工場の加工その1

P1160879.jpg ○曲げ込み加工について○


さてみなさまこんにちは。

まぶちでございますよ。

○加工について○


トマト工業ではラミネーターという機械を用いて
オレフィンのシート貼りをやっているのですが、

先日天板ができるかというお問い合わせをいただきました。

天板はもちろん加工が可能です。

天板というのはテーブルや台などの水平面、特に荷重や熱、傷など様々な過酷な環境に置かれる板の事を言います。

すでに工場内でオレフィンシートを使った簡易的な天板の製作は行っております。

テーブル天板については強度が必要なため、従来ですと
メラミン化粧板やポリエステル化粧合板などを天板に貼り付けておりましたが、昨今オレフィンシートの性能がぐぐっと上がり、天板として利用できるのではないかという判断において加工をしております。

○テーブル天板○

今までテーブル天板の定番といえばなんといってもメラミン化粧板でございました。メラミン化粧板。

・メラミン化粧板
メラミン化粧板はあらゆる化粧板の中でも王様として君臨しており、

化粧板界の本田圭佑として君臨してきていたんですね。

鉛筆硬度で6H、耐熱性を備え、色柄も豊富、
とほぼ弱点がない素材です。

どんなところに使われてるの❢?とお思いになられるかもしれませんが、

コレ、ショッピングセンターのフードコートのテーブルです。

アレですよね。アレ。ツヤツヤして硬いアレです。

みなさんが毎週末スガキヤの300円のラーメンを必死にかき込んでるアレです。
(お前のことだろっ❢❢)

メラミン化粧板の場合、唯一無二のデメリットが高価なことなんですよ。


・ポリエステル化粧合板とは?
一方ポリエステル化粧合板は、鉛筆硬度で2Hくらい。

ツヤあり単色が多く、一番のメリットは安価なことですね。

ポリエステル化粧合板は、昔のラーメン屋さんのテーブルで真っ赤や真っ黄のツヤツヤのテーブルがありましたがアレです。

長らくポリ・メラミンの需要が多かったためこの動きに対しては批判もあるのですが、これからは間違いなくシート系の素材が取って代わるようになるでしょう。

メーカーが少なくいろんな政治的な絡みがありますが・・・

オレフィンシートを天板に使用するにあたり、懸念される点はいくつかありますが、床板などはすでにシート化の動きが出てきています。

つまり床板、フローリングのような強度が必要な部類においてすでに実績があるので天板として利用できるという判断に至ったわけです。

P1160900.jpg 
角を5Rと1Cにて加工しております。

芯材をR形状に加工し、その上にシートを張り込んでいます。

木口は簡易的に貼ってあります。

P1160879.jpg


オレフィンシートは昨今ものすごい勢いで高機能化、高品質化しております。

というわけでとても良いものができそうですね。


○オレフィンシートの良さ○

さて、メラミンにはメラミンの良さがありますが、シートの良さとはなんでしょうか?
もちろん価格があえば無垢材が一番なんですが、我々庶民にはシートがとても魅力的に見えてしまうのです。

□オレフィンの良さ□

オレフィンはポリプロピレン、ポリエチレンなどの樹脂系シートの名前です。

★色柄が豊富
オレフィンの良さはやっぱり色柄が豊富なことでしょうか。
とてもたくさんの色柄があり、印刷のメリットである種類の豊富さに利点があります。
IMG_20170801_125949.jpg ホワイト系だけでコレだけあります。

★傷に強い
メラミン等とは比べるまでもないですが、テーブル天板として普通につかえています。カッターナイフ等では流石に傷が付きますがね。
IMG_20170801_125804.jpg 
★質感が良い
表層に硬い樹脂層を形成するメラミン化粧板は、その特性上ツヤツヤしています。
一方最近のオレフィンシートはこの艶がどんどんなくなってより本物に近い素材感が出せるようになってきています。
また薄いシートの表層に凹凸をつけることで木目感が出るようになっています。

★傷が目立ちにくい
忘れてはならないのは、現場は加工をする場所であり、なにかと傷が付きやすい。
という点です。
ガラスのような鏡面で真っ黒の塗装がしてあるボードがあるとします。
方や木目のボードがあるとします。
どちらが現場に好まれるか。
それは間違いなく木目ボードです。
なぜなら現場の傷が全く目立たないからです。

★汚れがつきにくい
最近のオレフィンは本当に傷が目立ちにくく、かつ汚れも拭き取れるようになっています。
木目がダイナミックに入っていれば、傷が多少ついてもわかりません。
最近のフローリングなどは木目がしっかりついてますよね。

★品質が安定している
無垢材を入れてみたらお施主さんから

”木目が思ってたんと違-う❢❢”

言う形でのクレームというのは建築あるあるなんですが、一番困ってしまうケースなのです。
本来無垢材は生き物、生物で個性があるものですからね。
その点シート系であれば、一番良い木目をフォーカスしたり、木目デザインを拡大縮小もできるわけです。
この業界は木目デザイナーという方がいるんでね。

とまぁ様々な利点があるんですね。

ただ、やっぱり無垢材の香りであったり色、艶、メンテが必要なとこも含めて愛すべき存在であるというのはこれはやっぱり事実なんですよね。


用途、機能、色、柄などに分けて詳しく解説もできますが、それはまた後日ということで。









工場の加工その1”へ2件のコメント

  1. まよえるとらさん より:

    大変興味深いです。
    オレフィンシートを基材に貼る方法を調べてありまして、拝読させていただいてます。

    1. トマト工業馬渕 より:

      まよえるとらさんありがとうございました。

      他にも、ラミネーターの技術的なブログもありますので、ぜひそちらも御覧ください。

      https://tomatokogyo.com/nikki/archives/%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A8%E6%94%B9%E5%96%84%E9%A0%85%E7%9B%AE%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.html

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