腹の立つ一日!

皆様いかがお過ごしでしょうか?

私まぶちも元気に過ごしております。

今日は本当にサウナみたいな一日でしたね。

普段はめったに腹をたてないため、

ブッダのマブチ

または、

不動明王

または

”ゴリラ”

などとも言われているマブチでありますが、

先日大変腹の立つことがあり、

ご報告をしなければならない。

とそう思います。

うちの近くには大型の書店、S洋堂があります。

ここは大変品揃えがよく、

本、

または雑誌、

またはビデオ、

またはゲーム、

またはCD

となんでも揃います。

そして更には

駄菓子であったり、

アイスクリームのコーナーも存在するのです。

私まぶちも岐阜県下でも有数の”クリーマー”として有名でありますが、

通常コンビニなんかですと

コンビニが売りたい、PB(プライベートブランド)のアイスが並んでおります。

しかし、ここには

アイスクリンなるものが売っております。

アイスクリンと言えば、

土州

いまでいう土佐

もっと新しい言い方で言うと高知県でありますが、

ここが有名産地であります。

数年前、

高知城へ上る際に城内で買うことができるこのアイスクリンをたべました。

天守閣へ至る城内で売っているのです!

はまさに四国を代表する食べ物として

さぬきうどん、

そして

アイスクリンが2トップをはっていることは

皆様すでに新聞等でご覧になられたかと思います。

そのアイスクリンでありますが、もちろんメーカーは皆様御存知のとおり、

”林一二商店”

であることもまた常識の範囲であるかと思います。

このアイスクリンクリームではありません。

表面が半円になっており、”クリン”としております。

aicecrin 

この”クリン”の部分は、岩盤上に固められているため、

地球で言う

地殻のように硬く、

kagaku01

そのため食べるのに非常に時間がかかります。

これを業界用語で”シェル”などと言ったりしますが、

これがあるために

時間をかけて食べられます。

どのくらいの時間・・

もとい

”タイム”

 

でたべられるかと申しますと、

我々クラスになりますと軽く20分の大台に乗るかと思います。

 

しまいには、下のほうが破れ、下からこぼれてくる現象、

いわゆる

”チューブ”

という現象が起こったりします。

これをむしろ

好んで行う人達のことを

”チューブラー”

などとも呼びますが、

この

”チューブ”

で服の上で華麗に絵を描き上げるという

”しぼり”

なる流派があることも忘れてはいけません。

 

高知城で食べたアイスクリンは格別であり、

このアイスクリンは、

 

関ヶ原の戦いの前哨戦に置いて

 

掛川城という東海道の重要地を領地とする

山内一豊が徳川家康に

国、および城など一切を任せるという

判断を真っ先に下したことによる論功行賞で与えられました。

その石高24万国。

この大国を収めるには、従来の家臣では足りず、地元の長宗我部侍を当用して統治にあたります。

しかし、その統制を完全なものにするため、

新参の山内侍を”上士”

地元の長宗我部侍を”郷士”

とよび、完全な上下関係で縛りました。

この理不尽な差別制度は幕末まで続き

このマグマのような200年の怒りが後の維新の原動力となったことは

日本史上における劇的なドラマの一つになっております。

つまり、このアイスクリンにおいては、

マグマが内部であり、

シェルの外側、硬い部分が

差別制度であります。

我々はそのあたりをしっかりと認識しつつ、

この

上士、郷士という壁、

つまりアイスクリンのシェル=”差別のかべ”を打ち破る。

そういった歴史的姿勢が大切なのであります。

当然、正座、ネクタイ着用の元で食べる必要がありますよね。

はっきり言ってもう三洋堂に行くのは、本を買うというよりもむしろ、

こっちが目的という方も結構いらっしゃるという情報も頂いております。

さて、三洋堂でアイスクリンを買って、

おっさんが本屋でアイスクリンを一つ買う。

これが近所の方に見られでもしたら、どう思われるか。

そんな細かいことは維新の前では、顔の前のハエにすぎないということをここで宣言致します。

レジ前に並ぶと、なにやら前方が騒がしいです。

背中に大きく、HELP・ME!

と書かれた赤色の派手なシャツをきた

おばさんが変なカードみたいな物を出して

”ポイントがどうこう、どうこう”

と喋っております。

”おいおい速くしてくれよ。”

そう思って並んでいると、

さらにHELPおばやんは、

 

”ポイントポイント”

を連呼しています。

もうそれは

”リンダリンダ”

 

くらいの勢いで連呼しているわけですよ。

普段なら仏のほほえみで眺めるわけでありますが、

こちらもアイスクリン、いや、明治維新をもったまま立ち尽くしているわけで、

一刻を争うわけですよ。

”黒船がいっちまう。”

そう思うわけですよ。

なるべく温度をあげないようにアイスクリンの縁を持ち、

温度をあげないようにします。

これはいわゆる

 

”三指”


という、アイスを持つ時の必須テクニックですが、それでも限界はあります。

なにか、ふつふつとこみ上げる物がありますよね。当然ながら。

久しぶりに本気で怒ったわけでありますが、

そういった怒りも、むしろこの

アイスクリンの壁にぶつけるべきであろう。

というある種の悟りの境地にまで達した

ことをここでご報告させていただきたいとおもいます。

家に帰ってアイスクリンと格闘していますと、

どうも胸のあたりが冷たいな?

と思いましたら、やっぱり破れてました・・・

翌日家に帰って嫁にこの話をすると、

LINE

”アツシくんがおかしくなりました・・・”

と打とうとしてましたので、

必死で止めた一日でありました。


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