カンボジア実習生・フライス盤試験について
さてみなさまこんにちは。
まぶちでございますよ。
トマト工業では、オフィスの袖机も自社で作っております。
●自社製オフィス袖机
内寸・外寸を自由に決められるので、その良さというものをご紹介したいと思います。
中段はこんな感じ。
手前の袖には一番使用頻度の高いものを揃えてあります。
ちなみにはさみのようなタテ型のものは、倒れてしまうので、裏側にネオジム磁石という超強力なもので固定してあります。脱着が簡単にできるよう磁石の枚数を替えてあります。
スライドレールはBlum社のもので高級キッチンなどの引き出しに使われております。ソフトクロージング機能つきで半分締めてあげればあとは自動で閉まってくれます。
1年に一万回近く開閉を繰り返すので、ここがしょぼいとそれがストレスになってしまいます。
時間を削り取っていくことが大事だと考えています。
☆カンボジアの実習制度について☆
今、カンボジアの実習生の子が5人来ているのですが、
みんな楽しく働いております。
我々が使用しているNCルーター、マシニングセンタというのはフライス盤というくくりになります。
世の中の切削系の製品というのはほぼすべてがフライス盤と旋盤によって制作されています。
・フライス盤
これは刃物が回転して切削するのがフライス盤
・旋盤
ものを回転させて切削するのが旋盤
になります。
旋盤はわかりやすいのは、野球のバットをつくる工程ですね。
ものを回転して創るもの。
で、我々はフライス盤なんですが、この実習生制度が大変古く、
通常モーターがやる仕事を手で回す汎用フライス盤という試験を受けなければならないのです。
パソコンが全盛の時代に、手打ちでプログラミングせよ。
みたいなもので、制度と現実のズレが激しいんですが、そんな感じのものになります。
この試験が鉄の丸棒を削り出して、凹凸のパーツをつくりこれをはめ合わせる。
というものになります。
通常のマシニングセンタでは、これをパソコンのソフトで座標値を作るんですね。
もちょっと前になると、電卓みたいな機械で座標値を打ち込みます。
こうした座標値に従い、モーターが回転して切削するんですね。
●実技試験
今回3年間の期間に加え、2年の延長をするために結構難しい試験を受けて合格セねばなりません。
しかし試験はまさかの手回し
とはいえ制度は制度ですからなんとか勉強を繰り返し、
会社もみんなも試験をサポートしながらなんとか合格しました。
日本の最先端の技術を実習でまなぶぞ❢❢❢
という制度なんですが、
やってることは化石時代のような試験をしているのでございます。
今回うけた2人とも実技合格、
1人は学科合格しました。
みんなのフォローに感謝していきたいですね。
でした。