シャワールーム開発事業修了❢❢❢
さて、今日はコレのお話。
幾つかのラフ画から改良点がありましたが、ついに完成しました。
完成品はこれ
インターン生と開発した長期インターン事業も先週の日曜をもって修了しました。
アメリカ資本の証券会社であるゴールドマン・サックス社が
地域の中小企業を支援するプログラム
地域の中小企業を支援するプログラム
中小企業経営革新プログラムに応募採択されていたのです。
採択選考会、中間報告会、そして最終の修了報告会と
3段階に分けて東京で開催され、
その都度参加してきました。
本当に学びの多いプログラムでしたねぇ・・・
修了報告会は、全国のインターンシップ・プログラムの中から3社、代表者プレゼンテーションが行われました。
そのどれもが大変素晴らしいものでした。
弊社インターン生、ファブ君とそこに出る目標で動いていました。しかし
もっとレベルアップしなければならない。大変な刺激を受けた研修でした。
終了報告会では大学生ってこんなに成長するんだ!?とびっくりしましたね。
いろんなケースがあり、半年に渡る挫折と成長が凝縮されてました。
社会的意義のあるプロジェクトに向かって、ただひたすらに邁進し、
周りを巻き込んでいったプロジェクト。
自分の実力を過信し、一旦は挫折をあじわうものの、持ち前の明るさと、そして素直さで、現地に溶け込みそして大逆転勝利を勝ち取ったもの。
たった数十分の報告ミーティングでしたが、数時間のドラマをみているようでした。
報告会前のワークショップミーティングでは、今回の気付きと反省を話しました。
観客になってはいけない。来年こそはこの舞台にたてるようにしなければ。
と本当に自分の中で刺激がありました。
と、まぁ刺激を受けるだけならばセミナー聞きにいっても、映画を見ても同じなのですが、
ここからどういう行動に結びつけていくか。という行動主義こそ一番大切
なことだと思います。
必ず行動に移します。
そしてアタマの中ではいくつかプロジェクトが動き出しています。
さて、今回の総括ですが、
以下のようにシャワーが完成しました。
そのため、あとはマーケティングという名の
回転寿司のテーブルに載せるだけです。
回転寿司のテーブルに載せるだけです。
(なんだそのたとえ❢❢❢)
製作中はこちら
↓
耐候性の高い親水性ガルバリウム鋼板で囲ってあります。
構造は至って単純ですが、いろいろな方策が取られています。
脚については軽量化のために形状が最適化されています。
この商品のコンセプトですが、従来は個人宅でも外置き式のシャワーの需要がありました。しかし製品は世の中にないので、仮設シャワーを使っていました。
シャワールームのお客さんの声としては、常設として使いたい。
という声が多かったのです。
そのため個人さん向けの屋外型シャワールームというのが今回の我々のドメイン
(事業領域)となります。
(事業領域)となります。
旧来の商品
我々のターゲットの個人客さんですが、
屋外シャワー室の製品としてはレンタル屋さんの仮設シャワールームの需要が大きく、そちらの製品を転用するような格好となってしまっていました。
レンタル用の仮設シャワーと我々の製品では目指す方向性が根本的に違います。
どのくらい違うかと申しますと、
カナやんの曲と、長渕剛の曲くらい違いますね。テイストが。
(だから例えがヘタクソか❢❢❢)
旧来品に求められる仕様
レンタル屋さんのシャワールームに求められるのは度重なる運搬に耐えられる
堅牢性
積載効率を重要視した
運搬性、
そして価格面のメリットなど
経済性
が上げられます。
しかし我々のターゲットである一般のお客さんや、事業所さんの声というのは実は違ったところにあるというのがお客さんの声でわかっていました。
KVK社より引用
うちの借家もそうでした。
(その情報いらんわ❢❢❢)
◎サーモスタット式混合水栓◎
トマト工業の製品スキットは、サーモスタット式混合水栓というタイプで、一箇所ひねればお湯の温度が調整できるタイプになります。
KVK社より引用
いわゆる普通のシャワー室というやつです。
室内は旧来型のアイボリー生成色から、
クール・ホワイトを貴重としたカラーに変更されています。
クール・ホワイトを貴重としたカラーに変更されています。
ほぼグレーとホワイトで統一化されています。
天井は高く、湿気が下にこもりにくい特徴があります。
今回のシャワーコンセプトは3つのポイントがあります。
◎機能性◎快適性◎清掃性
です。
従来の仮設型の
◎堅牢性◎運搬性◎経済性
をあえて捨て、以下の3つに絞り込みました。
◎機能性については
1.スベラーズテクノロジー・床がすべりにくい。
旧来型のFRP一体成型では、複雑な形状ができません。
そのためリブがなく滑りやすいという特徴をもちました。
そのあたり、改良しており床材を特殊接着剤で密着させることで滑りの問題から開放されました。
スベラーズというテクノロジーで床で滑ることがありません。
また床の材質を自由に選ぶ事ができます。
2.節水エコテクノロジー・節水シャワー
シャワーヘッドはTOTO社製のシャワーヘッドを使用。
エアインシャワーというテクノロジーがあります。
年間水使用量(L/年)
このテクノロジー、シャワーの内部にエアーを抱き込ませることで
大幅な節水を実現しています。
シャワーでの節水は=ガスや電気代などの節約につながることは言うまでもありません。
3.エコ電力テクノロジー・LED電球と大型採光屋根
大型の採光屋根はクラストップの採光率です。
そのため昼間などは照明がいらない仕様です。また電球は旧来型の白熱電球ではなく最新LED照明のため大幅な電気代節約につながっています。
◎快適性
1.大型ひろびろスペース
