土岐の高山城へ行こう!古城探検第44弾
古城探検も早44弾ということで
どんだけ行ってんだ。
という話にもなりますが、最近はあまりガッツリした山に登っていません。
ガッツリの定義で言えば
登山時間1時間以上といったところでしょうか。
山城は登山道が整備されておらず、道なき道をすすんでいく。
といったパターンもありますが、自転車をはじめてから体力的にキツイので、ライトな城上りが多いです。
さて、今回は土岐市。
関から自動車で30-40分のこの町は、我々中濃民からすると異国情緒あふれる土地柄であります。
多治見を中心とする東濃は、似たような町が多く、多治見→土岐→瑞浪→恵那→中津川
と続き、長野県の飯田、あるいは裏木曽へと抜けていきます。
東濃は武田軍と織田軍との最前線にあたり、山城が発達しました。
美濃という土地は、戦国期には先進国の一つでありました。
また関が原後では、美濃8万騎と呼ばれる(実際は60万石程度のため2万程度でしょうか。)
軍隊と、肥沃な濃尾平野、関ヶ原へと至る中山道、東海道という主要道の交差点。
明智光秀、竹中半兵衛などを生み出した土地柄から、
徳川家康は
この地を大いに警戒し、細切れにしました。
それが今日の岐阜県民の愛国心のなさにつながっている原因の一つだと推察しますが、
(昔は出身地岐阜といっても伝わらなかったので、名古屋の方からきた。と説明してました。)
そのため一国一城制度において城の現存度が高く、
比較的状態のよい山城が残っています。
我々中濃地区では、早くから織田の支配下に入り、
中濃の城は、豪族の小競り合いを目的とした山城であり、
山城の重要度はそれほど高くなかったように思いますが、
しかし東濃については、大国同士の最前線にあたることから”苗木城”と”岩村城”
というツートップに代表される素晴らしい山城跡が残存しています。
さて、土岐駅に着きました。
土岐と言うまちは、多治見や他の3市(瑞浪、恵那、中津川)と違って、幾つかの町の集合体ということがいえます。
それは
土岐津町
駄知町
妻木町
下石町
というまちまちです。
これはグーグルマップでよくわかります。
中央右が下石町
左下が妻木町
右が肥田町
右下が駄知町
というようにそれぞれの独立した町の集合体ということがわかります。
駅前は昭和情緒漂います。
駅前のお好み焼き屋さんにはいります。
ここは土岐にくるたび、毎度立ち寄っています。
タジミソ
多治味噌やきそば。
ここでもダジャレが。
ボリュームがハンパないです。
東濃といえばやっぱり五平餅です。しかも団子状のためとても食べやすいです。
なぜ今回、こんな駅前にきたのかと申しますと、土岐高山城については市街地にとても近い位置にあるためです。
駅と水平に走るこの道は、車がビュンビュン通るので大変です。
いつか自転車できてみたい!と思い、すぐに実行に移しましたが、それはまた後日。
どうもイオンデパートよりもこっちの方が性にあってますね。
嫁さんはイオンが大好きですが。
駅からみた駅前はこんな感じ。
土岐のモニュメント。
さて、観光というのは、やはり地元に聞くのが一番。
ということで観光協会さんへ。
案の定、お客さんはうちらだけですが、いろんな陶器があっておもしろいです。
駅前をでるとまたモニュメントが。
商店街でおしゃれなお店を発見。
どれでも100円とあれば立ち寄らない訳にはいかないです。
1Fが地の雑貨類・2Fには自衛隊グッズが。
俳優の酒井さんは土岐出身なんですねぇ・・・
酒井敏也さん
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実家は製陶業で、どんぶりを作っていた。中学の後輩に同じ駄知町出身の神奈月がいる。
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とあります。
神無月さんも岐阜出身なんですね!
さて、ここを出て、駅前商店街を南に向かいます。
土岐はすでに何回も来ているので、地理はバッチリでございます。
駅前から河を挟んで対岸をみるとこのような舌状の台地が見えます。
この台地の先端に土岐高山城はあります。
舌状の台地に城を建てる手法は、飯田城が代表的でしょうか。
従来は、この駅前よりもむしろそっちがわ、対岸に城下町が広がっていたと推察されます。
それにしても天気が最高で、晴れ渡る空と風が体を通り抜けていきます。
地図を片手に冒険がはじまります。
なるべく子どもたち自身で考えるようにしています。
親がうるさいと、子供の考える力が付きませんのでね。
いつもひどい所に行ってしまいますが・・・
平地の割に、河は浅いです。津保川よりも小さいのではないでしょうか?
このように小さい川のため、温度の置換がすすまず、
多治見に代表されるような酷暑地帯となっているのでしょうか。
コンビニの角を過ぎて直進すると土岐津町に入ってきます。
この辺りはすでに旧城下のはず。
この道の先にはどんな山城がまっているのでしょうか。
続く。