下地にシリコンシーラントを打ってしまった!!!

Q:FRP素材屋さんこんにちは

先日いただいたセットで防水工事をしようとおもったのですが、
入隅とコンパネの目地にシリコンシーラントを打ってしまいまして、あとからマニュアルをみて気づきました。

このまま施工しても大丈夫でしょうか?
まただめな場合、この場合どうしたらよいでしょうか?

A:FRP素材屋さんです。

いつもお世話になりありがとうございます。

まずそのまま施工というのは最もさける必要があります。

理由は2つ

1.離型性
シリコンはよく離型剤に使われます。
これはシリコンが付着しにくい性質をもつためです。
そのためシリコンを打った場所というのは離型剤ワックスが塗られている場所のような感覚になります。

2.可塑剤の移行
シリコンには可塑剤という柔軟剤のような物が含まれており、この成分がFRP樹脂の硬化阻害要因となることがあります。
そのためFRP樹脂が硬化しないケースがあります。

以上2点からシリコン下地を避ける必要があります。

取るべき案としましてはシリコンを取り除いていただき、面木などを当てて隠れるようにする。
また目地などはマスキングテープなどを貼って可塑剤の移行をふせぐ

などの目的が取られます。

合板目地のシリコン注入に関しては、わざと絶縁させる工法もあります。
これは合板の目地両脇にガチガチにFRPが密着していると合板のズレによってFRPが破断するケースがあります。

そこでかかる応力を分散させる意味合いでマスキングテープをはることもあります。

つまり点対点の応力を、マスキングテープ分の幅に分散させる目的があります。

そのためマスキングテープで絶縁するのも一つの手になりますね。 

またご不明な点がありましたらいつでもご連絡ください。

FRP素材屋さん馬渕

http://frpsozai.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)