スペースは旧来よりも床面積1.5倍、体積比で2.2倍とぐーんと広くなりました。
いままでストレスがあった着替えが楽に、室内での転回も容易になりました。
2.高天井スペース
天井が高いので、湿気が下部にたまりにくい仕様です。
空気の入れ替えは旧来よりも31%開口部面積を増した横すべり出し窓の採用でエアーフローティングが改良され従来よりも換気が楽に行えます。
水勾配を旧来製品よりも35%アップ。
そのため水はけ性がアップし、より快適な室内空間を実現しています。
4.親水超クリーン外壁
親水外壁は雨で汚れが落ちてくれる外壁。
対汚染×雨水洗浄での超クリーン外壁です。
雨水が汚れと躯体の間に滑り込み、汚れを落とします。
もちろん耐久性はおりがみつき。
◎清掃性
インターン初期にとったアンケートにおいて
実は非常にポイントが高かったのが清掃性。
ここは非常に力をいれているポイントです。
1.排水性を高めた床
床勾配と、凹凸が大きいスベラーズの採用で、水はけ性がよく、カビがたまりにくい仕様です。
リブの内部に水が入り無数の川となって水が流れていきます。
では、できた床や壁のカビを落としやすいのが、真の清掃性と言えるでしょうか。
我々は否と応えるでしょう。
一番の改善は根本解決です。
つまり髪の毛がなくなってからスカルプシャンプーをするよりも、
いかに薄くなってきている段階でどうするか。これが根本解決。
つまりはそういうことです。
(だから例えがヘタクソか❢❢❢)
つまり生えたカビをどうするかよりも
そもそもカビが生えないことが大事と考えました。
カビとの戦いであるシャワー室。
そのシャワー室の床材は全て抗菌床です。
水はけ性を高めているので、カビの温床となる湿気を逃しやすくなっております。
3.ラクラクおそうじ壁
壁面は高耐久塩ビシートである高耐久・ティノシートを標準装備
この壁は前面コーティングされた抗菌壁です。
従来のポリエステル化粧合板では実現できなかった専用溶剤による拭き取りが可能で、楽に清掃ができます。
専用の溶剤を使えば嫌な汚れも簡単に取ることができます。
4.お掃除らくらくくるくるポイ。
集水部の排水口にはお掃除ラクラクくるくるポイを標準装備してあります。
そのため髪の毛などが外周をえがいて排水口にたまり、それをワンタッチでゴミ箱に捨てることが可能なのです。
以上のテクノロジーから、我々が製作者サイドではなく、
お客さんの立場にたって商品を開発していたったのか。ということがわかっていただけたかと思います。
お客さんの立場にたって商品を開発していたったのか。ということがわかっていただけたかと思います。
インターン生とマーケティング
当初マーケティングをやりたいといってインターンをはじめました。
それが設計やら製作やらに追われ、最後のマーケティング販売ができませんでしたが、それでもマーケットから見た商品つまりマーケティングを体感できたのではないか。そう思います。
商品開発にあたって
今回このシャワーを開発するに当たって、
幾つか問題点を洗い出し、そしてひとつづつ最適解と思われるように対応していきました。
とは言え、高機能に振りすぎて、価格が高くなってしまっては本末顛倒です。
学校のテストでは、100点を目指します。
しかし実際の会社経営、商品開発においては80点でよしと考える必要もあります。
もし完璧を目指せばおそらく100万円を超えてしまうでしょう。
ですがその価格帯ではもはやお客さんの指示を得ることは難しいと言わざるを得ません。
そのため、一番問題だったのは、
高機能はあたりまえとしていかに低コストでこれを収めるか。
高機能はあたりまえとしていかに低コストでこれを収めるか。
ということに頭を使いました。
高機能で高価格。
これは当然だろうと思います。
これは当然だろうと思います。
しかし高い機能性をもち、なおかつお手頃の価格帯に収める。
これがおそらく今回のミッションのポイントであろうとおもいます。
インターン生自ら知恵を振り絞って本当に良いものが出来上がってきました。
今回企画から部品製図、そして一部製作においてまで全てインターン生が関わり、そして開発しました。まさに0からのスタートで本当に大変だったと思います。
価格は今までの標準装備が全てついた価格で399,800円(税別)です。
この価格が実現できるのは、自社製パネルを作れること。
屋根、床を自社技術で加工できること。
自社での配送ができること。
全てを自社製に取り込むことで実現できているのです。
このDNAを絶やさないよう、
今後これを広めていくことが我々のミッションではないかとそう確信しています。
お世話になります。
屋外でつかえるトイレ、シャワーユニットを探しております。
作れないでしょうか。
グランピング施設のプロデュースをしている会社です。一つの施設に1-15個使用すふケースが多いです。
詳しくはお電話いただければ幸いです。
08033508364
はじめまして
神奈川の葉山で屋外シャワー施設を計画しております。
詳しいお話し伺いたいので一度ご連絡いただけると幸いです。
ありがとうございます。
現在スキットは大変多くのお問い合わせを頂いているのですが、
一時的に生産を中止しております。
建材加工部門でお客様の部品等をOEM生産しております。
しかし、このキャパシティを超えてしまっているため、
OEMの既存お客様にご迷惑をおかけしないよう生産能力を
そちらに向けている状況です。
大変申し訳ありません。
※いつ解除されるかが現在読みにくい状況ではあります。
せっかくお問い合わせいただいたにも関わらず申し訳ありませんが、ご理解をいただきますようよろしくお願い致します。
トマト工業株式会社 馬渕敦史