ながい一日。

安否確認の電話が鳴り止みません。
復旧で出勤できない従業員もおり、
災害現場への応援も含め現場総出で加工出荷にあたっております。
そのためなるべく電話は控えていただきたいのが実情です。
大変ご迷惑をおかけしますがご理解とご協力をよろしくお願い致します。


○大雨当日朝

さて、今日の朝からの出来事を綴っていきたいと思います。

当日朝、軽い気持ちで工場の様子を見に行こうとしました。


しかし異変に気づいたのは、家をでてわずか5分後


ミニストップで飴を買って3人でのんきに買い物をしてからです。

交通封鎖しておりミニストップで様子を聞くとどうもこの先通れないということ。

仕方なく迂回して先へ進みます。

富加の橋から迂回しようと思いましたが、各所完全封鎖されており

水が橋のすぐ下まで来ていました。

仕方ないので再度迂回し、県道の側道から入りました。

暫く進むとものすごい状況が見えてきて事の大きさを改めて感じます。

このときは機械は大丈夫か?
下の工場に水がついてないか?
という心配しかしていませんでした。

途中で県道が再度ストップしていたので、大きく回り込んで迂回。

富野中のところをちょうど封鎖しかかっていたのですが、

泥だらけになりますよ❢❢❢

言われましたが、ここを逃すと会社にたどりつけない気がしました。

いきます。

といって県道を北上。

ここからは大変な事態になっていました。

道中にヘドロやゴミがつみあがり
ガードレールがひじゃけたり、アスファルトがめくれあがったりしていました。

さらに交通封鎖されていたので、再度迂回しなんとか県道に合流。

上之保方面へ行こうとするも封鎖されていたので、
今度は中之保方面から中濃高校の山をとおって津保谷に。

こちらも封鎖されていましたが、迂回し会社まで。

会社の前の橋
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2016年東海豪雨の際はこんな感じでした。
 


 

普段水面よりはこれだけ高さがあるにもかかわらず一体どのくらい降ったのでしょうか。

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道路が陥没しており被害の大きさを感じさせます。

工場につくと、下の工場へ水が多少入っていたので子どもたちと3人で水かき作業

そこから家に帰ろうとして見ますが、県道各所が封鎖されておりまともに進む事もできませんでした。

○神渕から

神渕方面から帰ろう。

ということで
こぶしの里さんへ。

武儀はコンビニがやってなかったので

ここで多少補給食を買うことができました。

ここから比較的道のよい県道97号間見峠を通ることに。

○帰宅後

家に帰ってきて状況を報告。

美濃のおばあちゃんの様子を見に行こう。
ということになりました。

美濃でご飯を食べていると電話がかかってきたので、
今度は上之保の親戚に応援に行くことに。

床上浸水とのこと。

○見坂峠超え

県道は封鎖されているので、美濃の見坂峠を超えることに。

ここから下之保へ降りてきて県道を北上します。

下之保の中心部殿村もそれはひどい状況でした。

あらゆるものが流されそして県道各所では疲れ切った顔で作業する方々が見えました。

途中でとぼとぼと歩いている実習生の子をみつけました。


休日美濃加茂の友達の家にいくも、バスもタクシーもでなくなり
関から20kmの道のりを歩いてかえってきたとのこと。

”一緒に行こう!”
ということで

一緒に車にのせて会社まで。


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○復旧の手伝い

上之保の親戚の家につくと

小学5年の
上の子に聞くと
”ぼくも手伝う❢❢❢”
と元気な返事。

嬉しかったです。

ここで下のこと嫁さんは帰宅。

ここから床上浸水の家で作業をしました。

あらゆるものが水を含んで重くなり、泥がついて大変なことになってしまいました。

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この塀のところまで水がきたとのことで

とんでもない、水量だったということです。

車を避難させようにも一気に水量があがったため車を避難できなかったようです。

一時間くらいがピークで一気に水量があがりその後すぐに水はひいていったようです。

とんでもない恐怖だったと思います。
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夕方今日の作業が終わり
その後もう一軒の親戚の家に。

こちらも3部屋浸水し
道が川になり大量の瓦礫が駐車場にながれついたということです。

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橋の欄干が壊れていますが、上からの丸太や車などがこの欄干に

ゴーンゴーンと鳴り響いていたようです。

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上之保は製材の産地でありその大量の丸太が大量に下流に流れ込んだようです。


橋の欄干は壊れ、大量の瓦礫がながれついています。

一旦会社に戻り、そこからどろんこを落とすため温泉に向かうことに

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当日被災した方々のために温泉が無料開放をしているということで子供と二人で向かいます。

どんな状況であったかを知りたい人がたくさんいるだろうということで

子供が写真をとりました。

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温泉下も水が使っています。

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今回一番被害がひどかったのが

上之保川合地区。

上之保の中心地の商店街です。

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道路復旧を行っていましたが、

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道に瓦礫が積み上がっていました。


道路はアスファルトがめくれ上がり通れません。

車が二台川の手すりに突き刺さっていました。

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アスファルトがめくりあがり
これ以上すすめないので 
引き返し、大和製材さんがある通りへ。


ここはもとから川から近く、洪水の被害が大きかったであろう地区です。

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洪水により小屋や家が潰れています。

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温泉につくと上から眺めることができます。

田んぼも通常に見えますが、全部浸かっている可能性がありますね。

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普通だったら入店を拒否されるレベルですが、

温泉では喜んで迎え入れてくれました。

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早朝から復旧作業で本当に長い長い一日でした。


10時間自転車に乗り続けてもこれほどの疲労にはならない。
と思いますが、今回は心底疲れました・・・

しかし復興に向けて進んでいかなければならないと思います。


トマト工業では、
復興に向けて
3トントラック、1.5トントラック、1トントラック
工場電動工具、工具の貸出を行っています。
また復興にむけて工場内設備を開放していますので、
お問い合わせください。


頑張ろう津保谷❢❢❢


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