樹脂に配合するタルクの割合で、あつ付、うす付が可能ですか?

Q:お世話になります。
お忙しいところ失礼かと思いますが、質問させていただきます。
先日、御社のFRP樹脂他を購入させて頂きました。
その際にFRP樹脂が余ってるいるので、
ホームセンターでタルクを購入しポリパテを自作しようかと思います。
質問なのですが、
①樹脂:タルクの割合(1:1)?
②硬化剤の配合量(樹脂の量に対して又は樹脂+タルクの量に対して?) 何%?
③樹脂:タルクの割合を変えることで粘度が変わると思うのですが、
それにより薄付けパテや厚付けとして可能でしょうか?
又、樹脂:タルクの配合を変えることで強度的には如何でしょうか?

以上、長々と書いてしまいすみません。
どうぞ御指導下さい。宜しくお願い致します。

A:いつもお世話になりありがとうございます。

 
FRP素材屋さん馬渕です。
 
1.樹脂タルクの割合
パテの粘性によっても変わりますが、概ね樹脂1kgに対しパテ1.3-1.4程度です。
粘性に応じて変えてください。
といいますのは、樹脂はバターと同じで温度で粘性が変わってきます。
また樹脂の季節型があり、スチレン含有量などに大きな違いがあるため粘性に
差が生じています。
 
2.硬化剤は概ね樹脂に対して1%ですが、実務上はそれほど大きな面積を
塗布しないことが多いので
硬化剤 は多めに入れることが多いです。
 
3.タルクの割合を変える事で用途を変えることが可能です。
あつ付をしたい場合は粘性をアップする、その逆もまた同じです。
 
強度は曲げ強度、切削強度、圧縮強度など各種指標がありますので、
それぞれによって異なります。
タルクは滑石という素材で粉体の中でも柔らかい素材になります。
そのため切削性、研磨性が良いという特徴があります。
見方を変えれば擦傷性には劣るという判断になります。
 
引張強度などについてはガラス繊維、ガラスパウダーなど繊維剤を、
圧縮強度などはタン カルを
コスト重視であればタンカルをタレ性付与に関してはアエロジルを、
切削性重視であればガラスパウダーを
塗料の密着製付与であればガラスパウダーを(塗料の種類による)選択してください。
 
どうぞよろしくお願い致します。
 

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