ド田舎ロケット22

6月も始まり、GNETさんで中間報告会がありました。

○G-NETインターン生中間報告会

中間報告会では、現在進行形の各チームが課題と中間成果をもちより発表、
それを経験値が高いメンターと呼ばれる方からアドバイスをいただく。というものです。

事前にG-NETの石田さんにアドバイスをいただき準備しました。
ファブ君と二人で名古屋のど真ん中に行き発表を行いました。
最初にインターンをすすめてくださったセキビズの松浦さんもメンターとして参加されていました。
○中間報告会の目的
なぜこのインターンど真ん中の時期に
この中間報告会があるのかの意義をきちんと理解しないと行けないと思いました。

室伏広治のようにどんなパワーを持っていても角度が下を向いていれば土がエグレて終わりです。
この方向性を正しい方向に向き直すのが目的というように思いました。

我々の商品開発については
やり投げのように45度の方向性を出さなければ成功はないと思います。

各チーム4社ほどづつに別れます。2タームに別れ、前半後半で発表を行い、フィードバックをもらいました。

今回方向性は間違っていない。とそう感じていました。
というかここで軌道修正しようものならばこの士気という一本の糸が切れてしまう気がしたからです。

凹みだけは避けねばならない。
そう思いました。

中間報告会において最も参考にしようとしたのは、各会社の進捗とプロジェクト内容、インターン生との関わり方、社内との調整など多岐に渡ります。

我々は今回が初めてです。
一方で経験豊富な会社さんは何代にも渡って継続的に受け入れをしている会社さんもみえます。

我々はここでも優れたやり方を学ばなければ未来はない。
そう思いました。

○中間報告
やがて我々の中間報告会が始まりました。
基本的に橋本くんが発表を行います。
最後に私が補足を入れます。

良い点も問題点も含めて全部発表しようと思いました。
今ある優れた点、上手く行った点のみを発表すれば、この中間報告会の本筋から外れてしまいます。

橋本くんはどうすればこのシャワーが広がっていくのか。
ということについて少し不安に思っているようでした。

私自身はいいものができればそれだけで売れると思っていたので意外でした。
そしてそれを橋本くんにいつも言っていました。
最近の業務の中でコミニケーションがきちんと取れていたのか。
という反省をしなければならない。そう思いました。

前後半でさまざまな提言をいただきました。
幸いにも軌道修正は入りませんでした。
ここでの課題は、

・社会性の付与
今の商品というのは社会性を付与することでよりインパクトを与えることができる。
という提言をいただきました。
そしてそれは今の様々な会社が取り組んでいることで橋本くんがいう
”ソーシャルマーケティング”という考え方と全く同じものでした。

・商品と付随したサービス
商品だけを売るのではなく、サービスを売ること。
これが大事という考え方です。

アップルはあのiPhoneを自社で製造せずホンハイなどの外部メーカーに委託しています。
なぜあれほど売れる商品を自社で作らないのか。
マーケティング理論の一つに
バスタブ理論があります。

数字は付加価値の高さ
basutaburiron.png 

バスタブについては左側から商品企画、デザイン、設計、加工、組み立て、販売、アフター、サービス
という考え方があります。

つまり商品企画デザイン設計という初期については付加価値が高く
加工組み立てに関してはバスタブの底面にあるため付加価値が低い
販売アフターサービスという部分に関しては付加価値が高い
という理論です。

故にアップルは付加価値が高い企画デザイン設計を自社にて行い
付加価値が低い加工、組み立てについては他社に
販売アフターサービスなどの部分は自社にて行っている。という理論です。
basutaburiron.png 
付加価値の高いサービスを取り込むことが重要という提言でした。

我々中小製造業というのは、この中央部を担っていることが多いです。

そのためこのエリアをサイドに広げていくことが重要なのではないでしょうか?

