現場について
お客様の建築現場にお邪魔しました。
現場の釘や電動工具などは押し入れの場所に綺麗に整頓されてありました。
2階も収納棚の所にそれはそれは綺麗に整頓されてあります。
こうした現場だときっと良い家が建つと思いますよね。
以前あるパワービルダーさんの現場に行ったときのこと。
足の踏み場もないほど物が散乱して
下地のプラスターボードには資材を当てたような孔がたくさん空いていました。
さらにはユニットバスにゴミが突っ込んでありました。
これはとにかくスピードを上げ、極限までコストを極力抑えて・・ということでお客さんにコストメリットを出そうとしているためだとおもいます。
これは会社の方針で別に悪いとは思いません。
ただ、我々も物作り企業なのでよく分かりますが、同じ樹脂、同じガラスマット、同じトップコートを使っても
創る人によって全く、それはそれは全く違うものができあがります。
標準の仕様や性能値がいくら優れていても1番大切な施工という観点が抜け落ちている様な気がします。
カタログ値と実際の性能は一致しないというのは良くある事です。
家などはとくにたくさんの人や技術の集合体ですので、まさにそうだと思います。
戦時中の零戦は同じ材料を使っていても戦中と戦争末期では性能に格段の差が出たようです。
高い、安いだけでみてしまうと本当の大事な部分が見えなくなってしまうような気がしますよね。