新型マシニングセンタ稼働
おはようございます。
シナプスの量が人の3分の1しかないんじゃないかというほど物忘れが激しいです。
とくにプライベートではただでさえ少ない脳の機能の
10%程度しか稼働しないようにしているため
ちょっとした欠陥人間が出来上がっております。
靴下を買いに行ってお茶を買ってきたり、
スーパーで牛乳を買いに行って、たこ焼きを買って帰るなどは
もう一般常識の範囲でありますが、
先日
嫁さんの誕生日を忘れる。
という案件がありましたよね。
富士急のお化け屋敷なんか比較にならんくらいの冷や汗がでましたよね。
ただ、これについては仕事量がすごかったという言い訳よりも
むしろ、前向きな案を出そうと思い、
”いやぁ、38には到底見えなかったから間違えちゃったよ。えへへ”
ということで弁解をしたのであります。
したら速攻
”おいおっさん、37なんやけど!”
この場合の
”やけど”
の”ど”は
確実に
”怒”
の
ど
でしたよね。
ちなみに自分と同い年なんですけどね・・・
さて、トマト工業初のヨーロッパ製マシニングセンタの稼働が始まりました。
該当のマシニングセンタは
4周レーザーの安全装置がついており、侵入を検知すると機械が急速停止する特殊仕様です。
主軸には
13.6馬力の超大型モーターが入っております。
弊社の主力機・TMT545が7.5馬力
ですので如何にその力が強いかがわかります。
最大高速回転数 24,000回転
TMT545が18,000回転
ですので回転数の33%回転速度が高いです。
フロア吸着ポンプが250㎥ですが、今回の機種は
250㎥×2の500㎥という超巨大なポンプがついています。
ギアヘッドは
垂直面12軸
水平面4軸
のこぎり2軸
という20軸のヘッドがついています。
加工サイズは1250×2500のサイズが加工できます。
主軸ツールレーンには8本(TMT545は5本)の刃物をストックできます。
ガントリーレーンについては両側のサーボモーターが同期しながら動くタイプです。
TMT545はサーボモーターが定盤の直下に入っており、一本の軸で動かしております。
構造的に剛性が出るのは当然両側の土台がしっかりしたものだと思います。
この巨大なヘッドが盤上を動いて切削、穴あけ、水平加工を一括で行います。
とつらつら書いてきましたが、
強みは機械的なことではなくて、実はソフト面にあります。
工場で作ったデータを工場LANによって各機械へ転送し、データ切削を可能にします。
今回は、最終製品までを一貫して製造できるシステムになります。
大量生産機ではなく、一品オーダーの製品を最高のスピードで仕上げるための機械と言えます。
またシステムとしては
すべての金具、ボード、板厚を標準化、モジュール化するため設定変更などはほとんどなく高速正確に加工ができます。
CAD+CAMに加えて高機能な設計ソフトを組み込んであるところが
今回の機械のストロングポイントと言えそうです。
CADが死ぬほどわかりづらいです。
現在
2DについてはJWCADとALPHACADを主に使用しています。
3DについてはRhinoceros(ライノセラス)を勉強中です。
この3つのCADに共通するのは、
補助線という非図形線を引っ張って製図する方法です。
例えば原点から20ミリ離れた位置に、256×264の長方形を製図する場合
非常に直感的にわかりやすく、頭であまり考える必要がないので我々超文系脳でもなんとかついていけます。
しかし、今回のCADは座標計算系という感じで現在の位置、または原点からの座標で図形を作っていきますので、非常にわかりづらいです。
これは主観的なもので、逆にこちらがわかりやすいという人もたくさんいると思います。
あくまで好みや、いままでの学習体系によると思います。
また文もすべて英語ができない自分にとっては非常に厳しい物がありますね。
設計ソフト(製品図)→CADソフト(部品図)→制御(加工データ)→切削
という順に加工をしていきます。
従来日本の加工屋さんはCADであったりとは、設計という概念がない場合が多いです。
しかしながら自社でなにごとかを発信していく場合においては
こうした設計という概念を自社に取り込むまたは、外部に委託する必要があると思います。