8.登りきったその先に。北アルプス山麓グランフォンド2019

さてみなさまこんにちは。

 

まぶちでございますよ。

 

鷹狩山にて

 

鷹狩山で食べたアイスクリーム
それはいつも食べているスーパーカップに、地元のジャムがのっかったものです。

しかしその味、その冷たさは

かけがえのないデザートになりました。

”こんなに美味しかったんやなぁ・・・”
もしかしてもどんなお金持ちがお金をつんだとしても

こんな美味しいアイスクリームを味わうことはできないかもしれません。

 

学生時代真夏のビアガーデンで、
汗だくになって走り回ったあとのメロンソーダが人生で一番美味しい味だと思ってました。
その後ファミレスでメロンソーダをいつ飲んでもその時の味に到底及ぶものではありませんでした。
であるなら、本当に美味しいもの、本当に感動するもの、それは自分の中にこそあるのかもしれません・・・

感動という名の

お姉さんが話しかけてくれました。

 

“子供が必死に上がってくる姿をみて、泣きそうになったよ”

お姉さんが教えてくれました。

 
逃げずに向かうことというのは自分だけではなくこうも人の心もうつものなのでしょうか。

 

アイスを食べ終わると

 

展望台があったので、走って上まで行き双眼鏡をのぞきます。
ヤッホーと叫びます。
鷹狩山、あの麓からこの峠の頂上まで登って来たということになります。
takagariyama3.png
下におりていよいよ下りに向かいます。

さぁ行こうか❢❢❢

行こう、仲間とともに。

なんと、峠をのぼってくる2名のセキサイジャージが❢❢❢


N山さんとY子さんです。

二人とも135kmにエントリーしてましたが、

体調を考え、今回はショートコースへ

ご挨拶をして我々は先を急ぎます。
 

林間を走り抜け、ブレーキをいっぱいに握りしめながら長い長い下りを駆け下りました。

下りを飛ばさないこと。これは子供にしつこく言い聞かせます。

やがていつもの大町の市街に入ってきました。

大町温泉郷へ

大町の市街をまっすぐに横切ると、大町温泉郷に入っていきます。
夏なのか、春なのかよくわからない気候のなか平坦地を進みます。
平坦地が懐かしい・・・
子供もスーパーカップでエネルギー補充をし、元気が出てきたようです。
途中ファミリーマートに立ち寄り休憩とエイドをいれます。
 
そして
大町温泉郷エイド、最後のエイドポイントです。
 
 
ここにつくといよいよ最後の10km
 

8km少し登って最後は2kmがつんと登ります。

いよいよ最後。しかし最後ということはそれはイベントの終わりを意味します。

 

 
まるで日曜の午後のような、そんな寂しさがあります。
 
 
ファミリーマートですれ違ったセキサイのN山さん、Y子さんコンビと4名パックになって走ります。
 

子供を暖かく見守ってくれます。

たった二人で走ってきたのが嘘のように、心強い仲間が増えてきました。

 
 
先導は子供が。
 
 
平坦地を進むと目印の一本杉が見えてきます。
 
この一本杉を進みます。
 
 
先導をしているという気負いからか、ふらつき出しました。
 
低血糖からくる眠気がおそってふらつき出しました。
 
 
”ちょっと寝る?”
 
きくと
 
”寝る。”
 
と言ったので、神社で休憩をすることに。
 
 
N山さんたちは先に言ってもらうことに。
 
 
よくみると、ドロや雨でボロボロになっています。
 
しかし、これは参加者みなが泥や雨でボロボロになっていたと思います。
11.jpg
 
5分でいいかな?と思ったらかなり深い眠りについているようで結局15~20分くらいは寝込んでいたと思います。
 
揺り起こすと
 
ここから暫く行くと爺ガ岳スキー場へ。
 
 
そこからわずかでフィッシングスポットがあります。
 
 
このフィッシングスポットを超えると、右に折れ、そこからが正真正銘最後の上り区間となります。
 

最後の山岳

 

仲間と合流したことで、興奮したのか、力を一瞬だせたものの、

どうも体力があまり残っていないよう。

最後の山岳に到着するころにはフラフラしていました。

 
足付きなしという目標でしたが、
 
最初はよかったものの、途中から自転車を降りてしまいました。
 

しかし歩くことはありません。

 

自転車で登る。上り切る。つぎの目標です。

何度も自転車で上がるを繰り返しそしてすこしづつ登っていきます。

 

 
そして最後のカーブを曲がった先に鹿島槍スキー場の駐車場が広がっていました。
 
スキー場に入るとたくさんの人たちがいるスタート地点が見えてきます。
 
自分の足でスタート地点までもどってきました。
 
大きなゲートがみえます。
 
 
そのゲートをくぐりゴール!
 
