援を受けて
ようやく超級がつらなる高原群を抜けることができました。
眼下に大町の市街が見えたときは、果てしない感動が押し寄せてきました・・・
○背負うのは○
ついに小4の子供の距離は100kmを超えて、過去の自分を超えた瞬間です。
背中に背負う、どろどろのセキサイが激闘を物語っていました。
大町に入って自販機で休憩をしていると再びサポートライダーさんとサポートカーが来ていただき、先導と後続を走っていただけました。
本当にありがとうございます。
そしていよいよ平坦地の最終チェックポイント、大町温泉郷です。
ここでは
ここでは150kmコースの方がちらほらと見えました。
ようかんとひやむぎをいただきました。
ありがとうございました。
○そして最後の峠へ○
目指すは最後の峠、
裏鹿島槍スポーツヴィレッジ峠を残すのみ❢❢
ここから少し行くと、大きな大杉が見えてきます。
この一本杉がヒルクライムの始まりを示す目印。
ここから徐々に勾配が上がっていきます。
猿のいる里を通り、
爺ヶ岳スキー場を過ぎ
釣り堀をすぎると、
ついに最後の山岳、
スポーツヴィレッジがやってきます。
川に渡る橋を渡ると一気に勾配があがります。
ここまではペーサーとして先頭で蓋をしていましたが、
山岳では風から子供を守ることはありません。
ここからは個人のちからだけがたよりなのです。
乳酸のたまりきった脚にはきついですが、それでも回していきます。
回そう回そう❢
声をかけます。
すでに大会を終え、帰ってくる車が対向からやってきます。
相変わらず向かいの帰宅する車からは身を乗り出して
必死に手をふって応援してくれます。
そして
後ろからくる150kmを走ってきた超級ライダーの方たちも次々に応援してくれます。
がんばれよーーーっつ❢❢
ガンバレっつ
行けっつ❢❢❢
ガンバレっつ❢❢❢
彼の心にどう響いているか、それはわかりませんが、
しっかりと確実にすこしづつ上へ上へと進んでいきます。
○気付きとは?○
思うに、どんな時も
最後まで力を振り絞ることが大切だと思うんです。
残念ながら、自分の子供ですからね、
勉強ができるわけでもない、
スポーツができるわけでもない。
球技なんて全然で、
絵も、
工作も
音楽だって
どれかに秀でたものなんてないんです。
本人も今回の通知表でよくわかったと思います。
父親譲りのその太い足だけが特徴。
ただ、だからこそ大事なものがあるのではないでしょうか。
”器用さ❢?”
ないよそんなもん❢❢
”テクニック❢?”
ないよそんなもん❢❢
”俊敏性?”
ないよそんなもん❢❢
”才能?”
あるわけない❢❢❢そんなもん❢❢
あるのは
あるのは・・・・
ただ頑張る心だけだろうがっ❢❢❢
もうここまできたら
むかっていけ❢❢
その太い足はっ
そのためにあるんだっ!!!
過去最長の110km,獲得標高2,200mを超えたさき、
そして最後の山岳を超えた頂上に、
ゴールを知らせる明かりが
はっきりと見えていました。圧倒的安堵感、そして万感の思いが溢れてきました。
そして
今年はふたりいっしょにゴールゲートをくぐりました・・・
今年完走できたのは、
完全に皆さんのサポートがあったからです。
峠の頂上では、再び降り出した雨とともに熱い想いが頬を伝いました・・・
次回は大会後の様子を少し。
お読みいただき本当にありがとうございました。
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完走おめでとうございます!
子供さんは本当によく頑張りましたね。
一回り大きくなったのではないかと思います。
アシストの方が雨は降らすわパンクしまくるわ
笑ってはいけませんが、笑えますね
!Σ(×_×;)!
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すごい根性だ。
パンクのハットトリック!と思ったら更に…。こういう事件も案外息子さんにはプラスだったよね。
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マブJr良く頑張った。
おとうちゃんもよくサポートしました。
確かにお子さんの脚太いわ(笑)
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ありがとうございます。
ほんとに足引っ張りまくりのいち日でした。
毎年同じ大会にでると成長がわかっていいですね。
父親はどうやら退化してきているようです・・・
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パンクの数は前人未到の数でした・・・
来年はリュックにタイヤ積んで来なければならないようです・・・
子供にはなんかあってもなんとかなるということを教えられてよかったです!!
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ありがとうございました。
サポートのような顔をして周りにサポートされてなんとか完走しました(笑)
お父さんのテキトーなところと足の太いところがほんとによく似ています(泣)