土岐市に「自転車で行こう!」の巻。

最近ブラック企業なる言葉が横行しているようですが、

先日うちの取引先さんの営業さんが

”光通○”に努めていたことが判明し、

いろいろ話していました。

いまでいうブラック企業の代表格みたいなものですね。

そもそもこうした営業さんにはある一定の特徴があり、

”それ系の臭いがする。”

といった所、やはりそうかということになったのです。

我々の時代、

特に営業職なんかはブラックがあたりまえの時代でありました。

水産メーカーの営業に努めていましたが、

ストレスなんでしょうね。

営業所の上の殆どがハゲていましたので、

上って言ってもほぼ全員20代なんですけども。

”ハゲ養殖場”

または

”ハゲ市場”

などとも呼ばれていました。

私もあと数年務めていましたら

私もまごうことなき

”ザビエル”

というお名前をちょうだいしていたことは想像に難くなかったと思われます。

人間には自律神経というオートプログラムが内蔵されています。

例えば自分で手を動かす、脚を回すなどは自分の意識で行ってますが、

それとは違い、心臓の動きであったり、まばたきであったりは、

無意識という名の自動プログラムによって行われるものです。

これが自律神経ですが、このプログラムが壊れてしまうんでしょうね。

ハゲもそうですが、

血尿

さらには顔面麻痺などは

もはや常識化していたということです。

私も片山左京と呼ばれるくらいの運転ベタで有名でありますが、

事故を繰り返したことで

反省も含めて

丸刈りにしてこい

という圧力を受けまして、

”三木道三”

と呼ばれていました。

先輩に

好きな曲は?

と聞かれ、

”浜崎あゆみです!”

”ゲラゲラゲラゲラ!”

というのが鉄板のギャグでございました。

先輩がタイムカードをちょこちょこ偽造したにもかかわらず月3回休みの一日平均16時間労働という


中部エリアで新記録を打ちたてたことは言うまでもありません。

いったい実像は何時間働いてたんや。

と言う事になりますが。

こういった経験が

将来無理が効く体

になっていったのだとおもいますが。

さて、無理が効くというと言う事でいえば1ヶ月ほど前に言った土岐ライドが強度的にきつく、2週間疲労が抜けなかったというサイクリングがありました。

嫁さんが”あんたあっち系好きやね!”

というほどの東濃好きであることは有名です。

それは東濃には素晴らしい山城がたくさんあるからなのですが、

今回は、それとは関係なく、自転車で東濃に行くということになります。

朝方関を出発します。

移動速度が早くない自転車の場合時間の確保が大変になります。

そのため例外なく皆早起きになってくるという特徴があります。

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さて、今回も長男はロードバイク、次男をクロスバイクのチャイルドシートに乗せて出発。

だいたい最近大きくなってきて重いんですよね。

クロスバイクの空気圧は7-8気圧マックスまで入れています。

2人合わせると80kg程度になりますので、

空気圧の管理が重要になってくるのです。

アサヒのウィークエンドバイクスですが、最初のタイヤがパンクタイヤで

パンク率が高すぎたので、パナレーサー(Panaracer)のツーキニスト(通勤用)という耐パンク性能の高いタイヤに変えてます。

それ以降ほとんどパンクはありません。

クロスでは1年で一回もないんじゃないかな。

さて、

関から

富加町を通って

美濃加茂市に入ります。


その後

川沿いの大橋を通ります。

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ウィライドのチャイルドシートの特徴は子供とおしゃべりをしながら自転車に乗れるという利点があります。

