決戦!ネックス杯ラウンド1(3ActionsCap)長良川クリテリウム2016春
みなさまこんにちは
小学校の時通知票で
基本的なしつけができていない
に6年間チェックが打たれてましたまぶちでございます
まぁ嫁さんもそれで苦労しているようですがね。
(完全にヒトゴトだな!)
さて、アンダー9(9歳以下)で”魂の走り”を見せてもらった僕はネックス杯ラウンド1に出走。
前から2番手の最高のポジションをゲット。
筋肉に張りもなく、心拍は全回復。絶好調を維持しています。
先頭は勝負を争った前回1位のイタリアンジャージの方
速い人の後に付けば有利になりますので、これ以上ないシチュエーション。
カウントダウンが開始され、
スタートが切られました。
はっきり言って余り記憶がないので、ビデオと微かな記憶と捏造で記載していきたいと思います。
ネックス杯はローリング(助走)がありませんので、そのままリアルスタートです。
キロ数は確か3kmだか6kmだかと非常に短いので、いかに前走者についていくかに焦点をしぼっていました。
ここで前走のイタリアンジャージの人のクリートがなかなかはまらず、スタートで左からごぼう抜きされます。
かなり焦ります。
ポジションが先頭から後方へと一気に下がります。
すぐにカーブが来るので、コケないように慎重に回ります。
カーブを過ぎるとここで立ち上がりインターバルがかかります。
集団は最初バラけますが、やがて一本の線のようになるはずです。
スピードがどのくらいでていたかはわかりませんが、
バラけた集団、3列から4列の右にポジションをとって回転数を上げていきます。
風の影響があるのか、スピードが乗ってきます。
行けよ!!
おまえの強みは何なんだよ!!
いってみろよ!!
心の声に押されるように
ここでなぜか必殺のスプリント発動!!
”おおおつっおおおっっっっつ!!”
集団という発射台から発射され、
川側のバックストレートで約50kmを記録。
右から集団をごぼう抜きして、
一気に先頭集団に合流と思いきや
先頭集団をすっ飛ばして先頭に。
そのままカーブに突っ込み、後は先頭で風を受けつづけます。
ホームストレートに戻ってきた時は、
先頭で逃げを打っています。
”パパ1位やよっ!!”
”すごいすごいよ!!がんばれーっつ!!”
観客(家族)大興奮状態!!
先頭が僕、追走集団が3名、やや中切れを起こしてメイン集団と続いています。
これが一周目。
エアロポジションと下ハンドルで空気抵抗を最小化して追走集団から逃げます。
これがやりたかったんやー
多幸感に包まれます。
カーブを過ぎてバックストレートに入ります。
ゴール地点では家族が見ているはず。
”おおおつっおおおっっっっつ!!”
”おらららららああああああああああ”
”おらららああれれれれれれれ”
”あれれ”
”あれれ”
”あれま。”
”進まない。”
脚に大量のモワーッ、モワワワーッが。
無酸素運動域では、急激に乳酸が溜まってきます。
心拍数185は最大心拍の99%
あっという間に体中の筋肉が乳酸に包まれてしまいました。
足という足に乳酸モワワ在庫が積み上がって、
乳酸モワワ・ジャングルに。
ということで案の定
3名ほどの
追走集団に一気にのみこまれました。
そこからはしばらくしてメイン集団にも吸収される一方で、ズルズルと順位を下げていきます。
次の手アルんだろ!!
”ドムっつ!!プランBはっ!!”
”ああっつ!!ねぇよ、んなもん!”
ということであえなくネックス杯終了ー!!
10周回するのですが、
1周めから全力の逃げを打ったことで
終盤足在庫が切れて乳酸モワワ在庫が積み上がってしまいました。
心拍は常時185オーバーで心拍、筋肉とも最後は動きません。
バックストレートでは集団の後方であえぐようにペダルを回しています。
”3人抜けー!!
3人抜いたら決勝戦ッツッツ!!!”
観客席(家族)から大応援が発せられます。
体中の乳酸が動くのを拒否しています。
それでも今度はスプリント勝負ダンシングでスプリント。
”子供が見てんだ!
後悔だけは残すかよっつ!!”
フラフラになってゴール!
全くの力不足でした。
それでも力は出し切った。
自分でも何故かすっきりしています。
思わず笑みがこぼれます。
ゴールを過ぎて最後ローリングの時に、
学生でしょうか、若い子が
”ああっーつ、”
”ああっーつ、最悪や、俺の馬鹿野郎っつ!!”
大きな声で悔しさを表しています。
順位は自分よりも上のはずですが、悔しさが隠しきれてないようです。
”ああーっつ、まちがえたーっつ!!”
おそらく10周回を冷静に数えることはレース中は難しいでしょう。
最後の1週のためにとっておいた力を発揮することができなかったようです。
こちらがニコニコしてたので話しかけたのでしょう。
”鐘が半周後になったもんね!!”
”君は次(ラウンド3)でがんばれ!”
敗者はただ消え去るのみです。
”悔いが残らんようにね!!”
お互いの健闘を称えるようにローリングして上に戻ると、
イタリアンジャージの方が見えました。
少なくとも後ろにはいなかったので、ネックス杯ラウンド3への出場権を獲得したものと思われます。
今日は一度も勝てませんでしたが、嬉しくなって話しかけました。
”(自分たちの分まで)次もがんばってください。”
生涯のライバルに対して声援を送ります。
(なにがライバルじゃ!!おめー今回も負けてんじゃねーかよ!)
水中にただようわかめのように
フラフラになっていましたが、
それはそれはかつてない多幸感に包まれましたよ。
何十年かぶりにあった
後輩の子に挨拶をして
車で帰ります。
リザルトは21人出走中、17位。
(出走前リタイヤが続出してました。)
限りなく最下位に近いですね。
まぁこんなもんです。本来の実力は。
ただ、完全に2回のレースで力を出しきりました。
逃げを打った時はするするっと前にでて
わずか1週の命でしたが、
それでも
子どもたちにも戦う気持ちというやつは
気持ちは伝わったと思います。
小3の白い子のお陰ですね。
エアロポジションと下ハンドルで逃げを打った時は最高の気分でしたよ。
前走者のタイヤを見て風から身を隠すより体を押さえつけて先頭を走るのがこんなに気持ちいいとは。
安定の惨敗に終わりましたが、いつもの感じ?で終われてよかったです。
次につながりますしね。
次は”ネックス杯ラウンド3でプロと走りたい。”
そう思いました。
帰りは子供が
”パパと帰りたい!!”
といったので、一緒に車に乗って帰りました。
それはそれは”良い寝顔”をしていましたよ。
家に帰ると、上の子が
”ピチピチのジャージ見に行こ!!僕の着るやつ!”
”あぁー自転車乗りたかったなー!!”
子どもと関のヤヨイスポーツとマーゴのヒマラヤに見に行きましたとさ。
悔いのないレースとは?
最高の結果とは?
考えだすと切りがありません。
奥が深いなクリテリウム…
長良川クリテリウム終わり。