1「チャリで挑む極限の登り!能郷白山の頂上を目指して」
さてみなさまこんにちは。
まぶちでございますよ。
今日はですね、半年がかりで計画をした、
温水洋一プレゼンツ・温見峠、能郷白山サイクリングについて
(温水洋一関係ないだろ❢❢)
さて、半年がかりで温めましたこの温見峠ライド。
岐阜県の北西、深い深い山の奥に、年中雪をかぶった神の山があります。
それが能郷白山。
日本百名山の深田久弥が、荒島岳と最後まで迷った、日本二百名山の一つです。
今回の目的とは?
岐阜の自宅から距離およそ75km、獲得標高1,050mの温見峠最高到達点まで自転車でいき、
そこから1,617mの山頂までアタックする。というハイブリッド冒険です。
自転車友達である、せきサイメンバーに、
「今度温水洋一、あっ間違えた、温見峠いきたいんですけど、いけますかね。」
「ああ、温水洋一、あっ間違えた、温見峠ね、大丈夫❢❢イケルイケル❢」
(どんな会話だ。)
みたいな流れになりましてですね、
まぁそれで前回の冠山峠でエラい目に会いましたが、
今度はさらに標高を上げていきます。
(相談者の人選間違ってる❢❢)
冠山が1,200mに対して、能郷白山が1,600m
あの伊吹山が1,400m程度なので、この能郷白山こそ、奥美濃の高峰といえるでしょう。
出発
朝の5時に出発予定がずれ込んでしまい、5時30分スタート。元気に家を出発します。
美山、谷合の集落を左折し、一路根尾村の方へ向かって進んでいきます。
昔おばあちゃんに、賞味期限切れやけどあげるわ。言われてお菓子もらったお店はすでに閉店していました。
「最近は子供がすくのうなってねぇ・・・」
かつての思い出が蘇ります。
最初の難関、標高差100mの尾並坂峠を越えて根尾村に向かいます。
根尾村の中心地、眼下に樽見の集落が広がっていきます。
最終エイドポイントであるこの大栄ストアーさんで固形物を購入していきます。
大量購入❢❢
前回、冠山峠で失敗し、頂上付近でドロをすすることになりましたので、今回は大量補給。
カバンももってきてるんですが、タイヤも入れてるので、
タイヤに、ドリンク3本、パン2個、アメ1袋など大量の補給食をもってでかけます。
かなり重い・・・・・。
道中一人で陽気に歌いながら走っていきます。
(普通に不審者です。)
”背中のタイヤが重いけど♫
山は高いぜ❢❢心がはずむっウ❢❢”
(不審者っ❢❢)
途中消防署の方に
「熱中症気をつけやー」
と心配していただけました。
優しい人が多いですねぇ❢
陽気に歌を歌いながら、ご機嫌にペダルを回して軽快に進んでいきます。
やがて遠くに大きな山が見えてきました・・・
あれが能郷白山だろうか・・・
いや、やばくね・・・・
アレ登るの・・・・❢❢
だんだん怖くなってきました。
ヤバすぎなんだけど❢❢マジで❢❢
凄まじい高さの大山が目の前に屹立しています❢❢
あまりの雄大さに少しビビってます・・・
やがて、集落を越えると、峠道に入る案内が道を知らせます。
その昔看板が立ってましてですねここ。
”落ちたら死ぬ❢❢”
とのことです(笑)
どストレート。全盛期の田中マー君ほどのキレイなストレートです。
片知渓谷の
急勾配❢❢
くらいどストレート。
知っとるわ❢❢とツッコミを入れるのがセキサイスタイルです。
岩盤に切り立つように細い道ができており、トラロープ一本がガードレールのかわりです。
チャリ故障したら帰れないやつです・・・
道中川が・・・
ここで流れたら、コレがホントのかっぱの川流れ。なんつって。ワハハ
(くっそつまらんわバカッツ❢❢)
というか、当日結構交通量が多くて
対抗車線から大きなワンボックスカーが
凄まじいスピードで向かってきて恐怖を感じます。
向こうは当たってもちょっと凹むだけですけど、
こちとら当たったら瞬間に、崖下にピンポン玉みたいにトンでいきますからね。
定期的にバイクの方が亡くなっているとのこと。
こんな狭い道で避けられませんからね。
スピードをおとしつつ慎重に登っていきます。
道中、黒津の集落跡、大河原の集落跡と2つの廃村を通っていきます。
まるで時代から取り残されたかのような不思議な光景が広がります。
うねった道をゆっくりゆっくり登っていきます。
足付きなしとか、とても無理なんで、休憩を随所に入れ込んでおります。
標高700m地点、眼前に果てしない大山がみえてきました。
標高400mを超えると不思議に体が浮いていくような気がしますが、
700mを越えてくると、ふわふわと何処かに行ってしまいそうな気がします。
(完全にイカれてるだろバカッツ❢❢❢)
森林限界である笹畑に包まれた能郷白山山頂付近です。
最後の3km地点から急に標高が上がってきます。
あまりに立派な木を発見して立てかけて写真をパチり。
大きな木々に囲まれた深い森の中を、自分の呼吸音を頼りに進んでいきます。
自転車と自分が一体化したような不思議な感覚につつまれます。
木々からはさんさんと太陽光が降り注ぎます。
照らされた木々の葉っぱがまるで花のように輝いています。
標高をあげていくと、空気感が変わってくるのがわかります。
このあたりのブナ林から一気に標高があがっていきます。
つづら折れが多くなってくると涼しい風が吹いてきます。
標高差およそ300m❢❢
やがて、たくさんの車が見えてきました。
頂上が近いことを知らせてくれます。
もうホッとしかしない。
温見峠頂上
なんどもつづらを折れるとついに峠に❢
能郷白山登山口、温見峠頂上1,050mです。
ここからいよいよ山頂アタック。
10:20と、良い時間帯です。
ドリンク2本、パン2個はすでに食べてしまい空っぽに。
ドリンクは虎の子のお茶500ml×1本
プロテインバー1本と若干心もとない装備ではありますが、
いよいよ山頂アタック。
無事に登ることができるのでしょうか?