体の使い方を考えてみたよ❢❢その1

皆様こんにちは。

私、最近キッチンを汚くするということで

当然立ち入り禁止。

こないだ焼き鳥缶詰を

ダイレクトでコンロで炙ったのがいけなかったのか?

それとも今川焼きをダイレクトでチンして
なぜか破裂したのがいけなかったのか?

それともチャーハンの米がフライパンの向こうの方に大量に飛んでいったのを確認したのが行けなかったのか?

(未確認飛行物体か❢❢)

まるでGOKIのような扱いを受けておりますよ。

一体この国はどうなっているんだ❢❢

こんにちはまぶちでございます。

さて、今日は

自転車の話は一切封印していきますよ❢

一個も出ない。

工場ではトリマー作業というのが盛んです。


ハンドトリーマという機械で板材の面を取ります。

角をR形状にするものです。

torima_thumb

板材の切断面に当てて
切削していきます。

torima2_thumb
断面図はこう。

綺麗に・速く

最近では工場のみんなが

とても

綺麗に、そして速く加工を行うようになりました。


プロとシロウトとの最大の違いはスピードであると言われますが、

速くそして綺麗にしあげるというのを見ていると

動き自体がとても美しいです。

しかし、実はこの加工自体ウチでは歴史が浅いのです。

本格的に始めたのは約1年から2年、

最初この加工にチャレンジした時に、

僕も数名の社員とチャレンジしましたが、

とても下手くそでかつ、

なかなか上手く行かない問題がたくさんありました。

◎トリマの加工例◎

刃物を交換することで板の天面や断面に対し、

様々な加工が可能です。

torima3_thumb1

弊社のNC機械でも出来ますが、

板の厚み精度がばらつきが大きいためかえって精度がでません。

 

そのため手作業で作業する方式が取られます。

工場では数十万かけて特殊ビットを製作しています。

これらの刃物は
刃物角、刃物材質などを徹底的に行錯誤した上で加工しています。

通常の刃物と比較して現在ですと16倍程度の刃物の持ちを実現しています。

通常の刃物ですと採算ベースに合わず赤字の垂れ流しになってしまいます。

トリマー加工の問題点とは


◎問題点◎

1.加工線が入ってしまう。

2.微振動で長時間できない。

3.加工のブレがでる。

という問題です。

ではこの問題の真因とは一体何だったのでしょうか?

結論から言うと

1.無駄な力が入っていた。

2.骨でなく筋肉に頼っていた。

3.末梢筋肉に頼っていた。

という3点に集約されそうです。

無駄な力とは?

ではこの無駄な力とは何でしょうか?

よく無駄な力が入ってると言われますが、
漠然としすぎて雲をつかむ状態かとおもいます。

分解して説明していきます。

例えば筋肉の中で脚を前に曲げる動きがあったとして

その直下の筋肉に力が入っていれば当然抵抗として存在するわけです。

簡単に言うと、

脚を曲げることが出来る逆に、戻す動きも出来るはずです。

そうしないと一方通行になりますのでね。

”ああー、今日手を上げっちゃったらかもう下げられんわー。”

みたいになっちゃいますのでね。

で、その動かす反対側の筋肉が力が入れば当然ブレーキの役目を果たすわけです。

この場合が

”ちからが入りすぎ。”

という状態になり、100のパワーが-40の相殺により60しか出せないわけです。

そうすると60のシゴトに対し、常時100のパワーを出し続けるので疲れ果ててしまうということになります。

これが無駄な力の正体です。

つまりリラックスするという漠然としたアドバイスではなく

ON・OFFをしっかり認識する必要があるのです。

筋肉に頼るなとは?

筋肉に頼ればすぐにダメになります。

これについては、例えば重い鉄の扉があったとします。

その扉を閉めることを想定しましょう。

鉄扉を力強く押すには

1.手を突っ張って、体重を預けるのが一番効率的かと思います。

しかし逆に筋肉を使えば


2.手を曲げて、扉を必死にグイグイ押すと思います。

どちらが効率的でパワーがいらないかと言われれば明白ですよね。

手を曲げて扉を押してもほとんど力がかかっていきません。

そんなのあたりまえじゃん!!