そもそもが平日はほとんど会話ができず日曜しか休みがないので

こうして子供とおしゃべりする時間がとても貴重なのです。

もう一つの利点は重心を前、特に体幹に近い位置に持ってくる事ができるという点があります。

後ろに重心があればふらふらして危なっかしいと思います。

子供はものと違って勝手に重心移動するので。

これが重心の安定度を増しています。

もう一つの利点は、これが大事なのですが、例えば後ろに載せる場合、子供は前には背中しかありません。

これは単なる移動手段でありますが、前、もしくはウィライドの場合、子供が前を向いて運転しているかのようですので、とても喜んで乗るという事がいえます。

このシートにのるのがいまでも大好きなのです。


そろそろきついですが。

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さて長男が先導します。

いまではクロスバイクに次男を乗せると、短い距離の坂では長男の方が早くなりました。

成長を感じますね。

よく”前を牽く”といいます。

これは時速30kmを超えると風の壁の中を突っ切ることになるため、その空気抵抗を前の人が負担することで、後ろがとても楽になることからそう言われます。

前の人が空気抵抗を一身に負担することで後ろがだいぶ楽できるのです。

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我々のように時速15km前後では風の抵抗はほとんどありませんが、
それでも前を先導してくれるのは心理的に大きな差となります。

これは先導してスピードをコントロールしてくれることで、速度調整の負担や、前の危険物、障害物などの発見という負担を軽減できることにほかなりません。

というわけで長男の先導によりスムーズな移動が可能になるのです。

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美濃加茂を過ぎると

御嵩町に出てきます。

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御嵩町のバイパスを通ります。

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川沿いを走っていきます。

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川沿いの道は、サイクリングロードのようで信号もなく快適です。

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やがて御嵩の市街地に入っていきます。

旧道の方を通っています。

以前通った顔戸城の近くです。

正面右には、御嵩城跡があります。

現在は無残に改変されて公園ができていますが。

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御嵩駅前には御嵩茶屋があります。

ここで一服。

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ここは旧中仙道であり、御嶽宿があったとおりです。

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もちろんソフトクリーム

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こんな良い物ももらってしまいました。

ありがとうございました。

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そしてこの顔。

まだまだテンションが高いです。

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中山道を走り抜けます。

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風情がありますね。

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だんだん新しい町になってきました。

ここを抜けると・・・

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山が見えてきます。

峠越えが必要なのです。

ここからは中濃から東濃へと入っていきます。

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再度川沿いのサイクリングロードです。

我々のイメージとしては、中濃と東濃は大きく異なります。

東濃はどちらかというと名古屋圏であり、東濃の中心多治見などは名古屋への通勤圏となります。

中濃は可児を除いて、岐阜と近いので、割合岐阜エリアといっても良いと思います。
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快調に進んでいます。

とは言え山へ向かっているため若干の上り勾配になります。

走るとわかるのですが、完全な平坦というのは岐阜ではほぼありえないですね。

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さて、鬼岩公園に近づいてきました。

この峠をこさないと、東濃土岐には行けないのです。

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鬼岩公園の看板が。

ここからは強烈なヒルクライム。

最初は弱勾配が続きます。

確か車でいった記憶によれば

ドライブinまでが強烈な坂であり、

そこから道の駅まではそこそこだった記憶があります。

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ドライブインまで頑張ろう。

ドライブインまで頑張ろう。

後ろから声をかけていきます。

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やがて右手に鬼岩ドライブインが見え始めました。

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ここを超えればすぐや!

頑張ろう!

といってドライブインを過ぎたにもかかわらず、つづらおりの道が続きます。

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なかなか勾配がゆるくなりません。

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延々と続いているようです。

スピードは5-8km程度でしょうか。

やはり長男の脚が止まりつつあります。

止まっては進み、止まっては進み。

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あの角まで。

あの角まで。

と声をかけ続けます。

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御嵩で補給したドリンクはすでに2本空になり、

ここからは水分補給なしです。

車で行った時は、そんな勾配だとは思ってませんでしたが、

結構甘く見ていたようです。

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ダンシングとシッティングを織り交ぜて登りますが、

長男は脚のパワーがすくないためダンシングに頼らざるを得なくなっているよう。

そうするとモモの筋肉が疲労しやすくなります。

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また歩道がいっさいなく、車線横がこれだけの幅しかないので結構怖いです。

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そこから恐ろしい直線勾配を登り切ると、一気の下り。

ついに頂上で土岐市の看板を見ました。

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ここから降りると志野織部の里 道の駅に到着。

死にかけた三人はなぜか誇らしげです。

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店内はたいへんきれいで、土岐市らしく陶磁器がたくさんあります。

