☆ロードバイクからまさかの落車っ!!☆
みなさまこんにちは。まぶちでございます。
(※一部ケガの描写があります。)
さて、休みの日に
こんな暑い日に
ロードバイクで各務原まで行ってきました。
片道約17km往復34kmとそこそこの距離。
そもそも何をしに行ったかと申しますと
今度長野で開かれる
”北アルプスグランフォンド”
に出走する際に
専門ショップの点検表が必要になるのです。
自分のロードバイクは各務原のオギウエサイクルさんで購入した
GIANT‐TCR-1というレーシングタイプ
子供のロードバイクはイオンの
モーメンタムIwant24というバイク。
嫁さんには各務原イオンに行くので、ついでによっていくということで
我々のみ自転車で自走することに。
各務原というのは関市の隣ではありますが、大変遠いイメージがあります。
それはなぜかと申しますと、
関の南側には各務原アルプスという山脈があります。
その山脈を抜けるために、
桐谷坂という峠を越えていかなければなりません。
この峠は登板車線がある坂で
およそ自転車で登るものではありません。
なぜなら交通量が多い上に巾の狭い道を高速でビュンビュン車が通っているからです。
坂の最大傾斜部分は8%とそこそこの斜面
ですが、そこに至るまで延々と緩い坂が続いています。
このゆるい長い坂で脚を削られて、前回は、激坂ゾーンにおいてついに、子供がぐずりだすという展開になり、
峠をこえるのにものすごい時間が立ってしまいました。
しかし今回は
前回の重量約14kg超のなんちゃってモトクロスバイクから
イオン・モーメンタムの重量9kgの軽量ロードバイクに変わっています。
ギア比も6速から16速へ大幅アップ。
それに度重なるロングライドで力をつけているはずですので、ちょっと期待しています。
さて、出だしは快調。
平均速度が17-18kmですので、大変快適です。
8月の終わりですが、気温は約30度、岐阜にしては涼しい方です。
多治見市民なら、厚手のコートが要るレベルですよね。
自転車ですすむということは風の壁を突っ切っていくということで
巨大な扇風機を浴びているよう。
次から次へと汗が蒸発していき、ドリンクだけがどんどん進んでいきます。
逆に止まっている方がツライですね。
17kであれば心拍も上がらないので、
全く快調です。
クロスを買った頃、ヒイヒイ言いながら乗っていた巡航スピードです。
子供の方もケイデンス高めなものの至って普通。
稲口のゲンキーを過ぎたあたりから軽傾斜が始まります。
ここでパワーを出すと後から脚が回らなくなるので、軽く行こう軽く行こうと励ましながら進みます。
スピードは一向に落ちません。
やがて坂の手前のサークルケ‐でちょっと一休み。
熱い中、一気にスポーツドリンクを流し込み、いよいよ本丸へ。
ガソリンスタンドの向こうから坂がカーブしており、ここからが結構な傾斜があります。
自分自身は、通勤でこのクラスの坂をいつものぼっているのでなんということはありませんが、
子供が心配。
こちらはフロントアウターギアですが、
子供は
坂の入り口ですでにインナーロー(一番軽いギア)を選択してしまっています。
これは、つまり余力がないということにほかなりません。
しかしながら
前回よりも一定のペースで確実に登っていきます。
子供は脚のパワーがないため坂になると一気に失速しますが、それでも数回の休みで坂をパスしました。
頂上には各務原の看板が。
前回とくらべて何倍も早いスピードで登れました。
ここからは一気のくだりです。
ブレーキいっぱい握りしめて
ゆっくりゆっくり下っていきます。
子供のロードバイクは一番基本的な
ブラケットポジションが使えません。
これは指が短いためですが、
そのためフラットハンドルポジションか、下ハンドルのみしか使えませんが、それでも一生懸命に下っていきます。
降り口で会話をするも、心拍もほとんど上がってきておりません。
筋力はそれほどカンタンに付くものではありませんが、
持久力(心拍)は確実にロングライドでついていると実感しています。
さて、ここからは町へ入って自転車屋さんに向かうルートです。
自転車屋さんはもちろん
”オギウエサイクル”
さん。
各務原市役所のすぐとなりです。
スポーツバイク専門店です。
さてオギウエさんにつくと、お客さんがすでにたくさん。
いつもお客さんでいっぱいです。
カウンターにはおそらく学生さんが3人で座っており、色々会話しています。
女性のお客さんもクロスバイクをみにきているよう。
かねてから伝えてあった点検について、聞くと忙しい中20分くらいでできるとのこと。
合わせて子供のロードも点検してもらえるとのこと。
イオンバイクで買ったロードについてはブレーキが甘いという
ご指摘をもらいました。
伸びたのか、最初から甘かったのか・・おそらく両方かも
確かにハンドルの引きしろがかなりあります。
これでは危ないということで調整してもらうことに。
言われてみれば握り切ってまだ余裕があるということはかなり不安がありますよね。
点検中に
店内を見て回ります。
在庫としては
TREK(トレック)が多いですが、
Bianchi(ビアンキ)
SPECIALIZED(スペシャライズド)
ANCHOR(アンカー)
などの新品のバイクがずらっと並んでいます。
他にも様々なメーカーの取り扱いがあるようです。
さて待つ事わずか10-15分で2台分の調整が完了しました。
前回もそうですが、調整がものすごく正確で早い!
