新工場の稼働予定
工場棟の改装
お盆期間中に床塗装が完了し、
機械その他の搬入が進んでいます。
現在トリマ工程が入っておりますが、
ここに
CNCマシニングセンター1台
新型CNCマシニングセンター1台
が導入され、切削工場になります。
場所がなく四苦八苦しておりますが、
都会に比べるとその辺りのストレスはほぼ”ない”と言ってもいいかもしれません。
8月の終わりに入ってくるマシニングセンターは機械メーカー独自のCADCAMが搭載され、
割合かんたんに切削が出来る機械です。
現在カンタンな加工についてもCADでデータを1品づつ作って加工していましたが、
簡易なものについてはこうした簡易CADの方が相性がよいのかもしれません。
11月の新型CNCマシニングセンターは3×10尺の大判に、7.7kw10馬力の大型切削軸と新型の旋回鋸軸を搭載し、
カット加工と切断の速度が高速です。
さらに不燃建材加工に特化してあるため不燃、木質問わずの加工が可能となります。
3×10尺品についてはここまでのサイズが必要ないだろうという
想定もありますが、
今後需要が確実に増してくる
ビル建の化粧板需要に対応するものです。
通常一般住宅であれば天井高が2,300~2,500ですので
ほとんど8尺サイズ、稀に
9尺までですが、
ビルですとこうした需要の他に天井まで3,000を一気に。
という需要もあります。
こうした加工需要に答えていくということが重要であろうと考えているのです。
さて、こうしたマシニングセンターに代表される
工作機械というものは、XYZの座標にそってサーボモーターを動かしていくものです。
そのサーボモーターについてはXYZそれぞれに搭載されており、
昔は人力でハンドルを回していたものが
モーターに変わったというものです。
そのXYZを動かすプログラムたとえば
x125.5
y125.0
z165.3
と入れるとそれぞれのサーボモーターがその位置までモーターを回転して移動させるという仕組みになっています。
その
x125.5
y125.0
z165.3
といったものがGコードとよばれる基本NCコードですが、
最近は、オペレータがGコードに触れる機会が減っています。
これはCADCAMソフトという
設計図をそのままGコードに変換してくれるソフトが登場したからです。
ウィンドウズの登場で、直接パソコンにプログラムを打ち込む必要がなくなったようにです。
工作機械は今後どのように発展していくのか分かりませんが、
基本的な思考方法は同じように展開していくのではないかと思っております。