収納Boxの製作機械TMT-546
朝の気温が上がってきましたね。
もう-7度を記録することはないでしょう。
暖かくなってくるので、早めに花粉の薬を飲んでおく必要がありますよね。
マシニングセンタ
トマト工業のマシニングセンタTMT546はうちにとっても最新鋭の機械になります。
昨年導入した4×10尺板用の機械も3DCAD搭載の優れた機械ですが、
別の意味でもフラッグシップ・マシンとなる機械です。
こちらは3Dではないのですが、
ヨーロッパはオーストリア製のマシニングセンタです。
この機械と
縁貼り機械TMTーA10
この機械を合わせてオーダー向け特殊商材の製品開発をしております。
カスタムカーショップ、造船所、医療設備向けなどの特殊需要に向けて製品を開発しています。
パラメトリック製図
こちらの機械はパラメトリックと言い、可変性のある製図が得意な機械です。
わけがわからないと思いますが、従来の機械というのは量産のための機械でした。
同じサイズを繰り返すもの。
しかし弊社のこの機械は一品物のオーダー品に強い機械です。
今まで大変な労力が必要であったオーダー品ですが、
製品サイズを入力すると瞬時に部品図を展開してくれるものです。
さらに金具なども自由に組み合わせることができるので展開の巾が広がってくるとおもいます。
と、理論上は大変すぐれてはいるのですが、実績がほとんどないのでいろんな問題が頻発し
なかなか量産までの到達が難しいです。
問題点とは?
金具オフセット、エリアセンサーの問題、バキューム異常、エッジ材オフセット、
エアー供給エラーの問題、スポイルボードのエアー抜け、カップ穴ガイドドリルの貫通・・・・
問題が頻発してますが、1個1個をすこしづつ潰している状態。
しかしそれが逆に参入障壁にもなりますので前向きに捉えています。
現在工場では試作品の開発に取り組んでおり、
個々の問題点を洗い出しております。
理論上の100回のシミュレーションより1回の不具合の方が勉強になることがあります。
やってみなければ分からないことがたくさんありますね。
改善を繰り返してブラッシュアップしていきたいと思いますね。