掃除について
最近の記事が掃除関係に占められているのはなぜでしょうか(笑)
最近社長、掃除しかしてないね!
と思われるとおもいます。
これは実は工場の生産管理と密接な関わりを持ちます。
ウチの工場がやりたいことは後に述べるとします。
いままでの工場は例えば1つの板を塗装する際に
1道具を探す、
2ワーク台の上を掃除する、
3塗料を探す
4塗料道具を持ってくる
5邪魔な物をどける
6塗料を塗る
7仮置き台の上をどける
8仮置き台に乗せ乾燥させる
これだけの工程が有ったとします。
一見当たり前の加工に見えますが、
”塗料を塗る!”
以外は仕事では無い!!
と言う観点でみると恐ろしいムダが発生していることが分かります。
これがもし完璧に整理整頓が行き届いていたらどうなるでしょうか?
1道具を持ってくる
2塗料を塗る
3仮置き台に乗せ乾燥させる
とわずか3工程で済みます。
機械加工を想定すると
機械がうごいて切削しているとき以外は
仕事ではない!
と思えば自ずとムダが見えてきますね。
K重工のT先生との話の中で
業務を標準作業化(簡単に言うと時間が決められているマニュアル)してその中で秒単位でムダを省いて行きたい!
と伝えたところ、
ウチはその前に5Sを徹底させなければならない!
と言われました。
もっともその通りでその前段階でこれだけのムダ取りが出来たと言う事です。
ムダという物に払っていたお金をお客様や従業員に分配することこそ肝要だとおもいます。
いよいよ次回からは5Sを進めつつ標準作業化に移っていきます。