マシニング加工いろいろ
マシニングセンタの加工が大変活況です。
稼働率が50%を超えることは無かったのですが、
先月の終わりから今月にかけてフル稼働です。
朝の8時から夜の9時まで13時間まわりっぱなしです。
というのも
特殊有効加工
プラント関係の加工
ガレージコンテナの加工
耐火セキュリティ材の加工
などが有るためです。
ほとんどがスポットの新規案件です。
やはりそれだけスポット案件をやるところがなくなってきている現状が有るのだと思います。
加工屋さんの中には、今ある機械が壊れたら廃業する。
などという企業もあります。
法人減税の財源を(消費税)と中小赤字企業へと転嫁しようという動きは
こうした廃業、倒産を加速させるような気がしてなりません。
大企業の社長というのはほとんどが株主に専任されています。
もし利益があがりそうならばまず真っ先に株主に配当というカタチで還元しようとするのが人情ではないでしょうか?
多少は労働分配率を上げる経営者も有るかもしれませんが・・・
であるならばこの減税=給与の増加
というのはいつもの詭弁ではないのかな?
と思います。
大企業優遇で社会の歪みがでている悪い見本が隣にあるのにもかかわらずです。
赤字企業への課税強化についての記事
それはさておき、この時期は気温が高く、空気中に取り込める水蒸気量が増えます。
そのためコンプレッサーで圧縮された空気の中に水がまじり、機械へと搬入されてしまいます。
エアーフィルターが付いているのですが、空気を大量に使用するとこのフィルターで濾過できず、
機械へ入ってしまいます。
高圧縮された水分は潤滑のオイルと混ざり合い「乳化」と呼びます。
白い液体になって出てきます。
簡単にいうと牛乳などがそうです。
本来混ざり合わない水と油が混ざると牛乳になってしまうのです。
これを人為的に行うのが豚骨スープですね。
豚骨スープがまろやかでカロリーが高いのはそうした意味があるのです。
その豚骨スープがシリンダーなどに悪影響をおよぼすため、水抜き、油やりが大変重要になってきます。
機械から豚骨スープがでていたら要注意というワケです。