それを実現するための商品開発チームであり、インターン事業なのです。
我々は進むべき方向性をもう一度確認することができました。
橋本くんの日報

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日報の提出遅れてしまい、申し訳ございません。

昨日は、窓の発注と窓壁の切り出し・外壁材であるKSK-1070を発注いたしました。
昨日でシャワールーム全てのCADデータ作成は全て終了しました。

今、課題として残っているのがシャワールーム足部分を鉄の足に変えると平らなところでなくてもその鉄の足を使って調節することである程度シャワーが平になることがわかりまし た。足の数も4つと少なくなり、原価が浮いてきます。

現在、床の勾配部分の材料は◎◎様の木材を使用しています。定期的には
出るものの木材によってはサイズや厚みが違うので売り出した時に変える必要があります。そこに関しては、勾配がついた材料があるのでそれを使用していきたいです。

今のシャワールームの部品はほとんどが違う会社からの仕入れになっています。大量生産をしていく場合は必要なぶんだけ、在庫を持っておく必要があると思います。仕入れのFAXも面倒ですし、各会社ごとに在庫の状況等も違うので1社・2社・3社ほどに絞った方が良いと考えました。

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フィードバックです。

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日曜はお疲れ様でした。

たくさんのインプットをもらいましたね。


個人的にまとめると

・伊藤さんのお話から
◎社会性を付与する。
シャワールームだと国産の耐水合板を使うことで”豊かな森を守る”ことができ、
”多すぎる杉の間伐材”を消費することで健康な社会を実現することができる。
という副次的メッセージを込めることができる。

という気づきがありました。

・秋元さんのお話から
◎モノを売るだけでなくサービスを提供する。
今回のシャワーと言う”もの”を売るという考え方に+して
ランステーション等というサービスを提供する。
という考え方につながってきました。

これはこないだファブ君に話した
日本の車作りが、アメリカのサービス提供会社に取って代わられる脅威。
ということにつながる気がします。

製造業ということでものづくりだけに固執することなく、柔軟な発想ができるレベルまで
自分たちのレベルをあげげていきたいですよね。


◎ターゲットについて

マーケティングの教科書的に言えば、ターゲットは絞れば絞っただけよい。
というような感じですが、今回の商材はスタート時点で超絶ニッチ商材です。
そのためマーケットを既に絞りきっているため
ターゲット層まで絞ってしまうとマーケット需要が縮小してしまう。
というのが最初の一ヶ月の結論です。

これがブレるとおかしなことになるので、このまま行けば良いと思います!!

いただいた意見については
こちらでうまく選別して今後に活かしていきたいですよね。


◎設計作業について

これでほぼすべての設計作業が終わりましたね❢❢
大変だったと思いますが、とてもスムーズにいったとおもいます。

お疲れ様でした。

設計フェーズとしては

本体設計
内部設計

に別れ、今後は内部設計に入ります。

内部設計については
・設計位置の適切化
・内部什器の選択
といった内容を詰めていきましょう。

ここからは消費者目線に立って行うことができるのでとても楽しみですよね。

外部設計については大枠は終わりましたが、
・コスト削減方式の模索
・作業製改善

と言った2つの大目標が控えています。

さらに、
・仕入れの改善
も重要ですね。

仕入れ先の集約化というのは考えたこともありませんでしたが、たしかに
今後大きくメリットが出てくると思います。

時間があればそのあたりも計画に組み込んで行きましょう。
良いアイデアだと思います。

いずれにしてもここまで大変でしたが、いよいよ組み上げに入ります。
組み上げで100点が取れる確率はほぼ0だといっても良いですが、
0から形にできたので小修正と改善でどうにかなると思っています。

既に剛性の確保についてはアイデアが頭の中に幾つかあるので心配はいりません。

おそらく組み上げ時に

・本体が柔い
とか
・上手くはまらない
とか
・運搬時どうするんだ

などという外野の意見が聞こえてくると思いますが、

燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

の精神でいきましょう。

ここまで来たらブレずにいくことが重要です。


スケジュールも半分に入ってきましたが、計画は極めて順調です。


ここからさらにペースアップしてきましょう❢❢❢❢

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橋本くんの努力もあり、ついに本体側の外部設計が終わりました。

改善前のたたき台ができたに過ぎませんが大きな大きな一歩です。

図面は橋本君のJWCADフォルダの中にあり、一体それがどんなものになるのか、全く想像もついていませんでした。



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