一年ぶりにくぐるそのゴールがとてもうれしく思いました。
 
 
そして先発していたセキサイのN山さん、Y子さんがすでにゴールについて迎えてくれました。

○135km組

 
その後、135km組も獲得標高2500mオーバーの山岳地を見事走破!
 
女子のJ子さん、T田さん、アシストのヤマシンさんです。
135kmの獲得2500mオーバーとは135km走って、かつ白山くらいの山を制覇してくる。
通常のグランフォンドであれば間違いなく一番難易度の高いコースです❢❢❢
どこのグランフォンドでも完走ができるという証です。
それはそれは大変な旅だったはずですが、ドロドロのジャージと対比するように
満面の笑みがこぼれています。
 
○165km組
 
そして、みんなで最後の時をまちます。
 
向こうから165km組の姿が見えてきました・・・・
 
ついに165km組、獲得標高3500オーバーの山岳地を超えて
走破されました。
 
165km走って、かつ富士山くらいの山を制覇してくる。
日本屈指の難易度を誇るグランフォンドです❢❢❢
 
グランフォンドの最高峰を制した顔には達成感がみなぎっていました。
どんなコースであっても、グランフォンドは山あり谷ありです。
 
手をふって
子供と一緒に迎え入れます。
 
朝、憧れの眼差しで見送ったみんなを笑顔で出迎えます❢❢❢
 
4時5時くらいに出発を見送ったみんなが時計一周するくらいの時間に帰ってきます。
 
体や自転車は雨とドロでボロボロになっていますが、
みんなの最高の笑顔が輝いています。
 
最後は台で写真を撮りました。
 
子供も90kmを走ったからこそ、135kmや165kmの凄さがわかるのだと思います。
 
みんなで称え合います。
 
そしてみんなでおしゃべりしてお風呂に入って汗を流します。
 
外にはスキー場がみえる絶好のスポットです。
 
 
”あぁああ終わってしまったな・・・”
 
赤みを帯びた空が今日の終わりを知らせているかのようでした。
 
 
帰りはいつものクレープを食べます。
 
案の定残したので、クレープを1個半食べることに・・・
年中ダイエットの体がびっくりしているよう・・
 
 
そしてテンホウという地元の食堂で遅い夕飯をいただきます。
 
 
食べ終わると子供は家につくまでの4時間眠り通しでした・・・
 
 

自転車は自由だ。

 
 
困難な状況に陥ったとき、頑張るか諦めるか。
選ぶのは自分自身です。
 
もし今後大きな壁があらわれたときに
きっと今日このときの困難を思い出し、必ずゴールがあると、
どれだけ長く険しかったとしても、必ずゴールがくると、
一歩一歩登っていける人間になってほしいと感じました。
 
自転車は自由です。圧倒的に自由でどこにいってもいいし、どんな走り方をしてもいいです。
しかし、簡単に降りてしまうことも、また一方でできます。
その中で、最後まで走りきり困難に打ち勝つということが、

私は大切なことだと思いました。この挑戦で。

彼は鷹狩山にむかうときにいいました。

鷹狩山に、それでも僕はいく。

 
○最後に・・・
 
小さい子供が参加できるイベントというのは限られています。
一緒に走ってくれたメンバーと共に、
この素晴らしいイベントを開催してくれる関係の方々に感謝を申し上げたいと思います。
 
ありがとうございました❢❢❢
 
今年も北アルプス山麓グランフォンド、チームセキサイ最高ーーー❢❢❢
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8.登りきったその先に。北アルプス山麓グランフォンド2019”へ2件のコメント

  1. katsu より:

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    完走おめでとうございます(^ ^)
    きっと息子さんもひとつの山を越えたと、思います。
    一回りいい男の子になったんじゃないですかね!

  2. マボ より:

    SECRET: 0
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    KATSUさんはじめ、みんなの姿を見て来年はもっと長く、遠くに走れるようになりたい❢❢❢
    と言っていました。

    将来あんなことがあったという風に思い出話になるとおもいます❢❢❢

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