お代を払おうとしましたが、なんとサービスですとのこと。
こうしたアフターがあるので
はやっている原因がわかりますよね。
次回もここで買おう!
と決意し、店を出ることに。
通販や量販の方が車両本体は安いケースも有りますが、これは見せかけにすぎません。
会社にも両方ありますが、やすいママチャリはギアやスプロケットのところ、更にフレーム本体までもがすでに錆びついてしまっています。
ブレーキはキーキー音を鳴らし、ちっとも効きがよくありません。
量販の安いクロスバイクは価格こそ安いものの、
持ってみると高いものと同じような塗装の中は激重のスチールフレームです。
重量が18kgって・・・(書いてあるだけ良心的ですが・・・)
むかし大学の頃に先輩からもらったホワイトのクロスバイクを持っていましたが、
最近になって買った
サイクルあさひのWEEKENDバイクス、アルミの軽量バイクに変えてから自転車というものにたいする評価が180度変わりました。
両方乗ったのでわかるのですが、
それほど違いがあるのです。
多少値段がはっても(品質の差を考えればかえって割安)
ギアに適切なオイルがさしてあり、
変速がスパスパ決まり、ブレーキがよく効く。
取り回しがよくいろいろなパーツを差し替えられ、
なおかつ軽く
それに適切なポジションに設定された
バイクの方が何十倍もよいか。
ということ、つまりプロショップの存在意義が最近になってわかるようになりました。
購入後ワイヤー関係が伸びるのは絶対ですが、快くワイヤー伸びを調整してもらったり、
変速を改良してもらったりと専門ショップのメリットは計り知れません。
とまぁそんな感じで感謝しながらオギウエさんを後に。
嫁さんは子供のロードを回収し、一足先にみんなで帰って行くことに。
こちらは一人自転車で自走して帰ります。
それにしても変速がスパスパ決まること決まること。
いままではグーッ・カチッと強めに引かないと決まらなかった変則が、カチッカチッと小気味良く等間隔で決まります。
ブレーキはかなり引きしろが減って、少しの握りでしっかりと効くように。
こちらも若干伸びがあったのでしょうか。
バイク自体の
基本性能が格段に上昇しています。
行きは子供のお守りで神経をかなり使っていました。
帰り道、集中力が切れたのか、
一人になりいろいろ他事を考えながら走ります。
ゆっくりと歩道を走って帰りました。
各務原は
途中で食べ放題の店を見つけ、ウマそうだなぁ・・・
と思ったところを明確に覚えています。
その後、瞬間ハンドルがなぜか左右にふらつき、
制御を失って、正面にダイビングしました。
バランス感覚が非常に悪いということがわかりました。
ダイビングというよりは、
ロケット、
いや
”ロケット・ダイブ”
ですよね。
横に倒れるというのは、わりかしよくあるケースだと思いますが、
何もない場所で正面に向かって
ダイビングしていく。
しかもヘッドスライディングですよ。
もう、
広島の緒方か!
というほどの見事なヘッドスライディング。
まわりの車のドライバーもみんな思わず
”セーフゥッ!!”