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店外でたこ焼きを購入。

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これは行きたくなる。

窯風の里、駄知町

いいですねぇ・・・。

しかし、右上に車で約15分とあります。

結構きつそう。

前にも書きましたが、土岐市はその構成が多治見や中津川とことなり、

たくさんの町の集合体でできています。

それは土岐津町、下石町、妻木町、肥田町であり、看板にある駄知町なのです。

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マスコットと写真をパチリ。

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さて、休憩はおしまい。

ここからは急激なダウンヒルに移ります。

強烈な前風を浴びて、一気に高度を下げていきます。

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眼下に土岐の町が広がっています。

感動の瞬間。

関市→富加町→美濃加茂市→御嵩町→瑞浪市※一部→ときて土岐市にやってきました。
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国道19号線。

これが春日井から名古屋に向ける道で東濃の生命線といえます。

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向こうの方には土岐プレミアム・アウトレットがみえるのでしょうか。

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歩道を渡って左手に折れるとすぐに市街地。

土岐市駅につきました。

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田舎の町の風景ですね。

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ここから土岐の市街地の中心から少し外れたところにある三起屋さんに行きます。

大垣のヤナゲンであったり、

犬山の清水屋であったり。

地場の百貨店というのは昔は結構あったと思いますが、現在はその数を大きく減らしています。

地域にとっては大事なお店なんですけどね。

というわけで地元に貢献。

あとから土岐の人に聞いたのですが、

この三起屋さんは

呉服屋さんから始まって百貨店を起こされた人で、

多治見資本のバローグループとなったようです。

しかし、土岐市駅がわからはこの三起屋の看板が見えるようになっており、

逆に多治見側からはバローの看板が見えるようになっているということです。

それがこの建物の特徴。

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1Fがバロー、2Fより上はいろんなお店があります。

ここで補給を買い込み、帰路につきます。

駄知なんかにも言ってみたいのですが、時間がありません。

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さて、帰路は可児から抜けるコースを選択。

勾配がゆるいだろうという安易な発想。

しかし、こちらも強烈な勾配(当社比)に遭遇。
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ウィライドのカンガルー形状のシートで眠る次男。

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強烈なつづら折りに四苦八苦しながら、それでも上に登り切ります。

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ダム湖を発見。

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秋が近づき、日差しも若干黄色味を帯びてきています。

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死んだように眠る二人。

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自分が眠るわけには行かないので、

二人を見守ります。

帰りのルートを確認して、時間を割り出します。

さて20分ほど休憩すれば、元気MAXです。

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この道を登っていきます。

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水の少なくなったダム湖には魚が目視できます。

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峠をついに降り、可児市に入ります。

可児市久々利という地区ですが、ここには久々利城という山古城が存在しています。

また自転車できて登ってみたいと思います。

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弱い下り勾配の田園風景の中を走ります。

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コンビニで休憩し、可児の町にはいってきました。

可児という町は、大変新しい町で、名古屋のベッドタウンとしてその人口を急速に増やしてきたという経緯があります。

そのため新しい建物が多く、チェーン店が多い、愛知県のような町です。

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宝島で大騒ぎ。

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すでに日が落ちかかっています。

回らない脚で自転車を進めます。

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夕日がとっても綺麗です。

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美濃加茂の大橋です。

とても綺麗な夕日を見ながら、無言で通り抜けます。

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美濃加茂市の市街地、美濃太田です。

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ぼんぼりが出ています。

正面が美濃加茂駅前です。

結局帰ってきたのは真っ暗になっている夜でした。

 

時間にして約6時間ペダルを回し続けていた計算になります。

今回のロングライドは

結局90kmと距離はそれほどですが、峠越えが往復であったので、強度的には結構きついものがありました。

この後2週間疲れが取れない状態が続き、

マクドナルドのような布団がアップグレードしたという良い側面もあったようです。

土岐市に「自転車で行こう!」の巻。終わり。


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