マシニングセンター、NCルーターの油の話

さて、たまには仕事のお話を

したいと思います。

TMT-NCR-343

いま旧型のNCルーターが連日稼働しているわけですが、

TMT-MC545

新型と大きな違いがあります。

もちろん性能的な違いもさることながら、

躯体は古い機体のほうが頑丈にできています。

旧型の方は

平安鉄工のNCルーター定番のER231Pという定番機種ですが、

重量も非常に重いです。

鉄の塊といったところでしょうか?

その他に注油の違いがあります。

新しい機械は、油の種類が大変少なく給油が楽なのですが、

古い機械の方は油の種類が大変多いです。

高速回転する主軸部分には

32番の高速タービン油

スライド面には
68番のマシン油


吸着ボックスには

150番のマシン油

ギア関係には

450番のギア油

その他、

アルバニアグリースNO2

吸着の高速回転するベアリングには

東芝

耐熱シリコングリスTHK1501

単純なスライド面には

一般的な

リチウムグリース

などなど種類が多すぎてわかりづらいですね。

もう種類が多すぎて

 

”ドコモショップかよっ!!”

というツッコミが聞こえてきそうですね。

とにもかくにも

たった1台のNCルーターを動かすだけにも

これだけの番手を揃えなければなりません。

もう売るぐらいの品揃えですよね。


この辺りが新しい機械ですと改善されてきているのかもしれません。

当然油が切れれば各箇所でガタがでて、すぐに機械の故障につながってしまいます。

非常に厳しい環境下で油を切らさないように徹底した油管理が必要となります。

日々のメンテナンスが大切なのですね。

 


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