声が出てたと思いますよね。
そのくらい見事なヘッドスライディング。
その後、自分でもしまったと思いましたが、
顔面および両手、左膝からポタポタと垂れる生暖かい物が。
今年の夏は、眉間のケガに始まって(治療中)
お盆の郡上八幡ライドで郡上おどり後ふらついて
立ちごけして右脚を大げさにすりむきましたが、
その時以来です。
今回はうまく
右手、(手の甲)
左手、(手の甲)
顔、(下半分)
左足
そして
前回の右足
前々回の眉間(顔の上半分)
ですので、
全部合わせて
”ビンゴ!”
思わず出ますよね。
結婚式2次会なら一番ビンゴですよ。
顔は唇の裏側が
あかちゃんのおむつ
くらい
パンパンに膨れ上がりましたが、
血の味はしてませんでしたので
安心です。
むしろざっくりと掘られた両手の甲のケガが心配です。
しばらく、
そこに立ち続けていました。
体がなぜかブルブル震えます。
なんの震えかは分かりませんが、
結構町中でしたので、そこそこ恥ずかしさもあるものの、
歯も折れていないので、そこはひと安心です。
メッセンジャーバッグに入っているタオルで拭き取り、
血をポタらせながらのポダリングです。
タオルはすぐに血の色に染まり、
服もクロアチアのサポーターみたいになりながら帰ります。
外気温は35度を越し、なおも15kmくらい距離があります。
脚は回るものの、しばらく震えが止まりませんでした。
峠に差し掛かる頃には心も落ち着きを取り戻しますが、
早く帰らなければならない。
そんなことだけ考えていたと思います。
血だらけの服では、
コンビニなどにも寄れないので、
帰り、血が収まったと思ってドリンクを買おうと
町中の工場の隣にある自販機にいくと
(安いので)
プラスチックの板に自分の顔が反射して見えます。
”えっお岩さん!?”
顔の下半分、右側が真っ赤になっています。
ちょうど
□□
□■
という感じ。
”怖えええええっつ”
真っ昼間から
血だらけの服に、
血だらけの自転車、
顔の四分の一が血だらけって
相当ヤバイ人ですよ・・・
自販機の前に立っているその奇妙な男は・・・
ワロてるし・・・
そんなこんなで、外の人目が気になり、なんとか家に帰ると・・・
”どうしたのっっっっつ!!”
先に帰った嫁さんがびっくり。
顔の下半分右側は
強く打ち付けたため内出血なのか、真っ赤になっています。血はほとんどついていないのにもかかわらずです。
唇の上がかなり深く切れてしまい、
アゴの上も真っ赤に腫れ上がっています。
その後
家族会議ですよ。
顔の下半分を隠し、なおかつうまく生活するにはどうしたら良いかについて
ガーゼを当てながら顔半分を隠す。
絆創膏をうまくはる。
このへんからだんだん意見がヒートアップしてきましたよね。
顔の左半分を常に前に向ける。
サングラスをする。
速攻
”不審者じゃねーか‐よ”
というツッコミが。
しかも肝心の下半分が全く隠れていないという。
続いて
3,目出し帽をかぶる。
忍者みたいでいいやろ!
ドヤ顔でいうと
”どろぼうじゃねーかよ”
速攻ツッコミが入りましたよね。
アル・カイダ的な雰囲気もありますが、
とにかくなぜか小笑いがとれ
傷口が開く開く、
結局
”マスクをする”
という
普通に考えたらだれでもわかる案
に落ち着きました。
しかし、他の家族にケガがなくて本当によかったとホッとしました。
唇の上がかなりざっくり行っていたので跡がのこらないか本当に心配でしたが
結局その後もシゲノブ(オークワ)に買い出しにいったり、薬局に行ったりと
けが人とは思えない程の動きっぷりを見せました。
薬局に行って薬剤師さんに色々聞くと、
”すごいですね!”
”全部ですね。”
言われました。
”いやぁ・・・それほどでもありますけれども。
ケガのデパートことマブチですから。”
などとペラを回しつつ、
しっかりとご相談。
曰く、
乾燥はさせないほうが良い。
消毒はせず、水で洗い流し、保水?タイプの絆創膏をはる。
つまりあのジュクジュクを拭き取るのではなく、あのジュクジュクはケガを治そうとする体の反応なので、
むしろあれを活かしてやることが重要
と言う事でした。
そうすることで傷跡をのこさず綺麗に治すことができるということでした。
みなさまもどうか自転車の落車にはお気をつけ下さいませ。
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