化粧板について

化粧板には様々な種類があります。

トマト工業化粧板のページ

http://tomatokogyo.com/act_veneer.html

 

簡単に言うと安い板に本物の薄い板や木目などのシートを貼る物です。

 

板は主に合板やMDF、パーチクルボードと言った安価な素材を利用します。

 

化粧板にはグレードがいくつかあります。

独断と偏見でいくつかグレードに分けてみたいと思います。

 

◎最高級グレード

本物の薄い板を貼るものは突き板と呼ばれ最高級の質感を持っています。

 

これは原木から薄くスライスしたものを貼付けた物です。

ただ本物ですので、木目パターンが一定で無かったり、変色しやすいと言った特徴があります。

本物志向な商品で非常に高級なものと言えます。

 

◎高級グレード

主に樹脂系のシートを貼る物で、曲げ加工や成形加工に対応出来る物です。

シートは0.1-2ミリの厚みを持ち、その中に凹凸が付いています。

この凹凸と木目印刷が同調する技術があり、本物と見分けが付かないような物もあります。

樹脂系のシートは本物よりもやや光沢感があるように思います。

 

PVC塩ビ系とオレフィン系に大別ます。

環境負荷性を考慮して最近はオレフィン系が増えていますが、

塩ビの方が柔軟性があるので、曲げ込みなどには強いです。

※PVCは低温で燃やすとダイオキシンなどが発生するようです。

 

扉の表面などに使用されています。

 

◎準高級グレード

主に紙間強化紙を使用して、厚みのある紙に凹凸と木目印刷を施した物です。

シートの厚みがあるのと凹凸感の同調エンボス技術、紙の持つ光沢感から一番本物に近い質感があるグレードだと思います。

 

◎中級グレード

メインストリームのプリント合板です。

23gの薄紙にエンボス性を持たせた合板で、若干の凹凸と木目印刷により遠方から見た際に木目の質感を楽しむ事が出来ます。

 

◎一般グレード

木目の印刷された薄紙をそのまま貼付けた合板です。

コートが掛かってはいますが、表面や基材がフラットなため、どうしてもツヤが出てしまい、木目の紙が貼ってあるボードという感じがあります。

安価なため、ホームセンターなどでも見かけます。

安価な家具などで重要でない位置などに使われたりします。

 

 

※中級から上では本物と見分けが付きにくいと思います。

 

トマト工業株式会社

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