実務補習の記憶
懐かしい曲を聞くと当時の記憶が思い起こされることはありませんか?
ちょうど今は中小企業診断士の実務補習の時期だと思います。
通常中小企業診断士になるには
1次試験 マークシート試験
2次試験 論述筆記試験
面接試験
という段階を踏みますが、
これらをすべてクリアした後に実務補習というのがあります。
29歳の時にこの実務補習を経験しました。
実務補習はこの試験をクリアした診断士のタマゴが
現役コンサルタントの先生の指導の下
5人1チームになり、3社の会社に赴いて提言をさせてもらう。
というものです。
5人それぞれ
1.経営戦略
2.財務戦略
3.生産管理(工場等の場合)
4.販売・マーケティング
5.人事・労務
担当になり、
事前調査
↓
会社にてヒアリング
↓
各自の提言を持ち寄る
↓
各自の提言を皆でまとめる
↓
指導員の先生の指導を仰ぐ
↓
提言書をまとめる
↓
会社にて実地プレゼンテーション
という流れで行います。
それぞれの会社3社ありましたが、それはとても素晴らしい社長さんばかりで
とても協力的に進める事ができました。
実際のヒアリングからプレゼンテーションまで期間があまりないので、通常の仕事をこなしながら
提言書を作る。というとてもハードなものです。
実際徹夜に近いものが何日も続きます。
5人それぞれが全く違う分野から来ているので当然意見の対立等もありますが、
すこしづつ練り上げて一つの提言として持っていく。
それはそれは貴重な体験ができたと思います。
面接まではどちらかというと内向きの試験勉強ですが、
実務補習は中小企業診断士試験の最大の特徴だと思います。
実際に会った3社の企業経営者さん、3人の指導員の先生方、4人のメンバーはそれぞれ素晴らしい人ばかりでとても良い影響を受けることができました。
きっと会社の経営にも影響を及ぼしていると思います。
仮免生の方は本当に大変だと思いますが、ここが”功名が辻”という気持ちで頑張って良い提言をして欲しいと思います!