というしたり顔には

頭から食べかけのそばをつゆごとプレゼントすることとして、

話を勧めます。

もう一つの例としては、

膝を曲げて体重を維持する、

いわゆる空気椅子という方法。

この状態では数十秒でノックアウトです。

しかし立ち上がって骨で体を支えれば全く問題なく何時間もたっておれますよね。

同じ体重を支えるという方法でも筋肉に頼る方法と


骨で支える方法でこれだけの違いがあるということでしょう。

つまりシゴトのやり方において早くそして楽に行うというのは

極力筋肉に頼らない。と言う事になろうかと思います。

パワーを失っていないか?

人間のパワーというのは有限です。

しかしこのパワーが逃げてしまっている光景をよく見ます。

例としてはサッカーでどれだけ強烈なインパクトでシュートをしても

シューズの正面にスポンジが貼り付けてあれば、ボールは飛びません。

ロードバイクのペダリングでもつま先で漕いでいくのですが、

足首がクタクタなら有限のペダリングパワーがどんどん逃げてしまっていることになります。

つまりパワーのロスを意識的に抑えてあげる必要がありそうです。

ですのでロード乗りのふくらはぎがガチガチになっているのに肥大化していないのは、

ふくらはぎの役割が

ペダリングパワーそのものというよりも

ペダリングパワーを逃さないための固定化する筋肉としてある程度発達している。
(ドマイナー競技にたとえるから余計わかりにくいわ❢❢)

ということが言えそうです。

マブチのようなガッチガチの筋肉は実はそれほど必要ないということになるのかもしれませんね。

先のトリマー作業においても手首がブラブラしていたらパワーが相当ロスしている可能性も考えられます。

つまり筋肉は固定するだけという意識も時には必要になるかもしれませんね。

そうすればもしかしたら余計な力を抜くことが出来るのかもしれません。

硬いカニを切るときに、

体重をかけて骨で押すのか、

腕の力で切るのかの違いですね。

この場合、使用する筋肉は包丁を固定させることに使い、後は体重でカニのカラを切るわけです。

末梢の筋肉を使っていないか?


ロードバイクではよくハムストリングス筋を使う。

などといいますが、これはなぜでしょうか?

一番分かりやすいのは、それが、大きい筋肉だからだと思います。

指の力でビール瓶を動かすのと、ウデでビール瓶を動かすのでは動かせる本数が違います。

つまりより大きい筋肉を意識的につかう必要があるということです。

先のトリマー作業では上級者ほど大きな動きが見られます。

これを分解して考えてみましょう。

例えばボールを投げるときに


シロウトの人が手だけで投げるのをみたことはありませんか?

 

選手になると腰を大きく使って回転を生み出しています。

これはシロウトが末梢の腕の筋肉を使うのに対し、

プロは腰筋という大きい筋肉を使うことを意識的に行っているからだと思います。

ピッチャーが試合前にゆっくり腰を回しながら手に連動させる動作を見たことがあるかと思います。

連続作業においては、

末梢の筋肉よりも幹の筋肉が大事

というように優先順位を意識的に変える必要があるのです。

 

なぜ加工がぶれるの?

ものごとの核心に近づいてきましたよね。

加工がブレるのは、

つまり

末梢筋肉で支えていたからではないでしょうか?

壁を押す試験でもどちらがブレるかは明白です。

もし骨を使って押すことができれば、体幹の大きな筋肉を使うことで、

よりブレにくく

そして疲れにくく

そして速くできる

ということになります。

大きな筋肉は疲れにくく、ブレにくいというメリットもあるのです。

末梢筋肉<デカイ筋肉<骨

という優先順位になろうかと思います。

余談・使う筋肉をどう意識するの?

と、まぁここまでが理論でありますが、これを現実に落とし込んでいく作業が必要となります。

理論は分かったが、どうやってやるんだYO❢

と言う事ですよね。

例えば運動神経の優れた人であればそれぞれの筋肉を分解して

動かしたり意識することができるかもしれません。

しかし、
キングオブ一般ピーポー

いわゆる”キンポー”の僕なんかですと
(そんな言い方せんわバカっつ!!)

今自分がどの筋肉を動かしているのか?

などということはさっぱりわかりません。

サッカーでもテクニックのいるボールコントロールよりは

体をぶつける派でしたのでね。

ボールに対するインパクトより相手に対してのインパクト派じゃないですか。
(もうラグビーやっとけバカッ❢❢)


さて、自転車に乗るとき、よくハムストリングスを使うという表現がでますが、

あれはどういった意識で行っているのでしょうか?

どうやってそんな器用な事ができるの?

ということに関しては長くなったので次回に続きたいと思います。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)