「その他石膏まわりの商材について解説してみたよ。」

さて、石膏解説シリーズ4回目

 

教材用石膏

よく学校ででてくる教材用石膏は、HS-750のA級相当の石膏になります。

 

こちらは、混水量が多いので、強度はそれほど出ませんが、反面切削性や加工性が良いと言った特徴があります。

 

研磨用石膏

研磨用石膏は、プリズムを加工する際に、固定用プレートとして活躍します。

 

レンズや、プリズムを研磨するためのプレートになります。

 

建材用途

建材用途としては、GRG‐1の室内装飾用石膏がでています。

1.GRG-1について
GRGガラス繊維強化石膏と言いまして室内装飾用に使用します。
(室外はGRCと言ってセメント系で作ります、室外でGRGを使用すると雨水で石膏が溶けてしまいます。)

混水量は30%と低いので硬いです。

 

施工の例:

1.GRG-1に水を重量比30%を入れて練り込む。

2.模型に石膏スラリーをいれて塗り込む。

3.ガラス繊維に石膏スラリーを含浸させ、張り合わせる。

4.強度が十分になるまで、繰り返す。

 

大型の石膏を施工するときなどは、硬化を遅らせる硬化遅延剤(TA20A)もあります。

 

合成木材

合成木材としてはパールボードがあります。

 

サイズは、50mm厚×930mm×1230mm

こちらは主に、CNC加工機(マシニングセンタやターニングセンタ)で削りだして成形するものです。

 

かさ比重0.6とやや軽量ですが、切削性が良好でエッジが出しやすい特徴があります。

熱による伸縮性がなく、高温に耐えうるので、FRP、CFRP(カーボン)、カーボンプリプレグ成形などに利用できます。

 

航空機、レース関係、車両などの試作品に使われています。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)