工場でのオリジナルテーブル完成した件
どうもこんにちは。
生産チームです。
社内ではいろいろ人事異動があって、バタついてますが、こちらは安定の暑さです。
さて、今日は、テーブルが完成した件についてお話したいと思います。
トマト工業では、キャンピングカーなどの架装関係の仕事も行っております。
その技術を転用して様々な什器をつくることができます。
今回はその一例を。
テーブル
こちらがテーブルです。
テーブルは、凸版101ecoシートスマートナノと、大日本印刷DNPのWSサフマーレを使ったオレフィンシート仕上げです。
シート天板の特徴
ちょっと前まで、オレフィンシートを天面に使うことはなかったのですが、
最近はとても性能が上がってきており、これらの素材が十分使用に耐えうるという意見があります。
造核剤が中にはいっており、耐擦傷性を大幅にあげています。
耐汚染性も優れており、ご覧のとおり。
突板の良さがありますが、ハードユースの場合、そうも言えないですよね。
擦り傷や引っかき傷にももちろん強いです。
こうした化粧板から自社で製作しております。
(※1枚の小ロットからでも加工は可能です。そのため、各種の設計開発部隊と共同で動くことが多いですね。)
天板の材質
メラミン製よりも耐久性は低いですが、
軽量なのと、価格もぐっと押さえることができます。
万が一壊れても、天板だけ簡単に替えられるようになっています。
接着剤の種類
接着剤にも実はこだわっております。
同じオレフィンシートでも、酢酸ビニル樹脂系接着剤(いわゆる木工ボンド)を使うのと、
オレフィン用のエチレン酢酸ビニル樹脂系接着剤をつかうのとでは、耐水性が大きく変わってきます。
また用途によっては、水性高分子イソシアネート系接着剤を使ったりします。こちらはさらに耐水性が高い接着剤です。
(普通の木工ボンドは、お湯などでふやけますよね。エチレン酢酸ビニルはゴムみたいになって、耐水性、物性が上がります。)
また、中央に配線口がついていますので、わざわざ床を配線しなくても、壁からダイレクトにコードを引っ張れてとても便利です。
めちゃくちゃスッキリするんです。
タイプÇ、USBそして100Vの電源をここから取ることが可能です。
脚の塗装
この脚なんですが、こちらも自社で塗装を行っております。
機械塗装用の塗料で塗装しています。
親水性塗料のため、汚れが付きづらく、かつ落ちやすいというものです。
オーダーで塗料を作って、塗装ももちろん可能です。
ソファ収納
コピー用紙500枚の束、10束を入れても全く動じないスライドレールを使用しています。
ドイツBLUM社の高級レールです。
ソフトクロージング機能がついており、静かに引き込んでくれます。
実際にすでに10年近く、オフィス袖机で使ってますが、引き込みがスムーズで本当に使いやすいです。
また、こちらは圧倒的に長持ちしますね。
社長からは、前回の
“でっかいキリンをつくるぞーーー❢”
からの
“今度は壁にスピーカーを埋め込むぞーーー❢”
ついには、
“屋上にブランコつくろう❢❢”
言われましたが、
“流石にそれはちょっと・・・・”
とみんなで止めましたとさ。
また報告したいと思います。
ではまたー!!