連休明け
日曜に町民運動会があり、体がぎしぎししていたのですが、久しぶりの運動がとても気持ちよかったです。
さてさて、連休明けですが、とてもお客様が多い1日でした。
6組のお客様が来社されました。
展示場かよっ!
というツッコミが聞こえてきそうですが、小さな加工屋です。
やっぱりそれだけ加工するところが減っているのが現状です。
自主独立系の加工屋が特に減っています。
大手さんとがっちり組んでいるところはまだ良いのですが、独立系の会社は仕事の受注量が激減しているようです。
大手さんとタッグを組んでいるところ以外は自分で加工の仕事を拾ってくる必要がありますが、単加工ではなかなか仕事を呼び込むことができにくいとおもいます。
トマト工業株式会社では、そのため、
従来あった汎用性の低い
シーラー処理ライン+貼り合わせライン
を大幅に縮減、または機械の撤去をしました。
その上で空いたスペースに
シーラー処理塗装ライン+カット加工ライン+切削ライン+CNCライン+ラミネーターライン+貼り合わせライン
といった全体加工化を行いました。
これによってお客様が1箇所で加工ができるようになりました。
メリットは
1.各工程間の配送費用が圧縮できること
2.納期が圧縮できること
3.各工程間の仕掛かり品の圧縮ができること
4.品質が向上すること
などたくさんあります。
メリットがたくさんあります。
ただ、言うは易し で
小さい加工屋がトータルでそろえるには大変なこともあります。それは
1.それぞれに精通した技術者を置くことが必要
2.機械の設備費用がかかる
3.場所が必要
という事です。
1.それぞれに精通した技術者が必要・・・に関しては
CNC加工という数値制御化装置を利用することで熟練工程を省き、自動で安定、高速な加工を可能にしました。
また多能工化することでそれぞれの加工ができるようになっています。
それぞれの工程を標準作業化し、全員が同じ品質、同じ加工が出来るようにしています。
従来の木工業に見られる1人1工程や1人1台の機械を否定しています。
※専門職をなくすということですね。
また改善作業では2人かかっていた作業を1人化(ヒトリカ)させます。ヒトリカすると従来2人の予定が立たなければ作業できなかったものを1人で出来るため、納期が短縮出来ます。
また1人で出来るようになると各人員あたりの負荷バランスの違いを解消できるので、(作業スピードが作業の遅い人の方になること)を解消できます。また手待ちのムダの削減により全体としての生産性が上がります。
2.機械の設備費用がかかる・・・
に関しては、同業社さんがやめられる場合などの情報を見てお値打ちに譲っていただいたりしております。
3.場所が必要・・・
に関しては田舎で土地が広いメリットを活かしています。
それぞれ知恵を出せばなんとかなるということですね・・・