タイカライト、ケイカライトとは?繊維強化セメント板についての解説してみた。

ケイカライト、タイカライトとは?

ケイカライト・タイカライトは、ざっくりいうと、

厚物の軽量ケイカル板になります。

 

厚みは20,25,35,40,50mmと各種があります。

厚さ [mm] 幅 [mm] 長さ [mm]
20、25、35、40、50 1000 1525(※等)

その他

ケイ酸カルシウムと無機質繊維の複合軽量耐火被覆材です。

 

実は表面がキレイです。そのため、耐火被覆用途だけでなく内装装飾、

高耐火性能素材といろんな用途に実は使用されています。

価格

 

我々、メーカーからの直接加工も行っている加工業者ですので、ご安心いただけると思います。

さらにタイカライトについては、現在ほぼすべての厚みを在庫しております。

1枚から全国発送が可能になりました。

 

厚み サイズ 価格(2019年) 商品名 メーカー 備考
20mm 610×1000 2,860円 タイカライト

(日本インシュレーション)

ケイカライト
(AAマテリアル)

日本インシュレーション

(タイカライト)

AAマテリアル

(ケイカライト)

数量30枚以下の場合は送料別途かかりますが手配可能です。
1000×1525 6,980円
1000×1830 8,380円
25mm 610×1000 3,580円
1000×1525 8,780円
1000×1830 10,290円
35mm 610×1000 4,290円
1000×1525 10,680円
1000×1830 13,980円

※物件対応、定期購買等で特価出せます。お問い合わせください。
※カット加工・NC切削・ラミネーター・貼りあわせ・シーラー・プライマー処理・塗装できます。
※ケイカライト・タイカライトは在庫していない可能性があり別途送料品になります。
※ケイカライト・タイカライトは1枚からでも加工出荷可能です。
※価格は全て税抜きです。

 

 

販売ページはこちら

ケイカル板

法規上は、JIS A5430 ケイ酸カルシウム板 タイプ3, 3種、第二種となります。

 

以下とんでもなく分かりづらいと思いますが、解説になります。

 


繊維強化セメント板の解説

繊維強化セメント板は、スレート(波板・ボード)やけい酸カルシウム板などの種類があり、

JIS A 5430規格に基づいて製造されています。主な用途として、屋根、内壁、外壁、天井など建築の様々な箇所で活用されています。

 

繊維強化セメント板の種類と特徴

  • スレート:波板(大波、小波)とボード(フレキシブル板、平板など)。
  • けい酸カルシウム板:タイプ2(密度0.8・1.0)とタイプ3(密度0.2・0.5)。商品名でいくと、通常のケイカル板がタイプ2、
    ケイカライト、タイカライトはタイプ3に該当します。
    ケイカライト、タイカライトはメーカーの違いです。多少色が違うなどの違いがあります。
  • スラグせっこう板:密度0.8、1.0、1.4の3種類。

製造と材料

  • スレートはセメント、繊維、混和材料が主原料。
  • けい酸カルシウム板は石灰質原料、けい酸質原料、繊維、混和材料で構成。
  • オートクレーブ養生は高温高圧の蒸気で寸法安定性を向上させる処理法です。
    この手法は、ピザ窯みたいなものにいれて焼くことで組成を安定させます。ただ一方で、寸法変化率が安定するものの、
    物性が多少落ちるという点もあります。

用途と性能

  1. スレート波板は屋根・外壁に適用。
  2. スレートボードは建築物の内外壁や遮音壁、天井に活用。
  3. **けい酸カルシウム板(タイプ2)**は天井・壁、防火区画壁、耐火外壁などで使用。
  4. **けい酸カルシウム板(タイプ3)**は耐火被覆材や不燃内装装飾材に適用。

1種と3種の違い(石綿含有の有無)

  • 1種:石綿を含有している繊維強化セメント板。2004年10月1日から製造は停止されています。→今は流通してません。
  • 3種:石綿を含まない繊維強化セメント板で、現在一般的に使用されています。

けい酸カルシウム板の1種と2種の違い

  • 第一種(タイプ2):密度0.8~1.0で、主に天井や壁など内装用に使用。
  • 第二種(タイプ3):密度0.2~0.5で、主に耐火被覆用や不燃内装用に使用。

    性能・安全性

    • 吸音性や耐水性は製品の種類により異なり、必要に応じてメーカーへ問い合わせ。
    • 作業時は粉塵が発生するため、安全データシート(SDS)を確認し、防塵マスクなどの保護具を着用。

    改修・解体・廃棄

    • 不要になったセメント板は「産業廃棄物」として適正に処理される必要があります。
    • 石綿含有建材の場合は環境省のマニュアルに準拠して取り扱い。

    繊維強化セメント板は種類が多く、用途や施工方法により特徴が異なります。ご利用の際は製品の特性に注意し、メーカーからの情報を参考にして下さい。

     

     

    ケイカル板

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